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第7章 魔界慰安旅行一泊二日

第265話 不安の残る観光は楽しめない。

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 結局、会話後に、地図にマーキングをし(その機能がギルドカード側にあった)そのまま落下、ダークボックスで足場を作ると、囲いを作った後で思いっきり拡大、身長を元に戻した後に、肉を軽く調理後、口にぶち込みまくった。1000mにもなると、ゴールデンブルでさえ腹いっぱいにならず、一応”栄養成長”の効果と魔素栄養の効果で食事を減らすことができるが”減らす”が限界で少し危機感があった。なのでここで一気に食べてしまう、ダンジョン内なら”サイズリマインド”機能で大きさを変更できるので、DPさえ気を付ければいいが、そうならない以上ある程度肉を食べておく…もったない、が、これで10日はもつ、ただ、疑念的に…実は”MP”の回復が上の世界の時間参照みたく、回復が遅い。結構まずいことが多い。そして、小一時間飯の時間を終了するとそこにはミヨちゃんもいた。
「マスター。どうします?」
「行くぞ、帰る、そして、連絡する。で時間計測結果を伝える、で、それが終了後、ダンジョンに向かう、」
「はーい。でもマスター。ダンジョンなんて何で?」
「レベリングだ・・・実は陰に潜んで設計させるだけならフェルミィに交代してやってもいい。が私が行った方がいい。この世界はそう…レベルを上げるための世界、だと思う。」
 世界の都合がそんな感じだ。戦闘に特化したモンスターがうろつき、復活する。そして、旨い飯で、回復を促成…ただし、大方、あの”街”大方敵となると恐ろしい牙の向き方をすると思う、ただ強引に攻めてこないだけだ。そしてこの世界のダンジョン…絶対に何かある。そして、影に潜り…王都に戻った。が、本当にメールは便利だな…。
「そんな事になってただわさ!」
 とメールでさえ語尾を付ける…会長が怖い。がこれにより、全員行動は一応報告はもらうが、自由行動とした。ただしこっちはPT切ったままだ。というのは、実はちょっとだけ懸念がある。あの敵の数の事だ。レベリングするためなら、あんな身の丈に合わない、化け物が全員突進してくるのがおかしい。ありえないと思っている。なので、取りあえず、自分一人で検証するつもりだ。まあ、…終わってもPTは組まないかもしれん。但し、日々中立モンスターのディスペンサーキャッチからの経験値ムーブという切ない経験値貯めより、ずっと有意義だ。それにこっちの出費0…旨いと言えばうまい、
「で、検証が絡むため、レベル測定を行い、データが欲しい。それをあの”運営”に売りつける。せめて”貸し一つ”まで行けばいい。」
「了解だわさ、アチシも離れるだわさ。ダンジョンがこっちにあるなら、ギルドに行くだわさ。」
 以下メールのやり取りだった。そして王都に戻ってくると夕方だった。捜索等様々あって疲れた。寝よう。

 夜は、また別の宿に泊まるとともに…。建築を確認、様々あって逆に楽しい、どうもこの大都市、”スラム”まである、そのうえ、貴族街もある、そして城壁は2層で畑も城壁内部にある、凄いな。で、陽があるのはこの巨大施設”冒険者ギルド”総本部だ。
「いらっしゃいませー。」
 いつ来ても慣れない。
「マスター。どうする?」
「昨日来ないって事はまだ動かない、二十日以内に来ないなら。動かないと判断していい。情報を得る、」
 資金は先日のスタンピードモドキで274万DP分にも及ぶGPがあり、食事だけなら、フルコースを連日食べても十分だろう、しかも店は様々な専門店にそれこそ奥原肝入りのカフェがちゃんと現代日本風の編成や、イタリア風まであった。品ぞろえが豪華であり、まさに…パラダイスだ。アニメみたいな”異世界タウン”であり”メシウマ”これこそ除く物の多いファンタジーだろう、魔界は怖いな…。
「これを見に来たんだ。」
 それが依頼ボードだ。ここにはあっせんされている仕事が張られている、これを見て、係員に伝えると、仕事登録を行う、そしてカードに仕事が記録される。そうすることで後は自動に行う。なんとアイテムに関してはカードの一部をカメラ代わりに撮影すると、そのアイテムが転送され、自動で利益が産出される。金カードはさらに”依頼ボード”をカード内部から見る事が出来て、そこからも受注が可能、わざわざ解体納品等をすることもない、それ以外に死体買い取り機能もある。これカードが有能すぎる、このカードのあるエリアでは決してモンスター材料を使った加工品はできないと思った。
「でもマスター。ボードってあまり。」
 書かれているのが基本…。
”草むしり 時給銅貨4枚”
”ハウスキーピング 時給銅貨8枚”
”ゴブリン 討伐キャンペーン中”
”動植物情報高価買取 新種歓迎中”

 となっていた。結構…ん?」
”ランク4ダンジョン オークリバー”
”ランク5ダンジョン 闇夜のスケルトン堂”
 …結構ダンジョンあるな、そして所在地もある。という事はこの世界におけるダンジョンは結構一般的で、”産業化”してる。そして、ギルドの受付に向かう。
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