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第7章 魔界慰安旅行一泊二日

第256話 レベル10ダンジョンマスターが2体いる。

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「殺傷は好きじゃないのだがな…すまないみんな、備えがない以上。私が前に出る。みんなも各自身を守ってくれ。主に私から。」
「は?」
「レベル10のダンマスが2体いて。何もできないと思うか?まずは広場を確保する、周囲は平原だが…視界が欲しい。」
「…クアドロ・ファイアブラスト。」
 ミラージェのつぶやきに似た声と共に彼女の目の前から4つの巨大火炎放射を叩き込む。魔力操作で”放射状”にした火炎放射でまずは視界を確保する。草を焼き払う、
「…すげえな…。」
「まだまだだよ、霧氷の結界!」
 フェルミィの掛け声とともに周囲の熱量が一気に下がる、”冷却を連携させた森魔法、霧の結界”である。これにより、張られた霧が冷たくなり、周囲の熱量を下げ、
「視界をこれで確保した。不意打ちの頻度は減ったはずだ。」
 この少し高い泥土の草で怖いのが”ゴブリン”だ。ゴブリンの本当の怖さは”背が低い”である。声のせいで不意打ちはしにくいが…戦場となれば別だ。あの低さが突っ込んでこれば、普通に草がある場合、身体が隠れ、自然に奇襲可能となる。まず、それを防ぐ、隠れて魔法とかうたせないためだ。
「了解、」
「せっかくだ、手土産に連中を潰して資金を稼ぐ。」
 この辺も魔界なんだろうか。けんかっ早すぎる、
「じゃあ…。俺も行くか!」
 シロウの姿が、熊の獣人と変わっていく、いや、熊か。種族は”デスベアー”と書かれている。確かにきついな。これケルベロス譲るはずだ。ただ、ステータスは高いケルベロスだが実は相当には欠点がある、三つの首に”ステータス”を配分しないといけない。普段だとストックした一人にステータスの必要ない部分を格納して生活しているが、こういう戦闘時はブレイン1.あと頭割。ぐらいでないと従前とした火力が出ない。また、配分変更役がいないとステータスギミックが使えない。その為、私はこのまま見に入る、そして、ミラージェフェルミいが脇に立つ。
「便利よね。それ。」
「いや、不便だ。」
 改めて奥原さんたちはシロウを盾に、日公開し、それぞれ魔法を撃って、シロウが囮で構えている、地上から刺されることを防ぐ狙いだ。こっちはこっちで。
「いっくよー!」
 というと、フェルミィの姿が消える。光魔法の”透明”の効果だ。まずはこれで姿を隠し、巨大化。そして、開けた視界内にいる、敵に…。
「爆☆砕!」
 …悪趣味だな…。虹色の光彩を使い、視界内とし、集中と分割で数を増殖それを一点にまとめ。。火球を視界内全モンスターにかける。が!」
「がぁ!」
 私は膝をつく、あまりのMP消費に、一気に精神がやられた思いだ。そう言えば、アップルジュースの効果にMP回復があるな。ギルドカードから購入すると、一気に飲み干す。
「大丈夫?」
「ああ、まあな…。がMPをあそこ使うと、一気に来るな…。」
 数にしておおよそ3万体に火球を叩き込んだんだ。当然こうなる。これ、ドリンクの飲む役欲しいぞ、今後。
「まだ来る?」
「ああ、そう思う。が、こっちの足は止まるはず。」
 今のうちに数本購入しておく、…700万GP.凄いな…。が、これで連中は、あの”開けた場所”には出ない。が、火炎放射を撃った以外の箇所は視界外が多い、のでこの方法
は効かない。
「不味いぞ、そっちオークだろ?こっちはオーガとゴブリンだ。」
「私が行くわ。」
さっとミラージェが前に行く。
「跪け!」
 その雄たけびが聞こえる、実は、火炎適性以外は鳥海さんの真似はこっちもできる、そして咆哮は”声が聞こえていれば”機能する。そしてそれに”集熱と送風”連携した。送風は音は”衝撃”なので、送風で実は音量のみ拡大できる。それを使い、周囲に拡散。ついでにその瞬間だけステータスをほぼミラージェにMIDを集中。そう言う作業をする首が欲しいのだ。意外と細かい。が、効果はてきめん。周囲から地響きがするほど倒れるゴブリンたちの姿が出てくる。がそれにより警戒度が上昇した。
「足元確保する。少しづつ。視界が確保できるところに、草原内に隠れてる。後、増援ももっと来るぞ!」
「分かった、お前ら!」
「了解!」 
 ゴースト組が上空に陣取るが、それでないと困る、こっちは回復量が少ないアップルジュースに…桑栄場体長1000mが0.5L のジュース飲んで回復するか?むしろ足りない。これは意外か。ちょっと回復した実績を褒めたい。が、そうなると、回復は期待できん。
「すまない、あれを頼む、で、雑魚を消し去る。」
「了解!」
「いいの?」 
 フェルミィが構える、最近開発したジョーク魔法で。
「喰らえ!キラリスペシャル!」
 これは素直に個人名だ。が印象は似ている、”砂嵐”を発動させ、それを上空に展開。粒の大きさを”大岩”に変換。ついでに金属変化で”黄リン”に変化可燃性の高い物質で包む。そしてそれに”連係加熱、火魔法化”をかける、まさに…。
「おめえ、これは?」
 流石に四郎も止まるか。
「ああ、メテオストライクスペシャルだ。ちゃんと外見を燃える隕石に見せるべく可燃物で覆い、でこれ、砂嵐と一緒で一定時間操れる。」
「は?」
 そのメテオストライクが、モンスターが隠れていそうな場所を潰していく、こうすることで、連中の指揮系統を崩す。
「てめえ!どこの組のもんじゃぁ!」
 巨大な声が聞こえると、草原の向こうから地響きが聞こえる。がそれが急に何かに吹き飛ばされる。
「・・・ん?組?建築って組多いよね?」
「まあな。多いな。」
 とかる口をたたくフェルミィさんの”透明化+肉体一部を元に戻して巨大化の爪攻撃”で吹き飛ばす。…いや、全長120mのアメショ…。かわいいじゃないな…。怖いな。
その攻撃に吹き飛ばされる。…怖いわー。透明化した狼とか、えぐすぎだろ。というより…あれで死んだ気配がない。
「ドコのもんじゃわれ!」
 反対側から出てきたののは…いやにオーラのある、オークの皆さん。そして、その一番上、オークの2倍、小型リアルロボット(6m)ぐらいはありそうな巨体オーク。エンペラーか。
「てめえら、うちらのシマ荒らして…ただで済むと思うなよ。」
 もう一方から…予想が付くな、オーガキングと、オーガエンペラーだ。ゴブリンエンペラーらしき物体も5mぐらいで巨体。で、オーガは8mぐらいと、遠近法が泣く展開となった。
「ん?邪魔。」
 が、フェルミィの大きさからすると小物一合から3号だ。フットスタンプで押さえられるとそのまま、ひき肉となっていった。
「魔法は?」
 透明の為、実は目を凝らすと”光学迷彩エフェクト”があるので見破れるが、見えにくいフェルミィさんを見上げる。
「MP使うくらいなら。殴った方がいい。」
 実際初撃の魔眼火球はMP6割は使う(537万の6割=320万MP)を使うので…あれ以上使われるとこっちが困る。実際頭が打ち付けられる痛みがあった。MP酔い怖い。
「分かるけど味気ないな。」
 あ、元の大きさに戻った。で、元の外見に戻った。詐欺に見える。
「ん?はっきり言って、味気なんて求めれるほど相手弱くないよ、レベルを上げて物理で殴るぐらいしか連中強くて思いつかなかった。」
 どうも、ちらっと見たレベルが55/55表記があったので、数万とは言わないが、ステータスが数千クラスがあったはずだ。で、それが数万の軍隊を率いてそれが3勢力あった。それといつの間にか、全力抗争化して…。全員に襲われる。
「終わったか?」
「…いや、まだだ。」
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