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第7章 魔界慰安旅行一泊二日

第259話 待合室のデザートは手を付けないか、すぐに食べるか。

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「という事は因縁を掛けられたらそのまま何故か全軍突撃してきたと、」
「そういう事になる、そのあとに、大方その死体を食いにワイバーン共が来た。で、逃げ出した。」
 とりあえず事情はかいつまんで報告。
「怖いだわさ、外に出るのが怖いだわさ。盗賊かと思ったらスタンピードだった件とか書かれるだわさ。」
「あるらしいぞ、実際。」
「は?」
「ここは”人間”でさえ、一日で沸く世界らしいからな。突然いつもの道路を歩いていたら、盗賊の砦ができていた迄普通っぽいぞ。」
「…嘘。」
「だからこそ、城壁が高いのかもしれん、近い位置で発生すればスタンピードになる。」
「…安全だわさ?ここは?」
「分からん。が、他よりは安全だな。」
 その時、ドアがノックされ、入ってきたのは一人のエルフ男性だった。
「すいません、状況が聞きたいという事で、確か初回でよろしいですよね?」
「だわさ。」
「なので、資料は適当に持ってきたのですが、勇者様。何をお求めで?」

 それから、疑問に思っていることを散々聞いた。そうこの世界の一日は”24時間”だった。いつもが”48時間”なので勘違いしていたのだ。が、このヒントが二つでるって事はもしかしていや、可能性が0じゃない程度だ。そしてもっと異様なのが…ミヨちゃんが帰ってこない事だ。
「そうなると、アチシ達は遊んでいていいだわさ?」
「そうなります。できればとどまっていただき、溜まった依頼を処理していただければ。できればダンジョン攻略を。」
 ごり押ししてくるな…。
「分かっただわさ。まずは休憩させてもらうだわさ。この上は?」
「ここは冒険者ギルド本部ですので、3Fから上は事務所となります。宿は…こちらをお使いください。ギルド提携店でございます。ギルドカードからマップを転送し、そちらに印を付けておきます。」
「分かっただわさ。じゃ、行くだわさ。」
「分かった。」
「地下はあれだよな。」
「はい、レストランと、訓練場となっております。」
「…来なかっただわさ。だから行ってみるだわさ。」
 私たちが下に行ってみると、3人の少女が、かぶりつくようにパフェを食べ、呆れてるおっさんの姿だった。
「ん?戻ったか?早いな…。」
「ああ、いろいろあってな…。」
 ただ言ってない内容に”スタンピードが来る可能性”というものがあるが、…耐えれると信じたい。
「会長が待つっていうからさ。で、どうするんだ?」
「まずうまい。」
「懐かしいです、」
 その弧度場に光海ももはや、壊れた人形に波に頷き、惚けた顔で、パフェを堪能している。パフェか。
「チョコバーのほうが好みだな。私は。」
「味気ねえな。」
「でも、あちしが説明受けている間。ずっとだわさ。…何敗目?」
「…3」
「………1……。」
「私は皆さん待ちですよ。パフェを食べ過ぎて、トイレから出られなくなったことがありまして…。」
 花木さんの顔が赤い。当然と言えば当然か。
「そう言えば。トイレに行く気にならないな。」
「そうだわさ。」
 一応ダンジョン外で私達の領域だとトイレに一応行くように”人間のみ半分吸収”にしてある。でないとばれるのもあるが…。糞尿は実はかなり発酵させたり加工すると優秀な素材や肥料になる。だからこそ、その為に保存している。但し、減らせば当然維持費が減るが、実は千鳥万花の領地のおける人間率は高くない。なので、減らしても問題ない。利益もそんなに減らなかった。だからこそ衛生観念が必要となったのだ。主に硝石の為に。
「まあ、飯は食ったようだが…。宿に泊まるぞ、いくつか説明する。」
「分かった。けどちょっと待って、もう少しいいでしょ?」
 奥原さんの食べるペースが上がる、…光海ちゃんも急いでるな。
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