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第5章 決戦!時山田!
第182話 ダンジョンマスターはダンジョン構築が主戦場です。
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アタックディフェンス型ダンジョンバトルは最近ルール化されたもので、大抵は規定時間が設定され、アタック、ディフェンスに分かれる。その間に進むことができた、お互いか決めた同じ勝敗条件をより多く満たしたものの勝利である。これは同時型よりもダンジョン幹部が配置しやすく、タイムによりお互い攻められるためより死傷者数が多いダンジョンバトルとして、人気が高いよりカジュアルなダンジョンバトルである。同時、ビルド、アタックディフェンス型の三つが用意されたルールでその中でも一番多い戦闘でありよりダンジョン幹部という”人気スター”が出る事でダンジョンバトル映像利益が多くなりやすく、その為に人気ダンジョンではこのバトル形式でないと受けてもらえない。
「でもよりによって時山田が付いたとは。やばいだわさ。」
「あの金髪が?」
「そうだわさ、あいつが貨のダンジョンマスター、時山田だわさ。という事は、商業連合と大方、魔王国は繋がってるだわさ。だからこそ侵攻しただわさ。そしてここが唯一の
穴だっただわさ。」
「でも頭悪いな。」
一応、脅されても最悪ケルベロスになって蹂躙に行けば足止めはできるだろうから。気にはしていなかった。
「隠しただわさ?」
「当然だろ?が…。」
「黒川はあんたを高く買ってるだわさ。」
「だろうな、ビビってたからな。来た時に、それ以来連絡もない。」
「…頼んだだわさ。上手く収めれるのはあんただけだわさ。」
四郎に頼んでも終わるだろうが。あいつは戦いを嫌っていた。なので、させるつもりはなかった。スローライフの邪魔はしたくなかった。
「ああ、できるだけ手の内を見せずに戦闘を終わらせる、」
そして、簡単に設計したダンジョンを鳥海達に見せ、改良点の洗い出しを行っていた。
「どう、取りあえずミラージェのダンジョンに作ってみた、3番目突破できるなら即コアルーム行きでいいと思う。」
ミラージェのダンジョンに作られた…今回のダンジョンバトル専用のフロアを見た鳥海は、フェルミィを…涙目で見つめていた。
「何考えてるだわさ!こんなダンジョン出したら警戒どころではないだわさ!」
「闘う気ないし、殲滅ならミヨちゃんでもオウルでも出れば全員瞬殺だよ?そっちを見せたら最後、計算全部狂うよ。一応奥原ちゃんに頼んで仕様はチェックしたし、大丈夫。」
「これ…大方極悪すぎて…。戦闘0になるだわさ。悪評が怖いだわさ。これの第一でも突破出来たらスカウト、アチシが行くだわさ。」
「実力制圧よりましだ。ついでに第2を突破はミヨちゃんが言うには、リューネでさえ怪しいらしい。それくらいの極悪さだ。まあ、ミヨちゃんの偵察眼が合っていれば…。
だな。3は改良版くるくるメイズだ。前より殺意が高い。」
「まだ改良しただわさ?」
「ああ、ワークゴーレムを使い、壁を出させ”ゴーレム生産”という作業に特化させた。そしてそれが無限大に沸く。壁も床もすべてワークゴーレムだ。それが”領域守護”を持ち、隠れる。でゴーレムの人海戦術で屠る。生産コストさえ払えば無制限に襲うから出入口さえ、ワークゴーレムが張り付き抑え込む。ついでにこれは”コアルーム”で使用する。」
これはコアルームで規則上”トラップ”が使えないので、それ対策と”変動する大きさ”対策の為に作られたものだ。
「第2までに全員、確殺と。」
「そうなる。」
「一応バトル当日は、田園でみんなで見るだわさ。あんたの極悪さをみんなに見てもらうだわさ。」
ダンジョンバトルの”同盟ルールは参加ダンジョンは全て出入口をつなぐ出入り口前に待機して侵攻可能でお互い好きな人員数を配置できる。
「今回は突破ルーム数と、死傷者数のお互いを計算し、勝利数の上回った方を1店とする。同数の場合は引き分けとする。バトルは魔石即回収。蘇生ありだ。」
黒川の宣言に後ろの…大方オーガ達がうなりを上げる。対して千鳥万花側は…誰もいない。正確には海上に鳥海一人がいた。
「怖気ずいた様だな。死傷者数は確かに誰もでなけりゃ勝てるからな、そんな消極的でいいのかよ。」
「ああ、言い忘れだだわさ、先攻後攻はそっちが勝手に決めていいだわさ。」
「いいのか?」
一人しかいない鳥海も呆れた顔だった。
「だわさ、無駄だわさ。」
「な!」
「なら先攻をもらう。その自慢の防御を我々が打ち破って見せる、」
その黒川の闘志を秘めた目も…鳥海の前では子供だましにしか見えなかった。
「じゃ、あとは自室でゆっくりバトル見てるだわさ。じゃ。」
気が抜けたようにすたすたと部屋に戻る彼女は…。少しかわいそうな相手を見ているようだった。
「でもよりによって時山田が付いたとは。やばいだわさ。」
「あの金髪が?」
「そうだわさ、あいつが貨のダンジョンマスター、時山田だわさ。という事は、商業連合と大方、魔王国は繋がってるだわさ。だからこそ侵攻しただわさ。そしてここが唯一の
穴だっただわさ。」
「でも頭悪いな。」
一応、脅されても最悪ケルベロスになって蹂躙に行けば足止めはできるだろうから。気にはしていなかった。
「隠しただわさ?」
「当然だろ?が…。」
「黒川はあんたを高く買ってるだわさ。」
「だろうな、ビビってたからな。来た時に、それ以来連絡もない。」
「…頼んだだわさ。上手く収めれるのはあんただけだわさ。」
四郎に頼んでも終わるだろうが。あいつは戦いを嫌っていた。なので、させるつもりはなかった。スローライフの邪魔はしたくなかった。
「ああ、できるだけ手の内を見せずに戦闘を終わらせる、」
そして、簡単に設計したダンジョンを鳥海達に見せ、改良点の洗い出しを行っていた。
「どう、取りあえずミラージェのダンジョンに作ってみた、3番目突破できるなら即コアルーム行きでいいと思う。」
ミラージェのダンジョンに作られた…今回のダンジョンバトル専用のフロアを見た鳥海は、フェルミィを…涙目で見つめていた。
「何考えてるだわさ!こんなダンジョン出したら警戒どころではないだわさ!」
「闘う気ないし、殲滅ならミヨちゃんでもオウルでも出れば全員瞬殺だよ?そっちを見せたら最後、計算全部狂うよ。一応奥原ちゃんに頼んで仕様はチェックしたし、大丈夫。」
「これ…大方極悪すぎて…。戦闘0になるだわさ。悪評が怖いだわさ。これの第一でも突破出来たらスカウト、アチシが行くだわさ。」
「実力制圧よりましだ。ついでに第2を突破はミヨちゃんが言うには、リューネでさえ怪しいらしい。それくらいの極悪さだ。まあ、ミヨちゃんの偵察眼が合っていれば…。
だな。3は改良版くるくるメイズだ。前より殺意が高い。」
「まだ改良しただわさ?」
「ああ、ワークゴーレムを使い、壁を出させ”ゴーレム生産”という作業に特化させた。そしてそれが無限大に沸く。壁も床もすべてワークゴーレムだ。それが”領域守護”を持ち、隠れる。でゴーレムの人海戦術で屠る。生産コストさえ払えば無制限に襲うから出入口さえ、ワークゴーレムが張り付き抑え込む。ついでにこれは”コアルーム”で使用する。」
これはコアルームで規則上”トラップ”が使えないので、それ対策と”変動する大きさ”対策の為に作られたものだ。
「第2までに全員、確殺と。」
「そうなる。」
「一応バトル当日は、田園でみんなで見るだわさ。あんたの極悪さをみんなに見てもらうだわさ。」
ダンジョンバトルの”同盟ルールは参加ダンジョンは全て出入口をつなぐ出入り口前に待機して侵攻可能でお互い好きな人員数を配置できる。
「今回は突破ルーム数と、死傷者数のお互いを計算し、勝利数の上回った方を1店とする。同数の場合は引き分けとする。バトルは魔石即回収。蘇生ありだ。」
黒川の宣言に後ろの…大方オーガ達がうなりを上げる。対して千鳥万花側は…誰もいない。正確には海上に鳥海一人がいた。
「怖気ずいた様だな。死傷者数は確かに誰もでなけりゃ勝てるからな、そんな消極的でいいのかよ。」
「ああ、言い忘れだだわさ、先攻後攻はそっちが勝手に決めていいだわさ。」
「いいのか?」
一人しかいない鳥海も呆れた顔だった。
「だわさ、無駄だわさ。」
「な!」
「なら先攻をもらう。その自慢の防御を我々が打ち破って見せる、」
その黒川の闘志を秘めた目も…鳥海の前では子供だましにしか見えなかった。
「じゃ、あとは自室でゆっくりバトル見てるだわさ。じゃ。」
気が抜けたようにすたすたと部屋に戻る彼女は…。少しかわいそうな相手を見ているようだった。
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