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第5章 決戦!時山田!
第183話 ダンジョンバトル オン ザ ピット 前編(第3者目線)
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「お前ら行くぞ!あいつらに勝てば大組織として、魔王軍に勝てる!」
オーガ達がうなりを上げる。貨のダンジョンマスターの能力”貨幣の売買金額半減”により取引で買われたオーガ達の大軍1万がそこにいた。その後ろには黒川たち魔王国精鋭の”魔人部隊”が構えていた。彼らを捨て駒にしてダンジョンを一気に踏破する狙いだ。
『タンジョンバトル開始されます、制限時間は8時間です。』
掛け声ともに入った部屋は…。たんに土の壁があるだけの小さいワンルームの部屋だった。
「みんな―。今日は楽しんでいってねー!」
上を見ると小鳥が10羽だけ飛んでいた。
「なんだ?」
今日の私たちは♪
ラブリーセンチなお年頃♪
マッチョな殿方みても見てるだけでもお仕事なの♪
「が!」
入った兵団の全てが…頭を抱え始める。それは音波攻撃に近かった。鳥たちがお互い”わざとずらして歌う”ラウドボイスは、脳を激しく痛めける。音痴に聞こえるが、それは音痴に聞こえるだけの、れっきとした”魔歌”だった。そしてふらつく全員が壁に寄り掛かった瞬間、どんどんオークたちが消えていく。
「はぁ!?」
自分のコアルームで見ていたダンジョン幹部全員は、驚きの声を隠せなかった。
「コア!どうなってる!」
魔王国ダンマス側が慌てる中…。黒川だけが、画面に食い入るように見つめていた。
『ダンジョンバトル規程第6項。ダンジョンから脱走したものはダンジョンバトルが終わるまで亜空間待機となり、出場資格を失い、失格となります。』
「何で壁が!」
『あれは全てダンジョン外です、正確にはダンジョンより”1㎝”だけ外に出ています。その為出たと扱われ、失格になります。』
「って事はあの壁全部ダンジョン外か!後どっか床も見た目でわからんが…。」
新人ダンマスたちがうなりを上げるが、黒川は半分予測はしていた。奇襲で来ると、あのルーレットフィールドを作ったダンマスが、ルールの裏を突いてこないはずないだろ?
「飛んでるから、どこかに出入り口が無いとルール上ダンジョンは成立せん。後入り口が妙に大きいが…。そこも出入り口だから帰るだけだ。って事は進めない。」
「だあほ!こんなんじゃ覇権どころじゃねえ!どうするんだよ!兄貴!」
「まずは部屋の様子をすべて写せ!かなり暗いから全然わからん。」
このフロアは当然”ダンジョンの外壁がみた感じ存在しないので”暗い。そしてその中を10体の小鳥が歌っている、声は反響するし、頭はどんどん痛くなっていく。
「…兄貴…。」
「一度下げる伝令を出せ。風魔法使いを前に出せ、音だから風の抵抗で消せるはず。それで内部を調査させろ。床で亜空間待機になったらその領域をが賊から目印を置け!」
『は!」
出鼻をくじかれた形の魔王国軍は一度ダンジョンの出入り口まで下がり、魔族が数名突入する。今度は歌う様子さえない。がこっちの様子は見ているようだった。
「ほらほら、こんな岩壁みても面白くないよ!」
ミヨちゃんに煽られているが。黒川たちの焦りが凄い、
『解析結果出ました。第一ルーム・・・ほぼ難攻不落です。』
「下がれ、対策装備を持ち込む。」
合図を元に魔王国側は一度退却を決定した。
オーガ達がうなりを上げる。貨のダンジョンマスターの能力”貨幣の売買金額半減”により取引で買われたオーガ達の大軍1万がそこにいた。その後ろには黒川たち魔王国精鋭の”魔人部隊”が構えていた。彼らを捨て駒にしてダンジョンを一気に踏破する狙いだ。
『タンジョンバトル開始されます、制限時間は8時間です。』
掛け声ともに入った部屋は…。たんに土の壁があるだけの小さいワンルームの部屋だった。
「みんな―。今日は楽しんでいってねー!」
上を見ると小鳥が10羽だけ飛んでいた。
「なんだ?」
今日の私たちは♪
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入った兵団の全てが…頭を抱え始める。それは音波攻撃に近かった。鳥たちがお互い”わざとずらして歌う”ラウドボイスは、脳を激しく痛めける。音痴に聞こえるが、それは音痴に聞こえるだけの、れっきとした”魔歌”だった。そしてふらつく全員が壁に寄り掛かった瞬間、どんどんオークたちが消えていく。
「はぁ!?」
自分のコアルームで見ていたダンジョン幹部全員は、驚きの声を隠せなかった。
「コア!どうなってる!」
魔王国ダンマス側が慌てる中…。黒川だけが、画面に食い入るように見つめていた。
『ダンジョンバトル規程第6項。ダンジョンから脱走したものはダンジョンバトルが終わるまで亜空間待機となり、出場資格を失い、失格となります。』
「何で壁が!」
『あれは全てダンジョン外です、正確にはダンジョンより”1㎝”だけ外に出ています。その為出たと扱われ、失格になります。』
「って事はあの壁全部ダンジョン外か!後どっか床も見た目でわからんが…。」
新人ダンマスたちがうなりを上げるが、黒川は半分予測はしていた。奇襲で来ると、あのルーレットフィールドを作ったダンマスが、ルールの裏を突いてこないはずないだろ?
「飛んでるから、どこかに出入り口が無いとルール上ダンジョンは成立せん。後入り口が妙に大きいが…。そこも出入り口だから帰るだけだ。って事は進めない。」
「だあほ!こんなんじゃ覇権どころじゃねえ!どうするんだよ!兄貴!」
「まずは部屋の様子をすべて写せ!かなり暗いから全然わからん。」
このフロアは当然”ダンジョンの外壁がみた感じ存在しないので”暗い。そしてその中を10体の小鳥が歌っている、声は反響するし、頭はどんどん痛くなっていく。
「…兄貴…。」
「一度下げる伝令を出せ。風魔法使いを前に出せ、音だから風の抵抗で消せるはず。それで内部を調査させろ。床で亜空間待機になったらその領域をが賊から目印を置け!」
『は!」
出鼻をくじかれた形の魔王国軍は一度ダンジョンの出入り口まで下がり、魔族が数名突入する。今度は歌う様子さえない。がこっちの様子は見ているようだった。
「ほらほら、こんな岩壁みても面白くないよ!」
ミヨちゃんに煽られているが。黒川たちの焦りが凄い、
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「下がれ、対策装備を持ち込む。」
合図を元に魔王国側は一度退却を決定した。
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