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第8章 勇者プロデューサーへの道
第287話 女は化粧で化ける
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それから一晩飲んで、大陸情勢や、こちらからはある程度の技術を提供した。がこの話を聞いて問題となったのが潜入先だ。候補としては二つ、三つでない理由はエルシュウッドというギルド総本山はやばい。それに実は”リューネハウス”という存在が領域を持っていない恐れが出てきた。ならあいつはどこに?そして抱え込むと
意気込んだ、”楽園”はどこにある?それがさっぱり見当つかなかったのだ。この情報はないうえにランキングはかなり高い。という事は大方”領地DP”によらない稼ぎをしている可能性が高い。そして、もう一つが、思ったより”平和”だったことだ。今は勇者解放令に基づき勇者は”冒険者の一種”となっていた。一応国に就職は可能だが、
勇者としての待遇ではなく”将軍”となる。という裏道以外残されていないらしい。しかも勇者は保有できず、同じ時に召喚された従者でのみだ。となるともう国家に勇者保有の意味はない、戦争に使えない、または超優遇処置で国費が傾く…そんな存在を抱えて国家運営はできない。だが、勇者は自由になったもののここでも問題が出る。
勇者の”超絶パワー”は残っているが一般人化してしまった。当然今後は”冒険者”となる。となると、どうするか…。そこで南がとった策が”大都市建設”だったらしい。事前にこれができるなら、頭が良すぎる。そう思った。大都市を作り、日本に近い環境を生み出す。そして快適生活で勇者を釣るのだ。そうなると、リンシュメルトに行くべきか?
「でも南の領域に行ってばれないか怖いだわさ。」
そう、これが絡んだ。その話からすると、聖王国は建国したばっかりのダンマス領域で当然警備も厳しい。ばれてどうにかなるわけでもないが…。こういう裏の裏をかける人間に変な小細工をすれば立場が危うい。聞いた話だと勇者がどうも”敵ではあるが管理可能”という不思議な環境らしく現在は勇者の待遇含めかなりの大陸は動乱期にある。しかもネルさんはどうも”国家元首”でもあったようだ。あれで…。これも相当大きい。
「じゃあどうするんだよ?」
「状況にもよるが。動乱の地”モートリア”か、女子会でごまかせるリンシュメルトが候補地だな。」
モートリアは現在どうも、国がなくなって数か月という…。しかも身売りという絶賛改革中の国家だ。しかも金による無血開城。で、この中央山地の大神さんの土地から実は一番近い街道がつながっている。どうもギルドがモートリアの裏をかくべく整備した街道らしい。だから行きやすい、で次が現在大陸一栄えた都市という聖王国首都のリンシュメルトだ。一夜にして巨大建築が並び、その入植者に勇者が多く入り込んだ。そしてそのトップ”南”自身も有名な勇者であり、その信仰で多くの他の国の人間が移り住んでいるという。
「ばれない保証はないな、どこに行っても。但し逆に考えれば、今は忙しくてこっちに来れないとも言う。ならここで、潜入してみてもいいと思うが?最悪は突破すればいい。」
この3人である理由がこれだ。最悪強行突破できる人員をそろえた。ミヨちゃんも欲しいが、あの子は現在アイドルレッスン中だ。
「じゃあ、モートリアに向かって、そこからリンシュメルト行くぞ、領域境界線前後で何もなければそのまま行けるだろ?」
実はこの計画、地味に成功率が高い。というのも領域に入る際にアラームを鳴らしていればその煩雑さでマスターが死亡しうる(作業的に)。となるとアラーム設置位置はもっと手前が多いとみている、なので、境界線前後に何もなければそのまま通過可能と見ている、しかも”ギルド”による…いやスキルによる更に厳重な”偽装”がしてある。それなら通る可能性が高い。
「まあ、偽装していくだわさ。ありがとうだわさ。」
「ああ、儂はここにおる、今は…。」
「大丈夫だろう。」
亜人同盟はどうも”ダンマス保護”を掲げている、それを試す意味でもある、行ってみるか。
「じゃ。」
「行ってくるだわさ。」
そう言うと、俺達は街道を南に走っていった。ステータスが大体3万ぐらいあると、結構激走というか、車よりは知っているだけで早いのだが。だが…。
「何やってるんだ?」
「偽装だわさ?」
走りながら髪の毛を…毛を?
「あんた…。」
「これはキャラ付けと言っただわさ。目立つ必要がない場所で使う意味がないだわさ。」
昔言ったかもしれんが、鳥海さんは基本残念女子だ。トサカ頭にだわさ口調。これが全部”キャラ付け”と断言してしまう。そんな残念さんだが…。
「ここからしばらくダワサとか言わない。だから注意してね。」
…実は体に至っては超美人と言っていい美貌の持ち主でしかも紙を卸した姿は…ストレートヘアーが美しい。それでいて艶やかな髪はその外見だけでいい匂いを彷彿とさせる。美貌という言葉が合う美人だった。
バン!
「おい!」
シロウが会長を見たまま…直進して着にぶつかりやがった。分かる。それくらいの美人だ。どうしてこうなった?
「ひどい…そんな変だった?」
「いやいや。」
眼鏡をはずすと美人だったを地で行く女性とか、初めて見たぞ。
「いや、あんた…。」
「目立たなくてね…恥ずかしいから早く行って。」
顔を赤くして嫉視と手を払い、促すが…まあ走るか。元々体つきだけなら美人と言われていた女性がこれである。普通の髪の毛になれば美人。当然の流れだった。
「あ、ああ。ああ。行く。行く。」
思いっきりシロウが動揺しているが、私もミラージェと交代しておくか…。が…変わりすぎだろ?
「やっぱりちょっとショックだわ。もう少し目立っておけば気配がなさすぎるとか言われないのに…。」
それ、唖然としてた…ではないのか?目を合わせれば当然串刺しになるので、目を合わせないだけ…だったりしてな。
意気込んだ、”楽園”はどこにある?それがさっぱり見当つかなかったのだ。この情報はないうえにランキングはかなり高い。という事は大方”領地DP”によらない稼ぎをしている可能性が高い。そして、もう一つが、思ったより”平和”だったことだ。今は勇者解放令に基づき勇者は”冒険者の一種”となっていた。一応国に就職は可能だが、
勇者としての待遇ではなく”将軍”となる。という裏道以外残されていないらしい。しかも勇者は保有できず、同じ時に召喚された従者でのみだ。となるともう国家に勇者保有の意味はない、戦争に使えない、または超優遇処置で国費が傾く…そんな存在を抱えて国家運営はできない。だが、勇者は自由になったもののここでも問題が出る。
勇者の”超絶パワー”は残っているが一般人化してしまった。当然今後は”冒険者”となる。となると、どうするか…。そこで南がとった策が”大都市建設”だったらしい。事前にこれができるなら、頭が良すぎる。そう思った。大都市を作り、日本に近い環境を生み出す。そして快適生活で勇者を釣るのだ。そうなると、リンシュメルトに行くべきか?
「でも南の領域に行ってばれないか怖いだわさ。」
そう、これが絡んだ。その話からすると、聖王国は建国したばっかりのダンマス領域で当然警備も厳しい。ばれてどうにかなるわけでもないが…。こういう裏の裏をかける人間に変な小細工をすれば立場が危うい。聞いた話だと勇者がどうも”敵ではあるが管理可能”という不思議な環境らしく現在は勇者の待遇含めかなりの大陸は動乱期にある。しかもネルさんはどうも”国家元首”でもあったようだ。あれで…。これも相当大きい。
「じゃあどうするんだよ?」
「状況にもよるが。動乱の地”モートリア”か、女子会でごまかせるリンシュメルトが候補地だな。」
モートリアは現在どうも、国がなくなって数か月という…。しかも身売りという絶賛改革中の国家だ。しかも金による無血開城。で、この中央山地の大神さんの土地から実は一番近い街道がつながっている。どうもギルドがモートリアの裏をかくべく整備した街道らしい。だから行きやすい、で次が現在大陸一栄えた都市という聖王国首都のリンシュメルトだ。一夜にして巨大建築が並び、その入植者に勇者が多く入り込んだ。そしてそのトップ”南”自身も有名な勇者であり、その信仰で多くの他の国の人間が移り住んでいるという。
「ばれない保証はないな、どこに行っても。但し逆に考えれば、今は忙しくてこっちに来れないとも言う。ならここで、潜入してみてもいいと思うが?最悪は突破すればいい。」
この3人である理由がこれだ。最悪強行突破できる人員をそろえた。ミヨちゃんも欲しいが、あの子は現在アイドルレッスン中だ。
「じゃあ、モートリアに向かって、そこからリンシュメルト行くぞ、領域境界線前後で何もなければそのまま行けるだろ?」
実はこの計画、地味に成功率が高い。というのも領域に入る際にアラームを鳴らしていればその煩雑さでマスターが死亡しうる(作業的に)。となるとアラーム設置位置はもっと手前が多いとみている、なので、境界線前後に何もなければそのまま通過可能と見ている、しかも”ギルド”による…いやスキルによる更に厳重な”偽装”がしてある。それなら通る可能性が高い。
「まあ、偽装していくだわさ。ありがとうだわさ。」
「ああ、儂はここにおる、今は…。」
「大丈夫だろう。」
亜人同盟はどうも”ダンマス保護”を掲げている、それを試す意味でもある、行ってみるか。
「じゃ。」
「行ってくるだわさ。」
そう言うと、俺達は街道を南に走っていった。ステータスが大体3万ぐらいあると、結構激走というか、車よりは知っているだけで早いのだが。だが…。
「何やってるんだ?」
「偽装だわさ?」
走りながら髪の毛を…毛を?
「あんた…。」
「これはキャラ付けと言っただわさ。目立つ必要がない場所で使う意味がないだわさ。」
昔言ったかもしれんが、鳥海さんは基本残念女子だ。トサカ頭にだわさ口調。これが全部”キャラ付け”と断言してしまう。そんな残念さんだが…。
「ここからしばらくダワサとか言わない。だから注意してね。」
…実は体に至っては超美人と言っていい美貌の持ち主でしかも紙を卸した姿は…ストレートヘアーが美しい。それでいて艶やかな髪はその外見だけでいい匂いを彷彿とさせる。美貌という言葉が合う美人だった。
バン!
「おい!」
シロウが会長を見たまま…直進して着にぶつかりやがった。分かる。それくらいの美人だ。どうしてこうなった?
「ひどい…そんな変だった?」
「いやいや。」
眼鏡をはずすと美人だったを地で行く女性とか、初めて見たぞ。
「いや、あんた…。」
「目立たなくてね…恥ずかしいから早く行って。」
顔を赤くして嫉視と手を払い、促すが…まあ走るか。元々体つきだけなら美人と言われていた女性がこれである。普通の髪の毛になれば美人。当然の流れだった。
「あ、ああ。ああ。行く。行く。」
思いっきりシロウが動揺しているが、私もミラージェと交代しておくか…。が…変わりすぎだろ?
「やっぱりちょっとショックだわ。もう少し目立っておけば気配がなさすぎるとか言われないのに…。」
それ、唖然としてた…ではないのか?目を合わせれば当然串刺しになるので、目を合わせないだけ…だったりしてな。
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