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第7章 魔界慰安旅行一泊二日
第270話 大会社合併のサプライズは心臓に悪い
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「お客様の接待とはいえ…。」
王都第6区と呼ばれた…庶民向けレストラン街ある”異世界居酒屋”に、なぜか3人が座っている、ミヨちゃんも、きてはいるのだが…
「皆様、おごりですので、お食べください、」
と料理を差し出してるのはハーリスさんだった。
「そう言えば、二人は?」
「ああ、野暮用がありまして、少し出かけております。任務優先ですので。」
「あそこまで差があるとは…。」
そう、私たしにかかった話をして、ここにミヨちゃんを寄せだ。その時のみよちゃんの顔は、ちょっと弱いものを見る感じだった。が、隣のエレノアさんを見た瞬間
…顔が死んだように青くなった。そう、魔王としても格が違い過ぎたのだ。大方捕食者と獲物程度の差はある、その位二人は強かった。がハーリスさんが来てふたことぐらい言うと
二人は、路地裏に駆け込み、残ったハーリスさんがこうして、料理屋に誘ってくれたのだが、異世界居酒屋ねえ。
「ふむ…さすがに私は戦闘は苦手な部類ですので、」
「分かっております、あの二人は少し戦闘狂にもほどがあるので、ただ、強者と戦わないとレベルは上がりにくいかと…。」
そう言う意味で言うとあの魔王コンビはステータスの数倍は強いだろう。ステータスに頼り切った甘えていた自分に謝りたい、それはミヨちゃんも一緒だ。大方。生態的嫌悪感が支配しているのだろう、
「強者ですか。」
「はい、強いものと戦う経験は良いレベルアップとなります。覚えておくといいでしょう。」
ふむ…が、まだ体の芯の震えが止まらない、これはきついな。ミラージェは…復活したようだ。が…ストック外に出るのは少し後になりそうだ。その時だった。ギルドカードが揺れた。
「少し失礼。」
”緊急連絡だわさ。魔王軍が消滅しただわさ。そして亜人同盟という組織ができただわさ。そのトップに鍛冶師、聖女が付いただわさ‼情報収集を頼んだだわさ”
「は?」
急いでダンマスSNSを開き、”ニュース板”を確認した、そこには祭りどころではない喧嘩だった。というのもどうも発端は魔王軍はどうも、もともと人間支援思考の支援派と魔王かくあるべ氏の”撲滅派”と抗争していたらしい。そこに来たのが人間に支援したい”鍛冶師”であり、それにたちと合併することになった。だが、いくつかの組織が離脱
を表明した。その中にはあの少女っぽいエルフ”ネル”やドラゴンのダンジョンマスター”リューネハウス”が含まれている、が、これと共に大陸統一機構をまとめた南が合流、主流派を支援派が握り成立したらしい、それに伴い魔王軍は消滅した。…へ?
「なにこれ?」
ミヨちゃんでも驚くウルトラC。そのレベルの奇想天外だ。そして、中堅組織だったはずの”山岳同盟”は”亜人同盟”となり、一躍ランキングトップに。また、これに伴い勇者大陸ともう一つ、山岳同盟領地が公開された。どうも…勇者大陸ほぼ全域、および荒野の大陸の北部の一部が亜人同盟領地となったらしい、それにはさすがに今まで
魔王軍の利権にあやかるべく軍をすすめた各団体が猛反発した。しかもこれ…。勇者抱え込み宣言!それがなされた。
「すまない…少ししたらこっちに皆が来る、その分も構わないか?」
「はい、その分も…あの二人に払わせます、大丈夫ですよ。」
…意外と経済観念しっかりした人だな…。どうも、亜人同盟は正式に”勇者”を手に入れたと宣言した。しかも公開された事実はもっと衝撃だった。どうも…ダンマス一人につき一人”勇者”が発生する。が出発地点は”勇者大陸”だ。そうなると、当然勇者大陸には大勢の勇者がいる、その為勇者が大体…60人近くいたらしい、そしてその支援として自分たちは名乗り出る事により、勇者を部下として使えるようになったというのだ。これが凶悪な爆弾として各団体に衝撃を与えた。最悪自分に対応した勇者が”魔王軍”から派遣されかねない。という事である。亜人同盟は公式では”勇者のたずなを握る”として、管理された勇者を宣言。ダンマスに被害を与えさせないという事になっている、がこの事実は重い、自分に対応した勇者がこっちに来れば、当然襲いかねない。そしてそいつは”魔王軍”の援助を受けている、当然強いだろう、そして後ろ盾の強さで殺せない、これだけ厄介な勇者はいない。社会的強者となった勇者、こんな非常識な物体が怖い。しかも後ろには常勝無敗の”ゴブリン村”がいる。最悪だ。そしてもう一つは勇者の活動範囲に、”荒野大陸”が加わった公算が高い。勇者のダンマス他大陸の攻撃の可能性だ。今までは勇者は”勇者大陸”を出ることが無かった。が、今度はもう違う、山岳同盟の手下として出てくる可能性がある、
「私はいない方がいいですね、お支払いはこちらでしておきます。ではごゆっくり。」
そう言うと、歩いてハーリスさんは外に出て行った。が、頭が痛い、
「いらっしゃいませー。」
声のした方を見ると、青ざめた顔の4人だ。鳥海さんは別行動か…。
「やばい事になった!」
「分かっている、座れ。」
シロウは意味が分かっているようだ。
「どういう意味よこれ。」
「魔王軍が勇者抱え込みを宣言したんだ。公式にな。結構危ないぞ、今後は勇者の襲撃がありうる、しかもダンマスの情報が駄々洩れだ。」
「え?」
3人の女性の顔が青い、
「秘密基地という考えがないと、最悪、襲撃される、が、こっちの大陸側にはないから、危険なのは”子爵国”だけだ。」
「みんな集まっただわさ。」
鳥海さんが駆け寄ってくると、店員も来る、
「注文は?」
無言でミヨちゃんがメニューを差し出す、
「生一つ、枝豆、後刺身な。人数分。」
「ありがとうございましたー」
声が響くと、さっとカードを出してくる、それに私がタッチする、そして、さっと、去って行った、明朗会計。
「でも怖いだわさ、こんな事が起こると思わなかっただわさ。こっちに気が付いているだわさ?」
確かに勇者大陸の隙間にこっそり、自分たちも領地は挟んである、なので行ける、がこうなると思わなかった。勇者抱え込み宣言か…。
「ってなると、あのギルドがどうなったんだ?」
「ギルド?」
奥原さんたちが疑問の声を上げる、
「勇者たちは基本”ギルド”に属する冒険者なんだ。となると、何らかで”ギルド”が寝返ったとも考えられる、大方…。」
言っても信じてもらえないだろう…。魔王が動いた。そう考えるべきだ。そして、自分たちの手元にはそのギルドカードがある、これは神様込み運営公認だ。
「って事は、政変があったのか?勇者たちに?」
「…そうなのか?」
「分からないことだらけだわさ。こうなると、調査が欲しいだわさ。勇者大陸か…。」
「ドルカスは交渉…。」
「できるはずだわさ。」
山岳同盟のトップドルカスはよくこっちに”工事設計”を依頼したり、こっちの設計でイツキたちが建物を建てる際の”仕事仲間”でもある、がこう動くとは全然思わ無かった。土建屋が世界を制覇したノリだ。こうなると、問い合わせてもいいかもしれん。
「でも、コネ作っておいてよかっただわさ。」
「どういう意味よ。」
「これだわさ。」
そう言って差し出したのは”美少年通信”だ。
「これは?」
「ああ、どうも”聖女の南”が今回一枚かんでいるだわさ、そして彼女は”ダンマス女子会”のメンバー”だわさ。時々出す”美少年通信”を定期購読していただわさ。」
「は?」
出ているのは”ゴブリン村特集:輝くリーメ君特集”と書かれた美少年通信だった。
「このコネもあるだわさ、でもあのエルフの”ネル”を追い出しただわさ?」」
そう、この件で、”ネル”及び”リューネ”という高額ランカーがなぜかランキング事消えた。死亡可能性があるのだ。これが意外だった。あの温厚そうな少女を殺すのか?そして、最強と呼ばれたドラゴンも?政変にしても事情がつかめない。
「ふむ…これは、帰還したほうがいいかもしれん、明日から、相当忙しくなるぞ。」
王都第6区と呼ばれた…庶民向けレストラン街ある”異世界居酒屋”に、なぜか3人が座っている、ミヨちゃんも、きてはいるのだが…
「皆様、おごりですので、お食べください、」
と料理を差し出してるのはハーリスさんだった。
「そう言えば、二人は?」
「ああ、野暮用がありまして、少し出かけております。任務優先ですので。」
「あそこまで差があるとは…。」
そう、私たしにかかった話をして、ここにミヨちゃんを寄せだ。その時のみよちゃんの顔は、ちょっと弱いものを見る感じだった。が、隣のエレノアさんを見た瞬間
…顔が死んだように青くなった。そう、魔王としても格が違い過ぎたのだ。大方捕食者と獲物程度の差はある、その位二人は強かった。がハーリスさんが来てふたことぐらい言うと
二人は、路地裏に駆け込み、残ったハーリスさんがこうして、料理屋に誘ってくれたのだが、異世界居酒屋ねえ。
「ふむ…さすがに私は戦闘は苦手な部類ですので、」
「分かっております、あの二人は少し戦闘狂にもほどがあるので、ただ、強者と戦わないとレベルは上がりにくいかと…。」
そう言う意味で言うとあの魔王コンビはステータスの数倍は強いだろう。ステータスに頼り切った甘えていた自分に謝りたい、それはミヨちゃんも一緒だ。大方。生態的嫌悪感が支配しているのだろう、
「強者ですか。」
「はい、強いものと戦う経験は良いレベルアップとなります。覚えておくといいでしょう。」
ふむ…が、まだ体の芯の震えが止まらない、これはきついな。ミラージェは…復活したようだ。が…ストック外に出るのは少し後になりそうだ。その時だった。ギルドカードが揺れた。
「少し失礼。」
”緊急連絡だわさ。魔王軍が消滅しただわさ。そして亜人同盟という組織ができただわさ。そのトップに鍛冶師、聖女が付いただわさ‼情報収集を頼んだだわさ”
「は?」
急いでダンマスSNSを開き、”ニュース板”を確認した、そこには祭りどころではない喧嘩だった。というのもどうも発端は魔王軍はどうも、もともと人間支援思考の支援派と魔王かくあるべ氏の”撲滅派”と抗争していたらしい。そこに来たのが人間に支援したい”鍛冶師”であり、それにたちと合併することになった。だが、いくつかの組織が離脱
を表明した。その中にはあの少女っぽいエルフ”ネル”やドラゴンのダンジョンマスター”リューネハウス”が含まれている、が、これと共に大陸統一機構をまとめた南が合流、主流派を支援派が握り成立したらしい、それに伴い魔王軍は消滅した。…へ?
「なにこれ?」
ミヨちゃんでも驚くウルトラC。そのレベルの奇想天外だ。そして、中堅組織だったはずの”山岳同盟”は”亜人同盟”となり、一躍ランキングトップに。また、これに伴い勇者大陸ともう一つ、山岳同盟領地が公開された。どうも…勇者大陸ほぼ全域、および荒野の大陸の北部の一部が亜人同盟領地となったらしい、それにはさすがに今まで
魔王軍の利権にあやかるべく軍をすすめた各団体が猛反発した。しかもこれ…。勇者抱え込み宣言!それがなされた。
「すまない…少ししたらこっちに皆が来る、その分も構わないか?」
「はい、その分も…あの二人に払わせます、大丈夫ですよ。」
…意外と経済観念しっかりした人だな…。どうも、亜人同盟は正式に”勇者”を手に入れたと宣言した。しかも公開された事実はもっと衝撃だった。どうも…ダンマス一人につき一人”勇者”が発生する。が出発地点は”勇者大陸”だ。そうなると、当然勇者大陸には大勢の勇者がいる、その為勇者が大体…60人近くいたらしい、そしてその支援として自分たちは名乗り出る事により、勇者を部下として使えるようになったというのだ。これが凶悪な爆弾として各団体に衝撃を与えた。最悪自分に対応した勇者が”魔王軍”から派遣されかねない。という事である。亜人同盟は公式では”勇者のたずなを握る”として、管理された勇者を宣言。ダンマスに被害を与えさせないという事になっている、がこの事実は重い、自分に対応した勇者がこっちに来れば、当然襲いかねない。そしてそいつは”魔王軍”の援助を受けている、当然強いだろう、そして後ろ盾の強さで殺せない、これだけ厄介な勇者はいない。社会的強者となった勇者、こんな非常識な物体が怖い。しかも後ろには常勝無敗の”ゴブリン村”がいる。最悪だ。そしてもう一つは勇者の活動範囲に、”荒野大陸”が加わった公算が高い。勇者のダンマス他大陸の攻撃の可能性だ。今までは勇者は”勇者大陸”を出ることが無かった。が、今度はもう違う、山岳同盟の手下として出てくる可能性がある、
「私はいない方がいいですね、お支払いはこちらでしておきます。ではごゆっくり。」
そう言うと、歩いてハーリスさんは外に出て行った。が、頭が痛い、
「いらっしゃいませー。」
声のした方を見ると、青ざめた顔の4人だ。鳥海さんは別行動か…。
「やばい事になった!」
「分かっている、座れ。」
シロウは意味が分かっているようだ。
「どういう意味よこれ。」
「魔王軍が勇者抱え込みを宣言したんだ。公式にな。結構危ないぞ、今後は勇者の襲撃がありうる、しかもダンマスの情報が駄々洩れだ。」
「え?」
3人の女性の顔が青い、
「秘密基地という考えがないと、最悪、襲撃される、が、こっちの大陸側にはないから、危険なのは”子爵国”だけだ。」
「みんな集まっただわさ。」
鳥海さんが駆け寄ってくると、店員も来る、
「注文は?」
無言でミヨちゃんがメニューを差し出す、
「生一つ、枝豆、後刺身な。人数分。」
「ありがとうございましたー」
声が響くと、さっとカードを出してくる、それに私がタッチする、そして、さっと、去って行った、明朗会計。
「でも怖いだわさ、こんな事が起こると思わなかっただわさ。こっちに気が付いているだわさ?」
確かに勇者大陸の隙間にこっそり、自分たちも領地は挟んである、なので行ける、がこうなると思わなかった。勇者抱え込み宣言か…。
「ってなると、あのギルドがどうなったんだ?」
「ギルド?」
奥原さんたちが疑問の声を上げる、
「勇者たちは基本”ギルド”に属する冒険者なんだ。となると、何らかで”ギルド”が寝返ったとも考えられる、大方…。」
言っても信じてもらえないだろう…。魔王が動いた。そう考えるべきだ。そして、自分たちの手元にはそのギルドカードがある、これは神様込み運営公認だ。
「って事は、政変があったのか?勇者たちに?」
「…そうなのか?」
「分からないことだらけだわさ。こうなると、調査が欲しいだわさ。勇者大陸か…。」
「ドルカスは交渉…。」
「できるはずだわさ。」
山岳同盟のトップドルカスはよくこっちに”工事設計”を依頼したり、こっちの設計でイツキたちが建物を建てる際の”仕事仲間”でもある、がこう動くとは全然思わ無かった。土建屋が世界を制覇したノリだ。こうなると、問い合わせてもいいかもしれん。
「でも、コネ作っておいてよかっただわさ。」
「どういう意味よ。」
「これだわさ。」
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「これは?」
「ああ、どうも”聖女の南”が今回一枚かんでいるだわさ、そして彼女は”ダンマス女子会”のメンバー”だわさ。時々出す”美少年通信”を定期購読していただわさ。」
「は?」
出ているのは”ゴブリン村特集:輝くリーメ君特集”と書かれた美少年通信だった。
「このコネもあるだわさ、でもあのエルフの”ネル”を追い出しただわさ?」」
そう、この件で、”ネル”及び”リューネ”という高額ランカーがなぜかランキング事消えた。死亡可能性があるのだ。これが意外だった。あの温厚そうな少女を殺すのか?そして、最強と呼ばれたドラゴンも?政変にしても事情がつかめない。
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