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第3章 マルワール帝国のダンジョンマスター
第135話 鳥野郎のお友達
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「よ、鳥。」
次に来たのはドワーフの…山賊風の格好だな。それが3人と後ろにエルフの男性と女性が2名だ。
「来ただわさ。柳田にかみつきに行くのではないだわさ?」
が、本当にこの人、付き合いが広い。そして、大抵馬鹿にされてるような…。
「酒や飯で、あんな辛気臭いやつと一緒に飲めるか!酒は?」
「用意したけど普通人並みだわさ、飲み過ぎたら蹴っ飛ばすだわさ。」
「だってよ?」
「そう、イツキ?」
「にゃ、卵もあるにゃ?」
「…虫じゃないでしょうね?」
「ちゃんと動物だわさ。安心するだわさ。」
会話を聞いている限りドワーフの部隊か…。エルフとドワーフが一緒か。
「初めまして。」
「あんたは?」
「家のダンジョンマスター、井原でございます。」
丁寧に女性らしいお辞儀をする、外見は女性だからな。
「おお、お前が有名な建築家、井原か。お前の話を聞いて、工場の設計頼めばいいとも。」
「言うな、ドルカスのあんちゃん。ああいうのは自分でやる方が楽しいんだよ!」
「必要な器具があるならご用命あれば…。」
取り出したのは、工具ベルトの工具だ。実際職人の腕の9割は道具だ。道具の使い方にある。だからこそ得意の工具を見せる事は自慢になる。私の持っているのは現代高額で作られた思い出召喚の工具だ。
「建築家ですので、プロの仕事を見せれるかと。」
「…あんた…。」
「すげぇ・・・。」
「こう見えて、土建、現場監督も経験ありますので・・・。」
「流石井原だな。あれだけ精密な家を建てるんだ。すごいやつだと思ったが、格が違うな。」
ドワーフたちがうなりを上げる中、それを囲むジョイ人二人の顔はこっちを値踏みする顔だった。
「あれって何系美女なの?」
「うーんわからんニャ?」
「あれか?土建ガール?」
「知らん、が、初めて見るタイプだ。面白れぇ。」
「そこにいると、他人の邪魔だわさ、囲み取材されたくなかったらとっとと行くだわさ。」
「分かった、じゃあな…。」
去っていくドワーフ一同だ。
「あれは?」
「”鍛冶師”だわさ。連中はいつもつるんで、SNSで多数派工作するだわさ、アチシも”鳥野郎”で茶々入れるだわさ、ただ、あいつらは道が通ったことを好むので人気あるだわさ、だから呼んだだわさ。ついでに金属系の検証班だわさ。戦闘系は”白の柳田”だわさ。」
「面白いやつもいるな。」
「ただ、連中は情報が力になることを知らんだわさ。井原も大概だと思うだわさ、だから余分な事は…。」
「喋らないよ。」
次に来たのはドワーフの…山賊風の格好だな。それが3人と後ろにエルフの男性と女性が2名だ。
「来ただわさ。柳田にかみつきに行くのではないだわさ?」
が、本当にこの人、付き合いが広い。そして、大抵馬鹿にされてるような…。
「酒や飯で、あんな辛気臭いやつと一緒に飲めるか!酒は?」
「用意したけど普通人並みだわさ、飲み過ぎたら蹴っ飛ばすだわさ。」
「だってよ?」
「そう、イツキ?」
「にゃ、卵もあるにゃ?」
「…虫じゃないでしょうね?」
「ちゃんと動物だわさ。安心するだわさ。」
会話を聞いている限りドワーフの部隊か…。エルフとドワーフが一緒か。
「初めまして。」
「あんたは?」
「家のダンジョンマスター、井原でございます。」
丁寧に女性らしいお辞儀をする、外見は女性だからな。
「おお、お前が有名な建築家、井原か。お前の話を聞いて、工場の設計頼めばいいとも。」
「言うな、ドルカスのあんちゃん。ああいうのは自分でやる方が楽しいんだよ!」
「必要な器具があるならご用命あれば…。」
取り出したのは、工具ベルトの工具だ。実際職人の腕の9割は道具だ。道具の使い方にある。だからこそ得意の工具を見せる事は自慢になる。私の持っているのは現代高額で作られた思い出召喚の工具だ。
「建築家ですので、プロの仕事を見せれるかと。」
「…あんた…。」
「すげぇ・・・。」
「こう見えて、土建、現場監督も経験ありますので・・・。」
「流石井原だな。あれだけ精密な家を建てるんだ。すごいやつだと思ったが、格が違うな。」
ドワーフたちがうなりを上げる中、それを囲むジョイ人二人の顔はこっちを値踏みする顔だった。
「あれって何系美女なの?」
「うーんわからんニャ?」
「あれか?土建ガール?」
「知らん、が、初めて見るタイプだ。面白れぇ。」
「そこにいると、他人の邪魔だわさ、囲み取材されたくなかったらとっとと行くだわさ。」
「分かった、じゃあな…。」
去っていくドワーフ一同だ。
「あれは?」
「”鍛冶師”だわさ。連中はいつもつるんで、SNSで多数派工作するだわさ、アチシも”鳥野郎”で茶々入れるだわさ、ただ、あいつらは道が通ったことを好むので人気あるだわさ、だから呼んだだわさ。ついでに金属系の検証班だわさ。戦闘系は”白の柳田”だわさ。」
「面白いやつもいるな。」
「ただ、連中は情報が力になることを知らんだわさ。井原も大概だと思うだわさ、だから余分な事は…。」
「喋らないよ。」
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