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第4章 始動!千鳥万花

第168話 時として、忠臣はその人のために裏切ることもある。

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 井原もシロウもその場に座る。
「あんた、どうする?これから?」
「井原。」
 腰のポーチに入れた交渉用コアを取り出し、一歩歩む。
『これより、会談を始めます。』
「「!」」
「俺達は。この南にいるダンジョンマスターのじいさんからあんたの話を聞いた。で、あんたに俺たち”生産系ダンマスの集い”って奴にあんたを入れてくれって言われた。」
「…。」
「井原、」
「どうする?」
「…。」
 四郎もさすがに幼児に近い幼女の顔にわたついているようだが…。
「あんたは怖いんだろ?人里が。年齢からすれば怖いよな、当然だよな。人間が。」
 その言葉に大きくダンマスの首が縦に揺れる。
「でもそのままじゃ、大方そのまま死ぬ、死ぬのが望みか?あんたの?」
「どういう意味だ?」
「ダンマスも勇者もすべて。この世界にいる異世界人はすべて、やりたい望みがある。その為に生を受けた。俺は建物が建てたい。」
「ま、俺は充実した生き方や戦いをしたい。」
「………私は…。」
「その望みの為に何をしたいか、考えるといい。望みは何だ?」
 ダンジョンマスターの手から、何かがぽろっと落ちる…。
「これは…。」
 そこの合ったのは人間らしきものが3人手をつないだ絵だった。
「………これ…。」
「仲良くしたいのか…みんなと。」
 少し小さく少女は頷く。
「…そうだな、あんたらはどうだ?」
「私たち!?私は…マスターがいいというなら。」
『同盟ですか?』
「しばらくコアに管理を任せてやってくれ。悪いようにしない。な、コア。」
『はい、私はあなたでもあります。お任せを。』
 しばらく考えた後にもう一度、少女は少し大きめに頷く。
「まず俺達が売りたい土地を宣言、あんたらに売る。0DPでいい。」
『は!』
「で、加入には…。」
「全員のコアの賛同が欲しい。だから呼んでこないといけない。その為にすぐ側の土地を俺達が買う。で、メンバーを呼ぶ、そしてそこで同意を取り次第あんたらに売却する。」
『…わかりました。その同盟に加入せよと。』
「俺達は最大限フォローする。だから俺達が侵入者である時に稼いだDPで、しょうぃを実行するぞ、いいな。」
『は、この現状を打破できるなら。』
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