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第3章 マルワール帝国のダンジョンマスター
第101話 カスタマーセンター室長 ハーリス
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ついでに複数モンスターを出すことを承認貰い、ハミングバード(ノーマル)とか、鹿、パークボア、そして、ついでに完成させたカウを投入。がウルフェはこの新
ダンジョンの管理からは外れる事になり、タミさんが回復宿屋で管理となった。と言うのもウルフェはカンスト
ついでに複数モンスターを出すことを承認貰い、ハミングバード(ノーマル)とか、鹿、パークボア、そして、ついでに完成させたカウを投入。がウルフェはこの新ダンジョンの管理からは外れる事になり、タミさんが回復宿屋で管理となった。と言うのもウルフェはカンストで進化可能だが問題が起きて保留となった。というのも一種類しか進化がなかったうえに条件がきつすぎたのだ。
フェンリル:要ロンリーウルフLV30+ビックウルフLV20×50+ブラックドラゴンLV20×1+闇のコイン。破滅を呼ぶラグナロクで一黙示録の獣を言われる獣。神殺しの称号もある。
この条件のうち実はビックウルフは、ショップで売っているマスターがいて、買い付けようと思ったが、高額。で、ブラックドラゴンは当然売買歴さえない。で、闇のコインは大方”楽園”が持っている。交渉しないといけない。超高額モンスターだ。なので、しばらく村での狩りを楽しんでもらい、回復は経験値が入って宿屋経営をするタミさんにお任せとなった。で、このルーレットフィールドを公表した所次の日までに3件の問い合わせが来た。が…。
「よろしくお願いします。」
『よろしくお願いします、ハーリス様。』
最初の一人は村の家でいきなり現れた少女・・・ではなく突然来た少女だった。寝る直前に来たため、心臓に非常に悪い。
「あんたは?」
「私はダンジョンカスタマーセンター室長。ハーリスと申します。」
「ご丁寧にどうも。」
丁寧なお辞儀に自分も改めてお辞儀する…今まで出会った人間で一番・・・。知能が高い。そう思った。勘だ。そして、人間に見えない。外見は金髪青目の人間だ。がそのたたずまいの全てに生命感がない。
「何用で?」
「あなたが建築家だと伺い、今までのダンジョンの設計もすべて見させてもらいました。このルーレットフロアのデザインの使用許可と。後、もう一つ依頼がございます。」
「なんだ?」
「はい、あなたに新たな都市設計の図面を依頼したい。」
「都市設計?」
「はい、細かい意匠に至るまで全てのです。わが主は、象徴となる大都市の計画を作成しました。がもう2年になりますね…。図面のノウハウがなく完成しません。そこでこの世界一の建築家であるあなたに、図面を依頼したい。都市の全てをです。」
「これは大きく出たな。」
実際、この都市デザインというのは建築士憧れの偉業の一つである。都市一つを丸ごと自分のデザインにするという万有感。世界最高峰の仕事である。
「施工DPはだれが払うんだ?」
「私達です、また土地の基礎傾斜は不問です。すべて私がやります。」
すごいな、村の改築をやる時でさえ、結構躊躇したぞ。
「期限は一年。その間に暇があれば完成させてください。必要建物は列挙しておきます。その建物の全ての図面を頂きます。一つにつき1000万DPを報酬とします。」
…大仕事だ。しかも期限が結構緩い。
「完成しない場合はどうする?」
「今まで貰った図面でこちらで補足設計を行い完成させます。が一つも完成していない時は流石に罰を出す予定です。完成しないなら今言っていただければ、加味します。」
「構わない。建築士憧れの仕事だ。できるだけやろう、ただし、一年で都市一個の図面は無茶だ。だから、一つずつ仕上げる、でいいか?」
「構いません。あなたにも仕事があるでしょうから。後、鋼材の試験データが欲しいと思います。完成した図面一つにつき1000万DPと追加で報酬一つをお出しします。後フロアは?」
「構わない。どうせあれは着工に手間がかかるし、今のところ改良が難しい基礎理論があるが、タイルの組み直しが相当頭がかかる。」
「報酬は…お出ししますが、感謝したします。が、さすがにDPとはいかないので、ここは願い事一つで。」
「いいのか?」
「私の考える予算内一つであれば。」
「ふむ…。」
流石、コアのトップの神様代理人、報酬が太っ腹だ。が…。思いつかん…。
「今はない…という感じだ、納品時に上乗せしてくれ。思いついたら頼む。」
「分かりました。後コアに肉体を与えたほうが、忠誠度が上がりますよ?」
『室長、もっと言ってください!』
「いや、ふさわしい肉体が無くて…。」
実際作るには、欲しい最高のボディがない。ガルーダができたらそっちにする予定だ。
「…ヒントを出しましょう。コアの素体は高級な肉体でなく、低級モンスターをお勧めします。」
「ん?なんで?」
「肉体と職業は別に育ちます。できれば職業があり、低級であれば進化でレベル1になるので、最終的にはレベル上限は低級から育てたほうが強くなります。上級スタートは進化さえできず、最終レベル上限もってなります。兵士で使う分には即席戦力となるので強いですが、想い人は低級から育てることを推奨します。」
「すまない、感謝する、指針ができた。」
流石、カスタマーさんや。コアが尊敬するのもわかる。
『流石、室長!』
ハーリスさんが帰った後、コアが凄い興奮していた。実際彼女に依頼をもらうのはかなり有能である証で、本来彼女は全て全部やれる程度に有能でついでに室長とは言うが実際は彼女一人ですべてを賄うらしい。…すげえな。そうなると、実は低級に限りは大量に販売されているが…意外と少ないな。
『さっさと選んでくださいよ!』
「もっと待て1初級がいくつあると思ってるんだ?」
そう、予想外の低級スタートがいいと言われ、レベリングさせれば強くなり、本隊防衛にも役に立ち作業も効率化できる。と思う。となると、ガルーダ案は消え再選択となった。が低級は死ぬほど多い。フォックスも低級だからね。現在は妖狐でスタックにいる。
「もう少し検討させてくれ。入手できないと意味もない。」
もう一つのヒント、職業付きの低級モンスターなんて私は見たことが無い。それがネックだった。だからいくつか相談してみるつもりだ。
「では寝るぞ、」
コアルームに戻ると、この洞窟のままの部屋で寝る事になる。変身を解いて寝れるのがコアルームだけだからだ。そうでないと…。野宿だ。
ダンジョンの管理からは外れる事になり、タミさんが回復宿屋で管理となった。と言うのもウルフェはカンスト
ついでに複数モンスターを出すことを承認貰い、ハミングバード(ノーマル)とか、鹿、パークボア、そして、ついでに完成させたカウを投入。がウルフェはこの新ダンジョンの管理からは外れる事になり、タミさんが回復宿屋で管理となった。と言うのもウルフェはカンストで進化可能だが問題が起きて保留となった。というのも一種類しか進化がなかったうえに条件がきつすぎたのだ。
フェンリル:要ロンリーウルフLV30+ビックウルフLV20×50+ブラックドラゴンLV20×1+闇のコイン。破滅を呼ぶラグナロクで一黙示録の獣を言われる獣。神殺しの称号もある。
この条件のうち実はビックウルフは、ショップで売っているマスターがいて、買い付けようと思ったが、高額。で、ブラックドラゴンは当然売買歴さえない。で、闇のコインは大方”楽園”が持っている。交渉しないといけない。超高額モンスターだ。なので、しばらく村での狩りを楽しんでもらい、回復は経験値が入って宿屋経営をするタミさんにお任せとなった。で、このルーレットフィールドを公表した所次の日までに3件の問い合わせが来た。が…。
「よろしくお願いします。」
『よろしくお願いします、ハーリス様。』
最初の一人は村の家でいきなり現れた少女・・・ではなく突然来た少女だった。寝る直前に来たため、心臓に非常に悪い。
「あんたは?」
「私はダンジョンカスタマーセンター室長。ハーリスと申します。」
「ご丁寧にどうも。」
丁寧なお辞儀に自分も改めてお辞儀する…今まで出会った人間で一番・・・。知能が高い。そう思った。勘だ。そして、人間に見えない。外見は金髪青目の人間だ。がそのたたずまいの全てに生命感がない。
「何用で?」
「あなたが建築家だと伺い、今までのダンジョンの設計もすべて見させてもらいました。このルーレットフロアのデザインの使用許可と。後、もう一つ依頼がございます。」
「なんだ?」
「はい、あなたに新たな都市設計の図面を依頼したい。」
「都市設計?」
「はい、細かい意匠に至るまで全てのです。わが主は、象徴となる大都市の計画を作成しました。がもう2年になりますね…。図面のノウハウがなく完成しません。そこでこの世界一の建築家であるあなたに、図面を依頼したい。都市の全てをです。」
「これは大きく出たな。」
実際、この都市デザインというのは建築士憧れの偉業の一つである。都市一つを丸ごと自分のデザインにするという万有感。世界最高峰の仕事である。
「施工DPはだれが払うんだ?」
「私達です、また土地の基礎傾斜は不問です。すべて私がやります。」
すごいな、村の改築をやる時でさえ、結構躊躇したぞ。
「期限は一年。その間に暇があれば完成させてください。必要建物は列挙しておきます。その建物の全ての図面を頂きます。一つにつき1000万DPを報酬とします。」
…大仕事だ。しかも期限が結構緩い。
「完成しない場合はどうする?」
「今まで貰った図面でこちらで補足設計を行い完成させます。が一つも完成していない時は流石に罰を出す予定です。完成しないなら今言っていただければ、加味します。」
「構わない。建築士憧れの仕事だ。できるだけやろう、ただし、一年で都市一個の図面は無茶だ。だから、一つずつ仕上げる、でいいか?」
「構いません。あなたにも仕事があるでしょうから。後、鋼材の試験データが欲しいと思います。完成した図面一つにつき1000万DPと追加で報酬一つをお出しします。後フロアは?」
「構わない。どうせあれは着工に手間がかかるし、今のところ改良が難しい基礎理論があるが、タイルの組み直しが相当頭がかかる。」
「報酬は…お出ししますが、感謝したします。が、さすがにDPとはいかないので、ここは願い事一つで。」
「いいのか?」
「私の考える予算内一つであれば。」
「ふむ…。」
流石、コアのトップの神様代理人、報酬が太っ腹だ。が…。思いつかん…。
「今はない…という感じだ、納品時に上乗せしてくれ。思いついたら頼む。」
「分かりました。後コアに肉体を与えたほうが、忠誠度が上がりますよ?」
『室長、もっと言ってください!』
「いや、ふさわしい肉体が無くて…。」
実際作るには、欲しい最高のボディがない。ガルーダができたらそっちにする予定だ。
「…ヒントを出しましょう。コアの素体は高級な肉体でなく、低級モンスターをお勧めします。」
「ん?なんで?」
「肉体と職業は別に育ちます。できれば職業があり、低級であれば進化でレベル1になるので、最終的にはレベル上限は低級から育てたほうが強くなります。上級スタートは進化さえできず、最終レベル上限もってなります。兵士で使う分には即席戦力となるので強いですが、想い人は低級から育てることを推奨します。」
「すまない、感謝する、指針ができた。」
流石、カスタマーさんや。コアが尊敬するのもわかる。
『流石、室長!』
ハーリスさんが帰った後、コアが凄い興奮していた。実際彼女に依頼をもらうのはかなり有能である証で、本来彼女は全て全部やれる程度に有能でついでに室長とは言うが実際は彼女一人ですべてを賄うらしい。…すげえな。そうなると、実は低級に限りは大量に販売されているが…意外と少ないな。
『さっさと選んでくださいよ!』
「もっと待て1初級がいくつあると思ってるんだ?」
そう、予想外の低級スタートがいいと言われ、レベリングさせれば強くなり、本隊防衛にも役に立ち作業も効率化できる。と思う。となると、ガルーダ案は消え再選択となった。が低級は死ぬほど多い。フォックスも低級だからね。現在は妖狐でスタックにいる。
「もう少し検討させてくれ。入手できないと意味もない。」
もう一つのヒント、職業付きの低級モンスターなんて私は見たことが無い。それがネックだった。だからいくつか相談してみるつもりだ。
「では寝るぞ、」
コアルームに戻ると、この洞窟のままの部屋で寝る事になる。変身を解いて寝れるのがコアルームだけだからだ。そうでないと…。野宿だ。
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