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第4章 始動!千鳥万花

第144話 井の中の蛙大海を目指す

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「実はもう一つ、ミヨちゃんに頼んでやってもらったことを今、ダンジョンに解析してもらっていた。」
『はい。現在、航空写真によるダンジョン領域を解析中です。』
 そう言って、現れたサンテが持ってきたのは一枚の世界地図だが、色が塗られていた。
「何だそれ?」
「ダンジョンコアは相手の領域を見ると、その領域の持ち主が分かる。なら、コアが上空に行って超視覚で遠くを見たら?」
「あ…。」
「その為にミヨちゃんには先日頼んで、上空を飛んでもらった、どうも領域は上空”1万メートル”で途切れることが発覚している。で、その限界を超え、サブコアを持って大気圏すれすれまで飛んでもらった。で、そこを撮影、領域を見てもらった。すると魔王国は大方かなり広いが穴がある。そしてそれに対抗するのが俺達ではなく、もう一つのダンジョンマスター。”時は金なり”というダンジョンだった。が、これに向かう3人のダンジョンマスターもいる。が、出入り口は当然奴の領域でふさがれている。但し、空白地も多い。」
「流石だわさ。」
「が、大雑把にしかわからなかったが。お前のが入っているのか…。」
「で勇者の方は同だっただわさ?」
「ああ、大きく分けて空白地もあったが”ネルの園”がかなり巨大な勢力を誇る。後、ゴブリン村もだ。が、楽園が見当たらない。後リューネハウスもだ。上位のはずなのに。」
「となると、違う方法で稼いでいるだわさ?」
 三つある大陸の一つを指さす。
「後分かったのがこの大陸、相当大きい、魔王国で大体…10%。俺たち帝国が3%くらいだ。でその向こう、商業連合”がかなり大きい。で北側にも森を挟んで巨大国家らしき建造物がある、山脈を超え、森が北側に同量広がる。北側に国がある。」
「は?」
「魔王国以外に大方…まだダンマスが多い。そしてそれより巨大な大陸が隣にある。もう一つのダンマスの楽園だ。その双方の中間地点に少し小さい”勇者大陸”がある。」
「きついだわさ。うちらはそんなに小さかっただわさ。そして勇者大陸の国家は…。」
「大方こっちの規模と桁違いに大きい。商業規模がだ。そうなると…まだわからない。が、盾は多いとみてる。」
「となると、ここは奥地で…一番勇者に遠く、しかも森林開発で有利か…。」
「ただし、インスタンスダンジョンが絡む、」
「ちょっとショックだわさ、自分たちもかなり大きな国だと思っただわさ。それより全部敵国が大きいだわさ?」
「そうなる。当然ダンマスによる侵略戦争もある。当然飛び地食いするなら、相手を避けつつ、海上を飛び領域確保が欲しい。但しここに神の罠がある。」
「何だわさ?」
「島がない。浅瀬がないんだ。」
「それがどういう意味だわさ?」
「島がないって事は海に一度出た場合、ダンジョンを閉鎖して飛んだ場合、海中最悪数万メートルを潜らないとダンジョンは設置できない。接地は地面にだけだからな。」
「あ…。という事は…。」
「着地できないダンマスは普通の手だと海を渡ることはできない。船を作るか、スキュラみたいに海底そのものを買って開発して徐々に進むしかない。」
「だけどそこに問題があるだわさ。魔王軍にばれたら。」
「そうなる。魔王軍にばれたら最後、勇者が飛んでくる。」
「凄いきつくないか?それ?」
 四郎はとりあえず地図を睨んでいた。
「あの爺さん…大丈夫かな?」
「どうした?」
「ああ、スライムのダンジョンマスターは一度共闘の話をして…位置が訳が分からなくて死んだんだ。俺が。聞いた話だと俺がいた山ではなくどっかの囲まれた山の中らしい。」
「ふむ、接触取ってくれ。できれば…。」
「それが、復活したから、連絡とろうかと思ったら。”ダンジョンバトル全部不可、DPショップ0”だで、この地図見ても相当広さがあるはずだが…見当たらない。」
「それがまだわかっていないのが、そのもう一個の大陸と、勇者大陸の半分だ。どうもこの星が球形で全部の地図が手に入らなかったんだ。」
「それはきついだわさ。となると…。」
「誰かサブマスターの特務隊を派遣して、今のうちに飛び地を確保する必要がある、できれば別の大陸に。勇者に隙間があるなら勇者大陸の様子も探りたい。」
「でもどうやるだわさ。」
「ダンジョンを閉鎖させる、でサブコア持たせて飛行させる。今のところ飛べるのがミヨちゃんとオウルとなる。が、会議する予定だ。が、ダンマスが増え切らないうちに領域確保したい。特に他大陸の入り口はだ。」
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