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第4章 始動!千鳥万花

第153話 即堕ち2コマより早い新事実。

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「ただいま。」
 ミヨちゃんが旅立ち、そのついでに4人のダンマス、ま、正確には5人だが酒盛りに近い…と言っても思い出ビールを全員にふるまっていた時の事だった。
「えっと、ミヨちゃん?」
「ただいま、連絡地終わったよ、地図見て。」
 慌ててダンジョンを呼び地図を見るとあっという間に隣の大陸の西部の町のすぐ近くの森に飛び地でそれなりに大きな森が領域に入っていた。ただ、海は相当広く、飛び地の一個もない。というより、これ、数回往復してるよな。
「「「早!」」」
「状況は?」
「今コンちゃんに、人間に変身させて近い町の潜入頼んでる。どうもかなり国家が多くて山ごとに全部関所があるみたい。で一応…。」
「そう言えば…。」
「だって風魔法10の上に身体強化もある、かなり加速度あるよ、自分。だからまあ七日とは言わないけど12日あれば世界一周できる気がする。」
 …そう言えば扱いが天空神だった。忘れてた。今度一度、速度測定したほうがいいかもしれない。
「じゃあ…。」
「とりあえず報告と、明日からもう少しかかるけど、2週間以内には勇者大陸の地図がない範囲の把握はできるみたい、ただし、今コアと地図のすり合わせ中。横幅がこっちの大陸より向こうの大陸のほうが大きいみたい。1.5倍。」
「「「「ふぁ?」」」」
 全員の目が点になった。もっと広いのか、隣の大陸。ここも縦長とはいえ国土はそれなりに広かったはずだ。なのに、もっと広い大陸?
「だから思ったより地面が近かかった。しかも海岸開発がほぼないのは理解できた。ほぼ山に囲まれてる。海岸線が。」
「これは神様よっぽど念入りに、上陸対策してあるだわさ。」
「これは思ったよりえぐいぞ、環境が。」
 映し出された風景に全員が衝撃を受ける。山を越えた内部は俗にいうヨーロッパ田園風の景色だった。情報過多で死にそう。
「何だこれ、世界が違うと言っても過言じゃねえ。これ、ちょっと調査行くわ。」
「だわさ。うちもそっちのみよちゃんダンジョンにゲート許可貰うだわさ。生態調査したいだわさ。主に植物。」
「む、私だけ…。」
「そっちはまずは資本がためだわさ。収益はあるけど使って行かないとレベルが上がらないだわさ。」
「そうよね。恋愛…じゃないよね、状況が。」
「だな。ミヨちゃんにはもう少し調査を依頼する。で、そっちにまずは、ジャンを紹介する。」
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