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第3章 マルワール帝国のダンジョンマスター
第128話 進化にTT(トラップタワー)で挑む
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それから一週間かけ、どうにか原稿を仕上げた。高速図面引きがあっても、細かい衣装は何回も土変化で成型しつつ、実際に手を動かし、形を整え、図面化した
作ったのは王宮、大聖堂、店舗付きアパート、議事堂、大通、職人街、商人店舗、だ。ついでに溶岩プレートを
それから一週間かけ、どうにか都市設計の原稿を仕上げた。高速図面引きがあっても、細かい衣装は何回も土変化で成型しつつ、実際に手を動かし、形を整え、図面化した作ったのは王宮、大聖堂、店舗付きアパート、議事堂、大通、職人街、商人店舗、だ。ついでに溶岩プレートを含む上下水道も作成、しておいた。が、これ…相当先に進んだデザインだ。ただ、燃料として薪が必要なのが…ちょっと切ない感じだ。そして、ハーリスさんに連絡すると、すぐに…来た。
「ふむ、いい感じです。これをたたき台にしていくつか加えましょう。8つ、8千万DPとスキルでもいいですが、お願い事があれば聞きますよ。」
いつ見ても金髪の幼女だが、極めて偉そうだ。が、それ以上に眼光が鋭いのだ。
「まず魂10万人の件だ。モンスターの進化に欲しい。」
「でしょうね、ただ、これは叶えてあげられません。」
「どうしてだ?」
「日に3大陸合わせて、千人から千五百人の死者ですよ?10万人寄こせ?人口バランスが虐殺並みに欲しいですよ?それこそ大陸の半分消す並の虐殺です。」
…そんな要求なのか、これ。
「ですが、これにはヒントを出します。進化です。」
「え?」
「進化です、以上です。でそうですね…実は順々なら3つ願いを聞くところでした。ですが、二つはありません。」
「一気にだからな。」
「後、上位ファクターだ。あれの出し方だ。」
「これは…神様に止められてます。なのでお断りします。」
「これでは一個も叶えた事にならんぞ?」
黙秘とか、制限が多すぎるな…。
「確かに…。」
「なら聞きたい、俺達が死んだ場合どうなる?」
「…わかりません。あの方が決定します。それだけです。黙秘権を使います。」
なんか、禁則事項が多すぎだろ…。が、誰かが決定して、復活、死亡を行っているらしい、
「じゃあ、これを聞いて終わろう、あんたらの目的は?」
「…答えれないと言いたいです。ただ言えるのは、皆様の幸せです。あなたも、勇者も生きている人間も住人も、モンスターもです。その為に世界は回っています。」
どうも神はよっぽど平等らしい。
『流石、ハーリス様です。』
実際現在1億7千まで戻し、どうにか…。建レベル5まで上げれるかもしれないが…。少し考えてみるか…。ヒントは出た。まず、上級ファクターは誰かが思いつきで到達しうるものだ。ヒントを出すのが好きそうなやつが無言通すほど近いって事はサブファクターの謎だ。そしてもう一つ、魂10万人は回避方法がある。進化にヒントがある。正確には…。
「ソウルレベル3の数か…。そう言えばソウルレベル3の人間が死ぬと?」
『はい、魂が確保できます。』
「モンスターも?」
『スキル抽出は死亡扱いとなります。』
「進化で?あ?」
そうだ!
『ウルフェはソウルレベルは?』
「3です。」
ロンリーウルフである彼女はソウルレベル3で、ウルフは2だ。
「魂は消費したか?」
『いいえ?』
そういう事か、ソウルレベル2を作って3に進化してから”死亡させる”と魂が成長したことになる。ミヨちゃんもサンクチュアリソングのソウルレベル2のモンスターが3になっていた。がここで問題が起こる。ダンジョンモンスターは命令で命の危険を察するほど危険な命令をさせるとダンジョン全体のマスターへの好感度が下がる。なので普通の手段では進化させて、死亡させることはできない。10万もそんな生贄にさせたら問題が発生する。そこが問題だ。そして、これはどの話をしても吐き気がする。結局殺さないといけないのだから。
『個人的は非道だと思います。が準備は完了です。』
この件はダンジョンの誰にも見せるわけにはいかない。そこはブロイラールームと呼ぶことにしよう。そこのスポナーの召喚魔法陣が設置されている。ここで使うのは”憑依”のダンジョン能力”強制命令権”だ。まず中立スポナーでレベル10のウルフを召喚する、ウルフが250でレベル10が4200になる。なので4450だ。一体、こいつをブロイラールーム内に召喚。即座にコアがそいつを強制命令で”ロンリーウルフ”に進化させる。当然条件のPTを組んだことはないは生まれた直後なら満たせる。そして進化直後にはブロイラールームに酸素を無くせばそのまま酸欠死する。そう、元々酸欠死する…無酸素ルームに最初から召喚するのだ。ついでにトラップで殺した場合、ダンマスは経験値が入る。なので、少しだけ、経験値が入るが。これを繰り返すことでソウルレベル2の魂を3にして、死亡させ、魂だけを増やす機械が完成する。ついでに酸欠死にした理由は死体の損傷が少なくDPで回収した際にほぼ100%のDP回収でリスク軽減できるからだ。リスクはほぼない。が生きてすぐに死ぬ向上なんて碌な物じゃない。
「懐かしのTTタワーだな。」
『なんですか?』
よく箱庭系のモンスターもギミックが分かれば、こうしてトラップタワーを作りモンスターでさえ、資材化する。が、それに近いものを作る自分が今は鬼畜に見える。
「気にするな、始めてくれ、成功したら伝えてくれ。で、効率をチェックするように。できるだけ、これは早く終わらせてやりたい。」
『は。』
結局死亡まで1分もかからなかった。なので、コアが高速演算で行い、10万人の魂を揃えるまでに4日掛からなかった。
作ったのは王宮、大聖堂、店舗付きアパート、議事堂、大通、職人街、商人店舗、だ。ついでに溶岩プレートを
それから一週間かけ、どうにか都市設計の原稿を仕上げた。高速図面引きがあっても、細かい衣装は何回も土変化で成型しつつ、実際に手を動かし、形を整え、図面化した作ったのは王宮、大聖堂、店舗付きアパート、議事堂、大通、職人街、商人店舗、だ。ついでに溶岩プレートを含む上下水道も作成、しておいた。が、これ…相当先に進んだデザインだ。ただ、燃料として薪が必要なのが…ちょっと切ない感じだ。そして、ハーリスさんに連絡すると、すぐに…来た。
「ふむ、いい感じです。これをたたき台にしていくつか加えましょう。8つ、8千万DPとスキルでもいいですが、お願い事があれば聞きますよ。」
いつ見ても金髪の幼女だが、極めて偉そうだ。が、それ以上に眼光が鋭いのだ。
「まず魂10万人の件だ。モンスターの進化に欲しい。」
「でしょうね、ただ、これは叶えてあげられません。」
「どうしてだ?」
「日に3大陸合わせて、千人から千五百人の死者ですよ?10万人寄こせ?人口バランスが虐殺並みに欲しいですよ?それこそ大陸の半分消す並の虐殺です。」
…そんな要求なのか、これ。
「ですが、これにはヒントを出します。進化です。」
「え?」
「進化です、以上です。でそうですね…実は順々なら3つ願いを聞くところでした。ですが、二つはありません。」
「一気にだからな。」
「後、上位ファクターだ。あれの出し方だ。」
「これは…神様に止められてます。なのでお断りします。」
「これでは一個も叶えた事にならんぞ?」
黙秘とか、制限が多すぎるな…。
「確かに…。」
「なら聞きたい、俺達が死んだ場合どうなる?」
「…わかりません。あの方が決定します。それだけです。黙秘権を使います。」
なんか、禁則事項が多すぎだろ…。が、誰かが決定して、復活、死亡を行っているらしい、
「じゃあ、これを聞いて終わろう、あんたらの目的は?」
「…答えれないと言いたいです。ただ言えるのは、皆様の幸せです。あなたも、勇者も生きている人間も住人も、モンスターもです。その為に世界は回っています。」
どうも神はよっぽど平等らしい。
『流石、ハーリス様です。』
実際現在1億7千まで戻し、どうにか…。建レベル5まで上げれるかもしれないが…。少し考えてみるか…。ヒントは出た。まず、上級ファクターは誰かが思いつきで到達しうるものだ。ヒントを出すのが好きそうなやつが無言通すほど近いって事はサブファクターの謎だ。そしてもう一つ、魂10万人は回避方法がある。進化にヒントがある。正確には…。
「ソウルレベル3の数か…。そう言えばソウルレベル3の人間が死ぬと?」
『はい、魂が確保できます。』
「モンスターも?」
『スキル抽出は死亡扱いとなります。』
「進化で?あ?」
そうだ!
『ウルフェはソウルレベルは?』
「3です。」
ロンリーウルフである彼女はソウルレベル3で、ウルフは2だ。
「魂は消費したか?」
『いいえ?』
そういう事か、ソウルレベル2を作って3に進化してから”死亡させる”と魂が成長したことになる。ミヨちゃんもサンクチュアリソングのソウルレベル2のモンスターが3になっていた。がここで問題が起こる。ダンジョンモンスターは命令で命の危険を察するほど危険な命令をさせるとダンジョン全体のマスターへの好感度が下がる。なので普通の手段では進化させて、死亡させることはできない。10万もそんな生贄にさせたら問題が発生する。そこが問題だ。そして、これはどの話をしても吐き気がする。結局殺さないといけないのだから。
『個人的は非道だと思います。が準備は完了です。』
この件はダンジョンの誰にも見せるわけにはいかない。そこはブロイラールームと呼ぶことにしよう。そこのスポナーの召喚魔法陣が設置されている。ここで使うのは”憑依”のダンジョン能力”強制命令権”だ。まず中立スポナーでレベル10のウルフを召喚する、ウルフが250でレベル10が4200になる。なので4450だ。一体、こいつをブロイラールーム内に召喚。即座にコアがそいつを強制命令で”ロンリーウルフ”に進化させる。当然条件のPTを組んだことはないは生まれた直後なら満たせる。そして進化直後にはブロイラールームに酸素を無くせばそのまま酸欠死する。そう、元々酸欠死する…無酸素ルームに最初から召喚するのだ。ついでにトラップで殺した場合、ダンマスは経験値が入る。なので、少しだけ、経験値が入るが。これを繰り返すことでソウルレベル2の魂を3にして、死亡させ、魂だけを増やす機械が完成する。ついでに酸欠死にした理由は死体の損傷が少なくDPで回収した際にほぼ100%のDP回収でリスク軽減できるからだ。リスクはほぼない。が生きてすぐに死ぬ向上なんて碌な物じゃない。
「懐かしのTTタワーだな。」
『なんですか?』
よく箱庭系のモンスターもギミックが分かれば、こうしてトラップタワーを作りモンスターでさえ、資材化する。が、それに近いものを作る自分が今は鬼畜に見える。
「気にするな、始めてくれ、成功したら伝えてくれ。で、効率をチェックするように。できるだけ、これは早く終わらせてやりたい。」
『は。』
結局死亡まで1分もかからなかった。なので、コアが高速演算で行い、10万人の魂を揃えるまでに4日掛からなかった。
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