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第3章 マルワール帝国のダンジョンマスター
第132話 パーディは慣れないと緊張の連続です。
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我々は新年の集いの為の最終チェックを行っていた。この城で設営中の視察を行っている。
「完成はいいが、ここ、ダンジョン領域でなく、ダンジョンだよな?鳥野郎。」
「野郎言うなだわさ。技術伝承で欲しかっただわさ。後、あのリストの剣は、諦めただわさ。」
一応一か月でどうにか形になった帝国王城”ゴルド城”の料理部屋を見る、かなり広大の上、今回から増設で”氷室冷蔵庫”を設置、厚さを”圧縮”でごまかした大型の胴で囲んだ”氷嚢入れ”を伝い、冷気が冷凍室に到着し、物を冷やす効果を与える。当然野菜も凍る。肉も氷保存が可能となる。今回は王城という事でドレッサールーム並の大きさとなる、そしてその横には溶岩プレートを着脱式にした竈を設置。料理効率を上げた。これもかなり大きく、炭さえ手に入れば、鉄も作れるが、同じのを自分で作れという話になった。それを、城のと言おうとしたら、この鳥海さん。帝国中の職人部隊をかき集め、研修会させた。ついでにモルタル技法もだ。そして漆喰技法も伝えた。これにより、土を盛っただけでない、快適な住まいになるだろう。でこれに伴い工期が4日遅延にずれた。工期のずれは何とかするが…。これに伴い、料理の仕込み予定の三日が一日となり、これに伴いダンジョンの仕込みを終えシルキーたちも思ったら、ダンジョンの方は新年に伴い、一時停止した。当然新年の集いは年に一度の楽しみという事もあり、これに伴い、救護班のハイエルフとシルキーを給仕として投入。経験値を稼いでもらう事にした。が、これは向こうも一緒で…という訳で、協議をして炊き出し援護に鳥海の部隊。ついでに彼女の部隊は国境も守っているらしく。そこに投入。ついでに食事をも送ってそうで…。そしてこっちは城内部の給仕を担当、ソウルレベル2で覚えが悪い分
をINTで。カバーした形となる。
「んだば、頑張るんだよ!」
「「はーい!」」
なんとなく外見は女子中学生の塊となってしまった。後悔していない。ただ事、本職の給仕能力は人間の数倍は有能で領域守護が、能力上昇であり極めて有能だ。その上身代わり能力の数倍で働くシルキーさんたちはステータス以上に有能だった。がここで発覚したソウルレベル2の特性が”スキルレベル上限最大5、一部スキル取得不可”である。モンスターとして覚えれる範囲が下がり、学術系とかに限界がある、なので、スキルは選ばないと思ったスキルが発動しないこともある。が、量産はできるからなもう、が、サンテの負担増もある、少し色々節制してみるか…。
「でもあんた…手を出さなくて大丈夫だわさ?」
「私は建築家だ、見本を見せても実際に昇華するのは食事はタミさんの仕事だ。任せる。」
実際ゴーレムたちがシルキーの手で召喚されて料理を運び、それが40人並ぶさまははっきり言って、壮観で、ちょっと感動している、そしてそれに混ざるハイエルフが…。とても大雑把でタミさんに怒られている、彼女たちは一応ダンジョンモンスターだ。そして、ウルフェには頼んで、ゴースト”2体”の育成を頼んだ。サンテと、タミさんの素材要件用でゴーストを育成するためだ。
「あんたはいいのか?」
「一応来客待ちだわさ。私はこう見えてダンジョンバトルも井原と違ってするし、この城はダンジョン扱いだわさ。ついでに中庭もだわさ。実体化ダンジョンの特性で壁に穴が開いていれば勝手に通れるだわさ、それを利用した建築だわさ。」
「あんたもやるな…。」
「井原ほどじゃないだわさ。そこでゲスト用転送ルームがあるだわさ、そこが正式なダンジョンの入り口だわさ。そこ経由でここにダンマスを…。」
「よう!鳥野郎。元気なのじゃ?」
ジト目で振り返った先にあったのはきれいなシルクドレスに身を包んだ、ツインテールの少女・・・ドランだ。
「来なくてもいいだわさ、」
「井原も久しいの、呼ばれたのか?」
手を振る洋上に見覚えもある、”竜王の住処”のダンマス、ドランだ。後で調べたら”戦闘系ダンマス”としてかなり強いダンマスらしく、人気も高いらしい。各上に挑むスタイルが人気との事だ。
「…仕事だ、ここの調理場の監修を依頼されて、今は最終チェックだ。」
「ほう?井原がのぉ。儂は応援しておるでの?」
「一日前だぞ?一日。」
「大丈夫じゃ、攻撃禁止はもらってあれば一晩泊めるそうじゃ。ただ似た事を魔王国も白の旅団もしておっての。けど、”ダンマス女子会”を優先したのじゃ。」
白の旅団は最近売り出し中の戦闘系ダンマスで論文で有名な”白の柳田”がメインを張っている。スケルトンを使った不死戦法が売りでドランのライバルでもある。
「男のくせに?」
慧眼を持つようになると実は鑑定項目を増やしたり減らしたりできる、減らすと鑑定がスピーディに、増やすと精密にデータが出る。
「…。」
鳥海さんのジト目ガドランを襲う、
「ばれたか…。」
「モンスターの時点で性別はないと思ってる。ついでに最近。」
そう言うと井原の背中から一人の女性が、こっちもドレス姿で現れる…。簡単な緑のイブニングドレスに簡単に
ムックレス一つという格好だ。妻の思い出で…思い浮かべれるドレスの数が少ないのでこれが限界だ。
「ヨロシク、憑依した僕という感じのミラージェ。よろしく。」
「よ、よろしくなのじゃ。」
「だ、だわさ。」
二人の目が見開くが、実はもともと人間だけスタイルは用意してあったのでこれが可能なんだ。
「一応憑依を使い本体機能スイッチが可能で。」
というと井原の姿が消えた。
「私がメインとか言う感じでほら?女性にもなれるのよ?」
二人の目線が熱い…。
「ダンマス女子会に来ないだわさ?」
「来るのじゃ、クール系来るのじゃ!」
「仕事があるもの、だめよ、」
指を口に当て、おあずけのポーズである。
「これは強敵だわさ!」
「じゃのお。」
思いっきり二人から手を握られる。
「美人だわさ、モデルだわさ。」
「なのじゃ、これは…。ゴーストに変身させて本体を小さくすれば、確かにできるの。」
「そういう事。そして感覚は共通化できる、だからこそ聖別はないと思ってる、だから商売で聖別による手加減はしないわよ。」
「それはいい事聞いたのじゃ。ノジャロリは主義じゃ!」
「でもいいだわさ、でも男だとこのスタイルは変態だわさ、」
男のマッチョでトサカの鳥海さん…変態なだけのスタイルだな…。利点が見てる側に一個もない。主に毛が総立ちの時点で。
「ま、城の探検はいいのかの?」
「構わないだわさ。但し立ち入り禁止エリア飛び出したときは”ダフィル”が抑えに行くだわさ。分かっているだわさ?」
「分かったのじゃ。邪魔するわけ無かろう?それじゃバラン!行くのじゃ!」
「おう!」
向こうにいる大柄のおっさんと一緒にドランが移動していく、一応礼服着てるんだな、あのマッチョ。
「完成はいいが、ここ、ダンジョン領域でなく、ダンジョンだよな?鳥野郎。」
「野郎言うなだわさ。技術伝承で欲しかっただわさ。後、あのリストの剣は、諦めただわさ。」
一応一か月でどうにか形になった帝国王城”ゴルド城”の料理部屋を見る、かなり広大の上、今回から増設で”氷室冷蔵庫”を設置、厚さを”圧縮”でごまかした大型の胴で囲んだ”氷嚢入れ”を伝い、冷気が冷凍室に到着し、物を冷やす効果を与える。当然野菜も凍る。肉も氷保存が可能となる。今回は王城という事でドレッサールーム並の大きさとなる、そしてその横には溶岩プレートを着脱式にした竈を設置。料理効率を上げた。これもかなり大きく、炭さえ手に入れば、鉄も作れるが、同じのを自分で作れという話になった。それを、城のと言おうとしたら、この鳥海さん。帝国中の職人部隊をかき集め、研修会させた。ついでにモルタル技法もだ。そして漆喰技法も伝えた。これにより、土を盛っただけでない、快適な住まいになるだろう。でこれに伴い工期が4日遅延にずれた。工期のずれは何とかするが…。これに伴い、料理の仕込み予定の三日が一日となり、これに伴いダンジョンの仕込みを終えシルキーたちも思ったら、ダンジョンの方は新年に伴い、一時停止した。当然新年の集いは年に一度の楽しみという事もあり、これに伴い、救護班のハイエルフとシルキーを給仕として投入。経験値を稼いでもらう事にした。が、これは向こうも一緒で…という訳で、協議をして炊き出し援護に鳥海の部隊。ついでに彼女の部隊は国境も守っているらしく。そこに投入。ついでに食事をも送ってそうで…。そしてこっちは城内部の給仕を担当、ソウルレベル2で覚えが悪い分
をINTで。カバーした形となる。
「んだば、頑張るんだよ!」
「「はーい!」」
なんとなく外見は女子中学生の塊となってしまった。後悔していない。ただ事、本職の給仕能力は人間の数倍は有能で領域守護が、能力上昇であり極めて有能だ。その上身代わり能力の数倍で働くシルキーさんたちはステータス以上に有能だった。がここで発覚したソウルレベル2の特性が”スキルレベル上限最大5、一部スキル取得不可”である。モンスターとして覚えれる範囲が下がり、学術系とかに限界がある、なので、スキルは選ばないと思ったスキルが発動しないこともある。が、量産はできるからなもう、が、サンテの負担増もある、少し色々節制してみるか…。
「でもあんた…手を出さなくて大丈夫だわさ?」
「私は建築家だ、見本を見せても実際に昇華するのは食事はタミさんの仕事だ。任せる。」
実際ゴーレムたちがシルキーの手で召喚されて料理を運び、それが40人並ぶさまははっきり言って、壮観で、ちょっと感動している、そしてそれに混ざるハイエルフが…。とても大雑把でタミさんに怒られている、彼女たちは一応ダンジョンモンスターだ。そして、ウルフェには頼んで、ゴースト”2体”の育成を頼んだ。サンテと、タミさんの素材要件用でゴーストを育成するためだ。
「あんたはいいのか?」
「一応来客待ちだわさ。私はこう見えてダンジョンバトルも井原と違ってするし、この城はダンジョン扱いだわさ。ついでに中庭もだわさ。実体化ダンジョンの特性で壁に穴が開いていれば勝手に通れるだわさ、それを利用した建築だわさ。」
「あんたもやるな…。」
「井原ほどじゃないだわさ。そこでゲスト用転送ルームがあるだわさ、そこが正式なダンジョンの入り口だわさ。そこ経由でここにダンマスを…。」
「よう!鳥野郎。元気なのじゃ?」
ジト目で振り返った先にあったのはきれいなシルクドレスに身を包んだ、ツインテールの少女・・・ドランだ。
「来なくてもいいだわさ、」
「井原も久しいの、呼ばれたのか?」
手を振る洋上に見覚えもある、”竜王の住処”のダンマス、ドランだ。後で調べたら”戦闘系ダンマス”としてかなり強いダンマスらしく、人気も高いらしい。各上に挑むスタイルが人気との事だ。
「…仕事だ、ここの調理場の監修を依頼されて、今は最終チェックだ。」
「ほう?井原がのぉ。儂は応援しておるでの?」
「一日前だぞ?一日。」
「大丈夫じゃ、攻撃禁止はもらってあれば一晩泊めるそうじゃ。ただ似た事を魔王国も白の旅団もしておっての。けど、”ダンマス女子会”を優先したのじゃ。」
白の旅団は最近売り出し中の戦闘系ダンマスで論文で有名な”白の柳田”がメインを張っている。スケルトンを使った不死戦法が売りでドランのライバルでもある。
「男のくせに?」
慧眼を持つようになると実は鑑定項目を増やしたり減らしたりできる、減らすと鑑定がスピーディに、増やすと精密にデータが出る。
「…。」
鳥海さんのジト目ガドランを襲う、
「ばれたか…。」
「モンスターの時点で性別はないと思ってる。ついでに最近。」
そう言うと井原の背中から一人の女性が、こっちもドレス姿で現れる…。簡単な緑のイブニングドレスに簡単に
ムックレス一つという格好だ。妻の思い出で…思い浮かべれるドレスの数が少ないのでこれが限界だ。
「ヨロシク、憑依した僕という感じのミラージェ。よろしく。」
「よ、よろしくなのじゃ。」
「だ、だわさ。」
二人の目が見開くが、実はもともと人間だけスタイルは用意してあったのでこれが可能なんだ。
「一応憑依を使い本体機能スイッチが可能で。」
というと井原の姿が消えた。
「私がメインとか言う感じでほら?女性にもなれるのよ?」
二人の目線が熱い…。
「ダンマス女子会に来ないだわさ?」
「来るのじゃ、クール系来るのじゃ!」
「仕事があるもの、だめよ、」
指を口に当て、おあずけのポーズである。
「これは強敵だわさ!」
「じゃのお。」
思いっきり二人から手を握られる。
「美人だわさ、モデルだわさ。」
「なのじゃ、これは…。ゴーストに変身させて本体を小さくすれば、確かにできるの。」
「そういう事。そして感覚は共通化できる、だからこそ聖別はないと思ってる、だから商売で聖別による手加減はしないわよ。」
「それはいい事聞いたのじゃ。ノジャロリは主義じゃ!」
「でもいいだわさ、でも男だとこのスタイルは変態だわさ、」
男のマッチョでトサカの鳥海さん…変態なだけのスタイルだな…。利点が見てる側に一個もない。主に毛が総立ちの時点で。
「ま、城の探検はいいのかの?」
「構わないだわさ。但し立ち入り禁止エリア飛び出したときは”ダフィル”が抑えに行くだわさ。分かっているだわさ?」
「分かったのじゃ。邪魔するわけ無かろう?それじゃバラン!行くのじゃ!」
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