251 / 1,270
第7章 魔界慰安旅行一泊二日
第249話 本編での7夏SP後です。
しおりを挟む
「おい!お飴ら。さっきすごい音がしなかったか?」
町に近づくと、兵士が二人、警戒していて…城門を閉める準備をしていた。
「どうした?」
「いや、さっきすごい音が聞こえてな。ババババーンって感じの奴。で警戒してるんだ。めったにそう言う音はしたことないからな。」
「いや…そんな怖いならさっさと中に入れてくれ。私たちも怖くてね…。」
が、兵士たち見ても普通の一般人だよな?
「なら、早く入ってくれ、少しの間警戒で門を閉める。」
「分かっただわさ、」
全員が小走りで城門内に入っていく。」
「まあ、この辺には街があまりないからよ…。」
兵士の人たちはそこまで…悪人じゃなさそうだな。
「じゃ、閉めるぞ!」
そう言うと城門そばの巻き上げ機に何かをすると、鉄の格子城門が下りていく、
「そう言えばここに名前はあるのか?」
「ああ、シオバニラだ。シオバニラの町。観光都市でな。旅人よ、歓迎する。」
その様子を通り抜けた全員が、いやに白い目で見ていた。
「シオバニラ…だわさ?」
一通り笑った後に鳥海さんが周囲を見るが…普通に人が多いな、首都より活気がある街だぞ、ここ。
「が、おかしくない?」
「ああ、そう思う、」
「どういう意味だわさ?」
「だって…。」
奥原が言うのもわかる、ここ通りに見えるすべての店が”宿屋”だったからだ。むしろ飲食店さえない。すべて”民宿”と書かれた差宿屋だ。
「宿屋よ、全部?しかも3F。」
呆れるのもわかるし、花木さんの目は2度見開く。私もそうだ。そんなありえないだろ?全部民…観光地かここ。
「ただ、宿屋の値段怖いだわさ。」
「蓄えは入れてある、大丈夫だろう。その辺はいるか、食堂兼宿屋って言うのがあるな…。」
「うん、あっちに”洋服店兼宿屋”というのがあるわよ。」
「あ、あそこ”リネンサービス+宿屋”だ。」
リネンサービスは宿屋街で言う”洗濯屋”で、シーツとかをまとめて洗う業者の事だ。地味な仕事だが、ないと宿屋が立ちいかないという店だ。
「………冷凍庫+宿屋……。」
「あそこは、骨とう品+宿屋よ!」
私は、どこに来たんだ?頭抱えて、倒れそうだ。なんだこの無節操は!
「というか、武器屋+宿屋と、防具屋+宿屋、ついでにアクセサリー+宿屋。駄菓子+宿屋まであるな、というか何でも宿屋ついてないか?」
「と、取りあえず、入ってみるか…。」
町に近づくと、兵士が二人、警戒していて…城門を閉める準備をしていた。
「どうした?」
「いや、さっきすごい音が聞こえてな。ババババーンって感じの奴。で警戒してるんだ。めったにそう言う音はしたことないからな。」
「いや…そんな怖いならさっさと中に入れてくれ。私たちも怖くてね…。」
が、兵士たち見ても普通の一般人だよな?
「なら、早く入ってくれ、少しの間警戒で門を閉める。」
「分かっただわさ、」
全員が小走りで城門内に入っていく。」
「まあ、この辺には街があまりないからよ…。」
兵士の人たちはそこまで…悪人じゃなさそうだな。
「じゃ、閉めるぞ!」
そう言うと城門そばの巻き上げ機に何かをすると、鉄の格子城門が下りていく、
「そう言えばここに名前はあるのか?」
「ああ、シオバニラだ。シオバニラの町。観光都市でな。旅人よ、歓迎する。」
その様子を通り抜けた全員が、いやに白い目で見ていた。
「シオバニラ…だわさ?」
一通り笑った後に鳥海さんが周囲を見るが…普通に人が多いな、首都より活気がある街だぞ、ここ。
「が、おかしくない?」
「ああ、そう思う、」
「どういう意味だわさ?」
「だって…。」
奥原が言うのもわかる、ここ通りに見えるすべての店が”宿屋”だったからだ。むしろ飲食店さえない。すべて”民宿”と書かれた差宿屋だ。
「宿屋よ、全部?しかも3F。」
呆れるのもわかるし、花木さんの目は2度見開く。私もそうだ。そんなありえないだろ?全部民…観光地かここ。
「ただ、宿屋の値段怖いだわさ。」
「蓄えは入れてある、大丈夫だろう。その辺はいるか、食堂兼宿屋って言うのがあるな…。」
「うん、あっちに”洋服店兼宿屋”というのがあるわよ。」
「あ、あそこ”リネンサービス+宿屋”だ。」
リネンサービスは宿屋街で言う”洗濯屋”で、シーツとかをまとめて洗う業者の事だ。地味な仕事だが、ないと宿屋が立ちいかないという店だ。
「………冷凍庫+宿屋……。」
「あそこは、骨とう品+宿屋よ!」
私は、どこに来たんだ?頭抱えて、倒れそうだ。なんだこの無節操は!
「というか、武器屋+宿屋と、防具屋+宿屋、ついでにアクセサリー+宿屋。駄菓子+宿屋まであるな、というか何でも宿屋ついてないか?」
「と、取りあえず、入ってみるか…。」
0
お気に入りに追加
45
あなたにおすすめの小説
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
あなたがそう望んだから
まる
ファンタジー
「ちょっとアンタ!アンタよ!!アデライス・オールテア!」
思わず不快さに顔が歪みそうになり、慌てて扇で顔を隠す。
確か彼女は…最近編入してきたという男爵家の庶子の娘だったかしら。
喚き散らす娘が望んだのでその通りにしてあげましたわ。
○○○○○○○○○○
誤字脱字ご容赦下さい。もし電波な転生者に貴族の令嬢が絡まれたら。攻略対象と思われてる男性もガッチリ貴族思考だったらと考えて書いてみました。ゆっくりペースになりそうですがよろしければ是非。
閲覧、しおり、お気に入りの登録ありがとうございました(*´ω`*)
何となくねっとりじわじわな感じになっていたらいいのにと思ったのですがどうなんでしょうね?
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
あの味噌汁の温かさ、焼き魚の香り、醤油を使った味付け——異世界で故郷の味をもとめてつきすすむ!
ねむたん
ファンタジー
私は砂漠の町で家族と一緒に暮らしていた。そのうち前世のある記憶が蘇る。あの日本の味。温かい味噌汁、焼き魚、醤油で整えた料理——すべてが懐かしくて、恋しくてたまらなかった。
私はその気持ちを家族に打ち明けた。前世の記憶を持っていること、そして何より、あの日本の食文化が恋しいことを。家族は私の決意を理解し、旅立ちを応援してくれた。私は幼馴染のカリムと共に、異国の地で新しい食材や文化を探しに行くことに。
魔法のせいだからって許せるわけがない
ユウユウ
ファンタジー
私は魅了魔法にかけられ、婚約者を裏切って、婚約破棄を宣言してしまった。同じように魔法にかけられても婚約者を強く愛していた者は魔法に抵抗したらしい。
すべてが明るみになり、魅了がとけた私は婚約者に謝罪してやり直そうと懇願したが、彼女はけして私を許さなかった。
転生調理令嬢は諦めることを知らない
eggy
ファンタジー
リュシドール子爵の長女オリアーヌは七歳のとき事故で両親を失い、自分は片足が不自由になった。
それでも残された生まれたばかりの弟ランベールを、一人で立派に育てよう、と決心する。
子爵家跡継ぎのランベールが成人するまで、親戚から暫定爵位継承の夫婦を領地領主邸に迎えることになった。
最初愛想のよかった夫婦は、次第に家乗っ取りに向けた行動を始める。
八歳でオリアーヌは、『調理』の加護を得る。食材に限り刃物なしで切断ができる。細かい調味料などを離れたところに瞬間移動させられる。その他、調理の腕が向上する能力だ。
それを「貴族に相応しくない」と断じて、子爵はオリアーヌを厨房で働かせることにした。
また夫婦は、自分の息子をランベールと入れ替える画策を始めた。
オリアーヌが十三歳になったとき、子爵は隣領の伯爵に加護の実験台としてランベールを売り渡してしまう。
同時にオリアーヌを子爵家から追放する、と宣言した。
それを機に、オリアーヌは弟を取り戻す旅に出る。まず最初に、隣町まで少なくとも二日以上かかる危険な魔獣の出る街道を、杖つきの徒歩で、武器も護衛もなしに、不眠で、歩ききらなければならない。
弟を取り戻すまで絶対諦めない、ド根性令嬢の冒険が始まる。
主人公が酷く虐げられる描写が苦手な方は、回避をお薦めします。そういう意味もあって、R15指定をしています。
追放令嬢ものに分類されるのでしょうが、追放後の展開はあまり類を見ないものになっていると思います。
2章立てになりますが、1章終盤から2章にかけては、「令嬢」のイメージがぶち壊されるかもしれません。不快に思われる方にはご容赦いただければと存じます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる