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第3章 マルワール帝国のダンジョンマスター
第102話 商売上で取引が一番多いのは自分より格下
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『今日の予定は面会というかダンジョンバトルが2件で、返事待ちです。一件は”龍王の住処”。ルーレットフィールドの購入依頼者です。もう一件が魔王国です。こちらもルーレットフィールド購入希望者です。』
朝一番に響いたコアの声に苦笑いする。が、ここで儲けが決まる、相手もだ。真剣勝負の場だったりする。
「ではまず田園に…あれはできそうか?」
「はい、そろそろ完成ですが、これ、いくらの予定ですか?」
「分からん。できれば”長屋”の建設も行い、その時の費用から算出する。」
ミヨちゃんに頼んで見つけてもらい、こっちが苦労して手に入れたイ草を完成させ、繊維を解き出来上がったのが畳だった。和風建築の肝にして快適性。ついでに高級畳で座るとふんわりソファーまでとはいかないが、足触りもよく抗菌性。高級畳はそれこそすり足したくなるほど気持ちいい。これにこだわる事で出来るのが。このモデルハウス
”田舎のおばあちゃんの家”だ。ついでに廉価版の”昭和建築”もダンマス向けに作る予定だ。
『こちらで。』
見た感じの部屋はかなり綺麗な感じで、板張りの武家屋敷を思わせる作りから一変。布も麻が見つかったことで麻の服が作れそうで繊維もそろそろできるだろう。これは完成してみて、ワクワクしてきた。真ん中のいろりには炭で火が起こされ、土間の竈は”釜”と後おひつも付ける予定だ。そして何より、今下にできている苗が育てば米ができて、飯が食える。この世界初の米の飯だ。わくわくが止まらない。お茶の葉がない分は思い出召喚からペットボトルのお茶を出しておく。これを鉄瓶に入れ、それっぽくしておく。これで、出迎え準備完了、あとで草原フィールドに行くゲートを作ればいい。
「まずは龍王の住処に回答、いつでもいいと。で魔王国は龍王と交渉が終わり次第だ。」
「はい、先方に回答しました。…すぐ来るそうです。ゲート位置は?」
「ああ、いつもの村の入口で頼む。人数は?」
「3名だそうです。]
[こっちも用意したほうがいいな。オウルとミヨちゃんを頼む。来てもらってくれ。」
『了解しました。』
まあこの辺は呼ぶとすぐに来る。
「マスター。」
「すまない、そこはまず、靴を脱げ、足を洗え、畳は泥で汚れるともったないんだ。」
歩いてくるミヨちゃんをまずは手で制した。
「ホッホッホ、これがあの畳ですかな?確かにつやつやですな。」
「この畳は足触りがいいんだ。これでやっと日本建築に手が出るから、うれしくて仕方ないんだ。」
畳ベットやござ、いくらでも床材の快適性が上がる。やっぱりこういうのがいいな!
「で、ダンジョンバトルの交渉であろう?ウルフェでもよかったのでは?」
「あの子にはしばらく材料が育つまで、村の戦闘訓練を担当してもらう、ジャンの手伝いはあの子だと荷が重い。」
「確かに、あいつは愛想笑いができそうにないからな。ホッホッホ。」
「うーんウルフェちゃん。可愛いよ?」
「知っている、だからこそだ。そんな子をブラックな職場に置きたくない。お前たちもだぞ。」
「えへへ。」
「うーん、マスタぁ。」
『吸いません、先方を待たせているので、定位置に。』
「おお―これは凄いのぉ、のう、ドラン。」
「ああ、少し狭くないか?この道とか?」
「いやぁ…僕からすると、このあぜ道が地味にふかふかしてるのが怖い。」
なんか個性的だな。また。真ん中は幼女でツインテールの銀髪。で、脇は赤髪の大型の男に緑の輝く髪の美青年だろう。
「良くいらっしゃった。私が井原だ。今回は購入希望という事で会議する予定と聞いた。」
「わしが、竜王の住処ダンマスのドランじゃ、よろしくの。」
ノジャロリ!…いや待て!確か…。
「よろしく。」
「ホッホッホ。よろしく。」
「そっちもいい感じにキャラが立っておるの…。」
「…一つ聞いていいか?」
「何なのじゃ?」
「ダンマスの女性って、そんなにキャラ建てしないといけないのか?」
当然ノジャロリであるはずがない。性別以外は”飛行機事故に遭った日本人”がダンマスのはずだ。だから、必ずノジャロリするほど”年数が経っている”訳がない。
「…そう言われるとつらいのじゃ、これでもちゃんとばれないように練習しておるのじゃぞ?」
「あまりマスターを馬鹿にするな!」
「そうだぞ!」
周りの美男子というか、イケメンたちが騒ぐ、
「良い良い、第一、隣のキャラが濃いのじゃ。当然…。」
こっちを見て顎をクイッと上げる。
「わしもこのキャラが誇りじゃ、そこは容赦して欲しいのじゃ。」
うわ、痛い。
朝一番に響いたコアの声に苦笑いする。が、ここで儲けが決まる、相手もだ。真剣勝負の場だったりする。
「ではまず田園に…あれはできそうか?」
「はい、そろそろ完成ですが、これ、いくらの予定ですか?」
「分からん。できれば”長屋”の建設も行い、その時の費用から算出する。」
ミヨちゃんに頼んで見つけてもらい、こっちが苦労して手に入れたイ草を完成させ、繊維を解き出来上がったのが畳だった。和風建築の肝にして快適性。ついでに高級畳で座るとふんわりソファーまでとはいかないが、足触りもよく抗菌性。高級畳はそれこそすり足したくなるほど気持ちいい。これにこだわる事で出来るのが。このモデルハウス
”田舎のおばあちゃんの家”だ。ついでに廉価版の”昭和建築”もダンマス向けに作る予定だ。
『こちらで。』
見た感じの部屋はかなり綺麗な感じで、板張りの武家屋敷を思わせる作りから一変。布も麻が見つかったことで麻の服が作れそうで繊維もそろそろできるだろう。これは完成してみて、ワクワクしてきた。真ん中のいろりには炭で火が起こされ、土間の竈は”釜”と後おひつも付ける予定だ。そして何より、今下にできている苗が育てば米ができて、飯が食える。この世界初の米の飯だ。わくわくが止まらない。お茶の葉がない分は思い出召喚からペットボトルのお茶を出しておく。これを鉄瓶に入れ、それっぽくしておく。これで、出迎え準備完了、あとで草原フィールドに行くゲートを作ればいい。
「まずは龍王の住処に回答、いつでもいいと。で魔王国は龍王と交渉が終わり次第だ。」
「はい、先方に回答しました。…すぐ来るそうです。ゲート位置は?」
「ああ、いつもの村の入口で頼む。人数は?」
「3名だそうです。]
[こっちも用意したほうがいいな。オウルとミヨちゃんを頼む。来てもらってくれ。」
『了解しました。』
まあこの辺は呼ぶとすぐに来る。
「マスター。」
「すまない、そこはまず、靴を脱げ、足を洗え、畳は泥で汚れるともったないんだ。」
歩いてくるミヨちゃんをまずは手で制した。
「ホッホッホ、これがあの畳ですかな?確かにつやつやですな。」
「この畳は足触りがいいんだ。これでやっと日本建築に手が出るから、うれしくて仕方ないんだ。」
畳ベットやござ、いくらでも床材の快適性が上がる。やっぱりこういうのがいいな!
「で、ダンジョンバトルの交渉であろう?ウルフェでもよかったのでは?」
「あの子にはしばらく材料が育つまで、村の戦闘訓練を担当してもらう、ジャンの手伝いはあの子だと荷が重い。」
「確かに、あいつは愛想笑いができそうにないからな。ホッホッホ。」
「うーんウルフェちゃん。可愛いよ?」
「知っている、だからこそだ。そんな子をブラックな職場に置きたくない。お前たちもだぞ。」
「えへへ。」
「うーん、マスタぁ。」
『吸いません、先方を待たせているので、定位置に。』
「おお―これは凄いのぉ、のう、ドラン。」
「ああ、少し狭くないか?この道とか?」
「いやぁ…僕からすると、このあぜ道が地味にふかふかしてるのが怖い。」
なんか個性的だな。また。真ん中は幼女でツインテールの銀髪。で、脇は赤髪の大型の男に緑の輝く髪の美青年だろう。
「良くいらっしゃった。私が井原だ。今回は購入希望という事で会議する予定と聞いた。」
「わしが、竜王の住処ダンマスのドランじゃ、よろしくの。」
ノジャロリ!…いや待て!確か…。
「よろしく。」
「ホッホッホ。よろしく。」
「そっちもいい感じにキャラが立っておるの…。」
「…一つ聞いていいか?」
「何なのじゃ?」
「ダンマスの女性って、そんなにキャラ建てしないといけないのか?」
当然ノジャロリであるはずがない。性別以外は”飛行機事故に遭った日本人”がダンマスのはずだ。だから、必ずノジャロリするほど”年数が経っている”訳がない。
「…そう言われるとつらいのじゃ、これでもちゃんとばれないように練習しておるのじゃぞ?」
「あまりマスターを馬鹿にするな!」
「そうだぞ!」
周りの美男子というか、イケメンたちが騒ぐ、
「良い良い、第一、隣のキャラが濃いのじゃ。当然…。」
こっちを見て顎をクイッと上げる。
「わしもこのキャラが誇りじゃ、そこは容赦して欲しいのじゃ。」
うわ、痛い。
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