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第8章 勇者プロデューサーへの道
第286話 分からない時は人に聞く。聞かないと大損害を出す場合がある。
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とりあえず今回は、鳥海さん、シロウ、俺の3名となった。後は店や本国など、さまざまに用件がある、それに危険地帯である場合、シロウでさえかばわないといけないがその他は単独でも国を潰せる程度の戦力だと思っている、だからこそ、少数にした。それに最近アイドルレッスンのほうがみんないいらしく…あ、タミさん連れてこればよかった。
「でもまあ、取りあえずは、大神さんの所に行くか…。」
「ああ。」
3人はとりあえず、中央山地にあるスライムのダンジョンマスターのエリアに向かった。冬が近いために農地の各所では収穫後となっており、休耕地が多く見かけられた。
「あ、いらっしゃい。」
家の近くに来ると、庭いじりをしているエルフの姿があった。
「そう言えば、名前聞いてないな…。」
「確かに、私、スライムのダンジョンマスターの第一の僕”トシハル”と申します。」
「これはご丁寧に、それでマスターはいます?」
「いますよ、今日はやっと収穫物の整頓が終わったので、一休み中です。マスター。」
「聞こえとるわい。入ってくれ。」
俊三さんの声に…
「作ってよかったと思うよ、小さい家だがな。」
じっと見るのは設計したことがある…昭和建築というルームだ。ダンジョンマスターが住む家としては手狭だが哀愁があり、かつ合理的だ。大きさより実利という人向けの建築となっている。ついでに改良版の”店舗型建築”及び”オフィス建築”というルームはバトル経由の手売り専用ルームだ。
「で、どうしたんじゃ?」
「いろいろ情報収集中でね。できれば聞かせて欲しい。」
そのあと俊三さんの家に入り、この大陸の歴史を”かくかくしかじか(俺ツエー本編をご覧ください特に6章)”された、ただ特筆すべきは、大量に勇者が召喚され、それに伴いダンマスが出現し、その幼いというより準備不足のまま発見され勇者に駆逐された件と…。
「このステータスは本当なのか?」
「ああ…そうじゃ、ここに逃げ込んできた勇者の物じゃからな。」
実際異世界転移した・・・経営者ともいえるダンマスにとってステータスの数値は…あのバトルでのヨミさんはともかく、その他は絶対だ。その中においてほぼすべての勇者がレベル10前後であり、下手すれば一桁でもある。それでいてい大体100行けばいい方だった。これが代々4人、これが平均ユニットだ。これでも一般人より相当高いが今までの数値を見る限りオーガの中位職業相手できればいい方だ。はっきり言えば…ラクシャーサクラスを相手には生きていけないし、勇者の定義は言っては悪いが”中位モンスター”程度だ。ゴブリンと扱い変わらん。しかも、ここを通過する勇者は大抵検挙で生産系や、非戦闘系を望む勇者が多いという。その為ステータスは低いという。
「でも爺さん、これでよく死んでないな?」
「これじゃ。」
そう言って取り出したのは金色の…ギルドカードか。
「このカードはステータス偽装のLV6が付与されておる。本人のステータスが偽装可能じゃ、だからこそ、普通のじいさんじゃよ、ここではトシゾウで通しておる、」
酒を茶碗に注ぐ。そう言えばこの周りの土は粘性が高そうだ。これは陶器ができるな。
「そんなものが…。」
「で、聞いた話じゃと、勇者以外ではほぼ見破れん、しかも勇者も相当鍛えないと無理じゃそうじゃ。だから、ここで勇者の脱走を助けていたんじゃ。」
「ん?いた?」
シードルを自分のダークマターの自分のカップに注ぎ、軽く飲む。
「ああ、最近聖女南がこの辺の大陸の地図を一変させおった。それでギルドと掛け合い”勇者解放令”を出させおった。これは行商人から聞いたのからのぉ?」
「勇者解放令?」
「国で勇者を保有するのを禁じたんじゃ。全員を”ギルド”の所属として、そしてギルドは勇者を支える組織として勇者優先とするという法律じゃ、」
「どこの国だか知らんが、そんな無茶な命令誰が聞くんだよ?」
シロウも最近作った濁り酒をダークボックスから取り出し、自分の器に注ぐ、
「世界会議じゃ。」
「世界会議?」
「世界の全国家が参加する・・・という話でこの大陸の全部の国家が参加する会議があるんじゃ。そこで決議されたんじゃよ。勇者を保有すれば違反となるとな…。」
結構大胆な事をしたな…。
「何でだよ?国の力になるんだろ?」
「ああ、おかげさまでダンマスや、国民は勇者という名の”盗賊”相手に物を奪われ、村を焼かれ…。それでも国は罰することができんかった。ギルドも最初はその勇者を擁護しておったという話じゃ。で、特にこの南のモートリアは国益と言ってそれこそ勇者を100人呼ぶつもりでガンガン召喚したんじゃ。」
…あほか、そんなことすれば…いや?
「それはもしかして…。」
もしかして、これに意味があったのか?
「まあ、その中には当然、戦闘が苦手な勇者、そして従者として異世界人が混ざる。それでも兵器運用するべく各地に配置して国防・・・医や侵略しようと思ったんじゃ。が・・。」
「なんだ?」
「勇者は”正義でなくてはならない”これが勇者の”制限”じゃった。これが発覚したんじゃ、それがこの勇者解放令に全員が賛同したらしいんじゃと…。」
「何だそれ?」
正義でなくてはならない。勇者が勇者していなくては勇者足らず…か。
「でもまあ、取りあえずは、大神さんの所に行くか…。」
「ああ。」
3人はとりあえず、中央山地にあるスライムのダンジョンマスターのエリアに向かった。冬が近いために農地の各所では収穫後となっており、休耕地が多く見かけられた。
「あ、いらっしゃい。」
家の近くに来ると、庭いじりをしているエルフの姿があった。
「そう言えば、名前聞いてないな…。」
「確かに、私、スライムのダンジョンマスターの第一の僕”トシハル”と申します。」
「これはご丁寧に、それでマスターはいます?」
「いますよ、今日はやっと収穫物の整頓が終わったので、一休み中です。マスター。」
「聞こえとるわい。入ってくれ。」
俊三さんの声に…
「作ってよかったと思うよ、小さい家だがな。」
じっと見るのは設計したことがある…昭和建築というルームだ。ダンジョンマスターが住む家としては手狭だが哀愁があり、かつ合理的だ。大きさより実利という人向けの建築となっている。ついでに改良版の”店舗型建築”及び”オフィス建築”というルームはバトル経由の手売り専用ルームだ。
「で、どうしたんじゃ?」
「いろいろ情報収集中でね。できれば聞かせて欲しい。」
そのあと俊三さんの家に入り、この大陸の歴史を”かくかくしかじか(俺ツエー本編をご覧ください特に6章)”された、ただ特筆すべきは、大量に勇者が召喚され、それに伴いダンマスが出現し、その幼いというより準備不足のまま発見され勇者に駆逐された件と…。
「このステータスは本当なのか?」
「ああ…そうじゃ、ここに逃げ込んできた勇者の物じゃからな。」
実際異世界転移した・・・経営者ともいえるダンマスにとってステータスの数値は…あのバトルでのヨミさんはともかく、その他は絶対だ。その中においてほぼすべての勇者がレベル10前後であり、下手すれば一桁でもある。それでいてい大体100行けばいい方だった。これが代々4人、これが平均ユニットだ。これでも一般人より相当高いが今までの数値を見る限りオーガの中位職業相手できればいい方だ。はっきり言えば…ラクシャーサクラスを相手には生きていけないし、勇者の定義は言っては悪いが”中位モンスター”程度だ。ゴブリンと扱い変わらん。しかも、ここを通過する勇者は大抵検挙で生産系や、非戦闘系を望む勇者が多いという。その為ステータスは低いという。
「でも爺さん、これでよく死んでないな?」
「これじゃ。」
そう言って取り出したのは金色の…ギルドカードか。
「このカードはステータス偽装のLV6が付与されておる。本人のステータスが偽装可能じゃ、だからこそ、普通のじいさんじゃよ、ここではトシゾウで通しておる、」
酒を茶碗に注ぐ。そう言えばこの周りの土は粘性が高そうだ。これは陶器ができるな。
「そんなものが…。」
「で、聞いた話じゃと、勇者以外ではほぼ見破れん、しかも勇者も相当鍛えないと無理じゃそうじゃ。だから、ここで勇者の脱走を助けていたんじゃ。」
「ん?いた?」
シードルを自分のダークマターの自分のカップに注ぎ、軽く飲む。
「ああ、最近聖女南がこの辺の大陸の地図を一変させおった。それでギルドと掛け合い”勇者解放令”を出させおった。これは行商人から聞いたのからのぉ?」
「勇者解放令?」
「国で勇者を保有するのを禁じたんじゃ。全員を”ギルド”の所属として、そしてギルドは勇者を支える組織として勇者優先とするという法律じゃ、」
「どこの国だか知らんが、そんな無茶な命令誰が聞くんだよ?」
シロウも最近作った濁り酒をダークボックスから取り出し、自分の器に注ぐ、
「世界会議じゃ。」
「世界会議?」
「世界の全国家が参加する・・・という話でこの大陸の全部の国家が参加する会議があるんじゃ。そこで決議されたんじゃよ。勇者を保有すれば違反となるとな…。」
結構大胆な事をしたな…。
「何でだよ?国の力になるんだろ?」
「ああ、おかげさまでダンマスや、国民は勇者という名の”盗賊”相手に物を奪われ、村を焼かれ…。それでも国は罰することができんかった。ギルドも最初はその勇者を擁護しておったという話じゃ。で、特にこの南のモートリアは国益と言ってそれこそ勇者を100人呼ぶつもりでガンガン召喚したんじゃ。」
…あほか、そんなことすれば…いや?
「それはもしかして…。」
もしかして、これに意味があったのか?
「まあ、その中には当然、戦闘が苦手な勇者、そして従者として異世界人が混ざる。それでも兵器運用するべく各地に配置して国防・・・医や侵略しようと思ったんじゃ。が・・。」
「なんだ?」
「勇者は”正義でなくてはならない”これが勇者の”制限”じゃった。これが発覚したんじゃ、それがこの勇者解放令に全員が賛同したらしいんじゃと…。」
「何だそれ?」
正義でなくてはならない。勇者が勇者していなくては勇者足らず…か。
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