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第一章 流れ者の村
第27話 生活改善のススメ
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一日かけ、取ってきてもらったのは…それなりに多い木の実の数々と、いくつかの葉っぱだった。それを夕方に見せてもらっていた、タミさんすげえな…。
「これは?」
「ああ、食える葉っぱで、シソとかタイムとか言う葉っぱだべ。」
「ん_こっちの名前もそうなのか?」
「わっかんねえべ。おらたちは基本、マスターの知識があるだ。んだから名前がそっち名になってるだ。それに名前がない場合もあるべ。」
そう言えばそうか…。名もなき葉っぱとかも多いから、
「できれば、ダンジョンで生産することは可能か?タイムは?」
『それが難しいです。』
「なんで?」
「植物はすべて、種でない場合”生き物”扱いとなります。なので、外部モンスターと同じ扱いになります。基本ダンジョンに木が無いのは…。』
「でも、木材は吸収できるよね?」
『それは、木は切られた段階で”死体”であり”無生物”です。なので吸収できます。』
そう言う事か…。って事は?
「木を運んできて、栄養のある土を持ってこれば?」
『繁殖は可能です。がスポナー中立と変わりません。』
有能ではあるが、ここでダンジョンルールが邪魔するな、確かにこの複雑さなら。ダンジョンのほうが内部で生活しにくいな。って事は…。
「石作成で作ってみるか。黒曜石なら大丈夫だろうな、先を丸めれば行けるはず。」
「でも、おらはどうするだ?」
「そうだな、僕の家のしばらく管理を頼む。しばらくすると村人がこっちに来る。その時に僕の家でいろいろ君が料理とか教えるだろう。その時に使う用に燻製や、後…。こっちの素材でテストを行ってくれ。」
「後飯は作るだか?」
「ああ、頼んだ、私の飯は欲しいからね。モアレの肉料理でもいいが、できればもっと生かした料理が欲しい。食生活の改善は必須課題だからね。」
「分かっただ。準備してくるべ、。期待してるだよ?」
「ああ、頼むよ。タミさん。」
一瞬タミさんの体が大きく揺れた気がするが。まあ、こっちも夜にやることがある。いくつかのダンマス関連のショップチェックだ。後、乾燥用と、この床の部分を土魔法が使えるように
土を張ることにして…。後は…。料理の腕を見て…。
「ピー。」
ピーコックたちが帰ってきた。後ウルフェも。
「お疲れ。コアに報告してくれ。」
「ピィィ。」
この小鳥たちはコアが話すことができるため、基本的にコアがデータをまとめていた。
『南側の開けた地域を確認したそうです。大体2か月かかる400kmです。かなり遠いですね、購入しますか?』
「直線でお願いする。近くに開けた土地とかあるかい?」
『はい、いくつか、建物らしきものが打ち捨てられているのを確認したそうですが、荷物は捨てられていたそうです。後、数か所は盗賊団らしき者たちの住処になっていたそうです。』
「そこが、モアレたちの村じゃないといいけど…。]
でもなんか、これはこれでクエストみたいで…。
『後、ミヨちゃんから連絡がありました。体力が付いてきたので、明日から強行軍で、こちらに来るそうです。どうもパンを配っているのがこっちで、その味でこちらに来たいと。」
「ふむ、少しそれはまずいな。40DPのパンとはいえ、高いパンには変わらない。が、パンを焼くにもまず小麦が無いと…。」
そう、これが最大の懸念だった。どうも、この地方というか、彼らにとって、小麦はかなり高い食材である。がそうなるとこれしかないのか…
「すまない、食料品関連のダンマスの検索。」
『は、現在最王手は魔王軍の”楽園”ですね。』
「魔王軍?」
『はい、現在トップ集団であり。ダンマス界の絶対王者です。その食料をつかさどるのがダンジョン”楽園”です。ショップを見ますか?』
「ああ、頼んだ。」
DPショップ(楽園総合)
日替わり冒険者弁当Aセット 200DP
日替わり冒険者弁当Bセット 300DP
普通のパン 40DP
今日のおにぎりセット 400DP
今日のティーセット 200DP
DPショップ(楽園、甘味、野菜)
今日の果物 100DP
楽園特製”楽園麦” 10kg 120DP
お野菜よりどりセット 500DP
楽園米”あゆみ” 10kg 2000DP
しぼりたて100%果物ミックスジュース 300DP
なんだこれ…。生産系として負けた気がするラインナップだ。ついでに店はダンジョンマスター一人ごとにあるので 合わせて11枠×5の55枠ある。広すぎるだろ。米まであるか…。しかもかなり安い。米はともかく食の不安を解決する・・・但しこれ、材料から計算すると、高いんだよな。これを見てみるとわかる。
パークボア 200DP
一匹丸ごとの値段がこれで、弁当のほうが高いのである。加工の値段はあるが、ダンマスとしては、これをモンスターに支給するのは常には考え物だ。どちらかというと、裕福なダンマスが食べる用だ。いくらメイドが売れようが、ルームが売れようが、それだけでは何ともならない。が、小麦は買いだ。ごまかすために。
「小麦を一袋だけ買っておいてくれ。後の分は、少し考える。」
『分かりました。』
「後、タミに頼んでおいて、着く直前の日にパンを焼く。大方…」
「鉄板ですか?」
「いや、溶岩石を使ったプレートを配置。それで鉄板の代わりにする。それでパン窯を作る。」
実はこれは記憶がある、昔現場監督した建物に、”パンレストラン”があったからだ。そこの売りがイタリア製のパン窯で薪のタイプだったからだ。その為作り方を覚えている。加工は・・・私がやるが。土が粘土があるから、土に粘性があり、煉瓦はできる。土で封をするのは、土レベル1でも可能だ…。
「窯の作り方が分かりません。」
『・・・うん、手作業で行う、まずは見ていてくれ。』
一応土を周囲の置いた台所に向かう。普通ラノベの街作り系なら、ここも女の子がキャーキャー言って褒めたり、本職が”教えてください”とかいうところだが。私の所だとそれがない。・・・ちょっと悲しいな。まあ…。
「んだ?ご主人様どうしたんだべ?」
タミさんが台所の所に備え付けの椅子に座り、休憩していたところだった。
「ああ、窯の作り方をコアに教えようと思ってね。一緒に見るかい?」
「うんだば、お願いしますだ。」
そう言い、台所の勝手口から出ると、ピーコックたちとウルフたちも全員見ていた。
「いや、ちょっとやりにくいよ。」
「みんなマスター好きだぁよ。教えてもらえるなら、みんな見たいだよ。」
「分かった、土魔法で作るのだからな。土作成で、MP量を増やすと土状態をいじることができる。で、この時に泥を思い浮かべるといい。泥はこれだ。」
そう言うと手をかざすと
「一応補充してもらっているが、土魔法を使うには土が欲しい。このフロアは土を床の下に仕込んでいるから使えるが、基本は使えない。」
これがある意味井原が解析した土魔法の欠点である。土を持ち込む必要があるのだ。土魔法を使うには。で、ダンジョンの床を石にしていると、土はない。石畳の下の土を使わないといけないのだが、設計次第ではその土はない。なので、土魔法が使えるように土が補充されるフロアを作らないといけないのだ。ついでに念の為、2Fの”メイズ”はこの土魔法が補充される設計となっている。
「で、これが窯だ。」
そう言うと丸い…そして丸い壁で覆ったものができた。そして、その上には煙突がある。
「形は何でもいいが、球形が一番効率がいい。ポイントは出入り口が狭い事、そして煙を筒で出すことだ。墨とか不完全燃焼を狙う時はこの煙突のふたを土で軽く閉め、その出入り口を塞ぎ、熱効率を上げる。燻製とか、あとパンもこれで焼くと旨い。これに近い形のカマドをこの街の家に一個ずつ配備してある。」
「あの奴だか?」
「だいたいそうだ。あれの下に火を入れると、天井の溶岩プレートが熱せられ、かなりの高温になる。で、そのプレートは肉を置くと焼けるし、火みたいに焼けむらが無く、均一に熱が通る。」
これがこの町のギミックというべきものの一つで、で、一応カマドの上部分に覆いを付けると簡易パン窯とか、簡易塩窯とかになる。熱は下部分から出るし、排気口もある。ついでにこの煙部分もダンジョンが吸い取れるので、もちろん少量ながらDPに変換してもらう予定だ。ただ、熱量は流石にダンジョンでも生かすのが無理なので、これは生かす手段を考えている。
「そんなすごいものだか?」
「そうだ。そしてこのプレートは熱を保存するため、長い間熱々だ。その為、少ない燃料で長い時間焼ける。後燻製もできる。で、タミさん。」
「んだ?」
「現在ここに居住予定の村人たちがこっちに来る予定だ。それまでに私が直接これで出来る事を教える。それを村人に伝授してくれ。」
「そんだばもったない。」
「完全を期す。その為だ。頼めるか?」
「マスターの言う事さ分かった。やるだ。みっちり教えてくんろ。」
結局、ふわふわパンの秘密を探るべく一日をかけ…。どうにか空気を思いっきり入れたミルフィーユ型のパンが完成。この試作版だったことにしよう。で、このパンの製法も一応タミさんに教えておいた。後は村人が来てここで生活すれば。出費は少なくなる。
「これは?」
「ああ、食える葉っぱで、シソとかタイムとか言う葉っぱだべ。」
「ん_こっちの名前もそうなのか?」
「わっかんねえべ。おらたちは基本、マスターの知識があるだ。んだから名前がそっち名になってるだ。それに名前がない場合もあるべ。」
そう言えばそうか…。名もなき葉っぱとかも多いから、
「できれば、ダンジョンで生産することは可能か?タイムは?」
『それが難しいです。』
「なんで?」
「植物はすべて、種でない場合”生き物”扱いとなります。なので、外部モンスターと同じ扱いになります。基本ダンジョンに木が無いのは…。』
「でも、木材は吸収できるよね?」
『それは、木は切られた段階で”死体”であり”無生物”です。なので吸収できます。』
そう言う事か…。って事は?
「木を運んできて、栄養のある土を持ってこれば?」
『繁殖は可能です。がスポナー中立と変わりません。』
有能ではあるが、ここでダンジョンルールが邪魔するな、確かにこの複雑さなら。ダンジョンのほうが内部で生活しにくいな。って事は…。
「石作成で作ってみるか。黒曜石なら大丈夫だろうな、先を丸めれば行けるはず。」
「でも、おらはどうするだ?」
「そうだな、僕の家のしばらく管理を頼む。しばらくすると村人がこっちに来る。その時に僕の家でいろいろ君が料理とか教えるだろう。その時に使う用に燻製や、後…。こっちの素材でテストを行ってくれ。」
「後飯は作るだか?」
「ああ、頼んだ、私の飯は欲しいからね。モアレの肉料理でもいいが、できればもっと生かした料理が欲しい。食生活の改善は必須課題だからね。」
「分かっただ。準備してくるべ、。期待してるだよ?」
「ああ、頼むよ。タミさん。」
一瞬タミさんの体が大きく揺れた気がするが。まあ、こっちも夜にやることがある。いくつかのダンマス関連のショップチェックだ。後、乾燥用と、この床の部分を土魔法が使えるように
土を張ることにして…。後は…。料理の腕を見て…。
「ピー。」
ピーコックたちが帰ってきた。後ウルフェも。
「お疲れ。コアに報告してくれ。」
「ピィィ。」
この小鳥たちはコアが話すことができるため、基本的にコアがデータをまとめていた。
『南側の開けた地域を確認したそうです。大体2か月かかる400kmです。かなり遠いですね、購入しますか?』
「直線でお願いする。近くに開けた土地とかあるかい?」
『はい、いくつか、建物らしきものが打ち捨てられているのを確認したそうですが、荷物は捨てられていたそうです。後、数か所は盗賊団らしき者たちの住処になっていたそうです。』
「そこが、モアレたちの村じゃないといいけど…。]
でもなんか、これはこれでクエストみたいで…。
『後、ミヨちゃんから連絡がありました。体力が付いてきたので、明日から強行軍で、こちらに来るそうです。どうもパンを配っているのがこっちで、その味でこちらに来たいと。」
「ふむ、少しそれはまずいな。40DPのパンとはいえ、高いパンには変わらない。が、パンを焼くにもまず小麦が無いと…。」
そう、これが最大の懸念だった。どうも、この地方というか、彼らにとって、小麦はかなり高い食材である。がそうなるとこれしかないのか…
「すまない、食料品関連のダンマスの検索。」
『は、現在最王手は魔王軍の”楽園”ですね。』
「魔王軍?」
『はい、現在トップ集団であり。ダンマス界の絶対王者です。その食料をつかさどるのがダンジョン”楽園”です。ショップを見ますか?』
「ああ、頼んだ。」
DPショップ(楽園総合)
日替わり冒険者弁当Aセット 200DP
日替わり冒険者弁当Bセット 300DP
普通のパン 40DP
今日のおにぎりセット 400DP
今日のティーセット 200DP
DPショップ(楽園、甘味、野菜)
今日の果物 100DP
楽園特製”楽園麦” 10kg 120DP
お野菜よりどりセット 500DP
楽園米”あゆみ” 10kg 2000DP
しぼりたて100%果物ミックスジュース 300DP
なんだこれ…。生産系として負けた気がするラインナップだ。ついでに店はダンジョンマスター一人ごとにあるので 合わせて11枠×5の55枠ある。広すぎるだろ。米まであるか…。しかもかなり安い。米はともかく食の不安を解決する・・・但しこれ、材料から計算すると、高いんだよな。これを見てみるとわかる。
パークボア 200DP
一匹丸ごとの値段がこれで、弁当のほうが高いのである。加工の値段はあるが、ダンマスとしては、これをモンスターに支給するのは常には考え物だ。どちらかというと、裕福なダンマスが食べる用だ。いくらメイドが売れようが、ルームが売れようが、それだけでは何ともならない。が、小麦は買いだ。ごまかすために。
「小麦を一袋だけ買っておいてくれ。後の分は、少し考える。」
『分かりました。』
「後、タミに頼んでおいて、着く直前の日にパンを焼く。大方…」
「鉄板ですか?」
「いや、溶岩石を使ったプレートを配置。それで鉄板の代わりにする。それでパン窯を作る。」
実はこれは記憶がある、昔現場監督した建物に、”パンレストラン”があったからだ。そこの売りがイタリア製のパン窯で薪のタイプだったからだ。その為作り方を覚えている。加工は・・・私がやるが。土が粘土があるから、土に粘性があり、煉瓦はできる。土で封をするのは、土レベル1でも可能だ…。
「窯の作り方が分かりません。」
『・・・うん、手作業で行う、まずは見ていてくれ。』
一応土を周囲の置いた台所に向かう。普通ラノベの街作り系なら、ここも女の子がキャーキャー言って褒めたり、本職が”教えてください”とかいうところだが。私の所だとそれがない。・・・ちょっと悲しいな。まあ…。
「んだ?ご主人様どうしたんだべ?」
タミさんが台所の所に備え付けの椅子に座り、休憩していたところだった。
「ああ、窯の作り方をコアに教えようと思ってね。一緒に見るかい?」
「うんだば、お願いしますだ。」
そう言い、台所の勝手口から出ると、ピーコックたちとウルフたちも全員見ていた。
「いや、ちょっとやりにくいよ。」
「みんなマスター好きだぁよ。教えてもらえるなら、みんな見たいだよ。」
「分かった、土魔法で作るのだからな。土作成で、MP量を増やすと土状態をいじることができる。で、この時に泥を思い浮かべるといい。泥はこれだ。」
そう言うと手をかざすと
「一応補充してもらっているが、土魔法を使うには土が欲しい。このフロアは土を床の下に仕込んでいるから使えるが、基本は使えない。」
これがある意味井原が解析した土魔法の欠点である。土を持ち込む必要があるのだ。土魔法を使うには。で、ダンジョンの床を石にしていると、土はない。石畳の下の土を使わないといけないのだが、設計次第ではその土はない。なので、土魔法が使えるように土が補充されるフロアを作らないといけないのだ。ついでに念の為、2Fの”メイズ”はこの土魔法が補充される設計となっている。
「で、これが窯だ。」
そう言うと丸い…そして丸い壁で覆ったものができた。そして、その上には煙突がある。
「形は何でもいいが、球形が一番効率がいい。ポイントは出入り口が狭い事、そして煙を筒で出すことだ。墨とか不完全燃焼を狙う時はこの煙突のふたを土で軽く閉め、その出入り口を塞ぎ、熱効率を上げる。燻製とか、あとパンもこれで焼くと旨い。これに近い形のカマドをこの街の家に一個ずつ配備してある。」
「あの奴だか?」
「だいたいそうだ。あれの下に火を入れると、天井の溶岩プレートが熱せられ、かなりの高温になる。で、そのプレートは肉を置くと焼けるし、火みたいに焼けむらが無く、均一に熱が通る。」
これがこの町のギミックというべきものの一つで、で、一応カマドの上部分に覆いを付けると簡易パン窯とか、簡易塩窯とかになる。熱は下部分から出るし、排気口もある。ついでにこの煙部分もダンジョンが吸い取れるので、もちろん少量ながらDPに変換してもらう予定だ。ただ、熱量は流石にダンジョンでも生かすのが無理なので、これは生かす手段を考えている。
「そんなすごいものだか?」
「そうだ。そしてこのプレートは熱を保存するため、長い間熱々だ。その為、少ない燃料で長い時間焼ける。後燻製もできる。で、タミさん。」
「んだ?」
「現在ここに居住予定の村人たちがこっちに来る予定だ。それまでに私が直接これで出来る事を教える。それを村人に伝授してくれ。」
「そんだばもったない。」
「完全を期す。その為だ。頼めるか?」
「マスターの言う事さ分かった。やるだ。みっちり教えてくんろ。」
結局、ふわふわパンの秘密を探るべく一日をかけ…。どうにか空気を思いっきり入れたミルフィーユ型のパンが完成。この試作版だったことにしよう。で、このパンの製法も一応タミさんに教えておいた。後は村人が来てここで生活すれば。出費は少なくなる。
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