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第二章 アストライア大陸
第六十二話 立案! 精霊の殺し方!
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「ひとつ質問だ、アーキダハラ。ヴァダパーダ=ドゥフは本当に純粋な水の精霊か? 奴からは、水以外の魔力を感じた。実際、幻惑系の魔法を使っていたはずなんだ。純粋な水の精霊は、そんな魔法持ち合わせていないはずだろう」
まずは、一番疑問に思っていたことをぶつける。
ヴァダパーダ=ドゥフは、間違いなく水系統以外の魔法を使っていたのだ。正体に予想は付いているが、一応確信を持っておきたい。
「やはり、タイタンロブスターは魔法に関してピカイチだな。一目でアレに気付いたのか。察しの通り、アレは水の精霊由来の魔法ではない。相手の精神に作用し快楽を与える、ウダボルスティから発生した魔法だ。奴が水の精霊であることに間違いはない」
ふむ、予想通りだな。奴が戦闘中ずっと口から放っていた魔法。アレは対象の内部に侵入し、その感覚を狂わす。俺は扱えないが、幻惑系の魔法にほど近い能力を持っていた。
少なくとも基本属性魔法ではなく、特殊な属性の魔力を必要とするのは確実である。
しかし、いったいどうしてヴァダパーダ=ドゥフはあのような魔法を扱えるのだろうか。
水の精霊というのは、精霊界においてはかなり下位の存在だ。蜉蝣と接続して新たな魔法を手に入れることは出来ない。当然、タイタンロブスターのように魂臓を変化させ、属性を獲得することも出来ないはずだ。
「ウダボルスティという植物は、霊峰ブルターニャの奥にある湖で自生しているんだ。本来は、あそこの清らかな水でなければ育たない。だからこそ、清水そのものである水の精霊には、あの植物が持つ魔力を扱うことができるのだ。それこそ、奴の魔法の正体である」
疑問に思っていると、アーキダハラはすぐに答えてくれた。
なるほど、ウダボルスティの生息地と水の精霊の性質が合致しているんだな。自然に干渉できる精霊ゆえに、適性のある植物から直接魔力を取り出せるのか。
……厄介だな。ウダボルスティはそのままでも人間の精神を破壊するほど強力な薬物だが、それを魔法として扱えるのか。力加減も奴の自由というわけだ。
もし至近距離でそのような魔法を放たれたら? 戦闘を続行できるかも怪しいところだ。
今考えると、初戦で影響を受けなかったのは奇跡に近い。もしもウダボルスティの快楽を受け入れていたら、俺も死んだ彼らのようになっていたのだろう。奴の魔法とは、つまりそういうものなのだ。薬物の快楽を強制する、恐ろしい魔法。
「薬物というのは、脳が分泌する快楽物質を止まらなくさせる効果がある。逆に言えば、そもそも脳内でその物質を使っていなければ、薬物の影響など受けようはずがないのだ。……これは、生態魔法の出番か? だが、そんな精密な魔力制御が俺にできるだろうか」
人間と甲殻類では、体内に存在する物質はかなり違っている。哺乳類にとって薬物でも、甲殻類にとってはただの植物でしかないケースもあるのだ。
ウダボルスティがもたらす効果にもよるが、理論上、生態魔法で完封できる。
しかしその場合、今までの比にならないほど精密な魔力制御が要求されるのだ。
何せ、脳内にあるレベルの極小の物質を制御するのだから。それはもう、砂漠に落としたゴマを探すよりも精密な作業であろう。
「現実的じゃないな。研究として面白そうではあるが、驚くほど実践向きじゃない。少なくとも、人間の姿で戦うのは得策じゃないだろうが。アーキダハラは、その魔法に対して何か有効な対策に心当たりはあるか?」
「そうだな。実は、あの魔法は森の精霊にも有効なんだ。身体の構造自体は、人間にほど近いものだからな。正直、遠距離攻撃に徹する以外の対策が分からない。幸いにも、あの魔法の射程距離は良くて2mってところだ。口から出る息を吸引しなければ、さほど影響もない。というくらいだな」
なるほど、常に2mの感覚を意識して戦えば良いわけだな。
攻撃力が足りず近距離戦に出る場合も、ある程度呼吸を止めていれば影響は防げると。充分な情報だ。少なくとも、対策のしようがないわけじゃない。
「ねぇ、ニー。アタシに考えがあるんだけどさ、アイツを海の中に引きずり込んじゃうのはどうかな。だって、魔法は気体なんでしょ? 泡が出るから視覚的にわかりやすいし、地上よりも水に溶けだした状態の方が影響が少ないと思うよ」
「! ナイスアイデアだよウチョニー! そうだ、アイツを水中に叩き込めば良い。どうせ俺はタイタンロブスターの姿で戦うんだし、そっちの方が本領を発揮できるというもの」
本当に、ウチョニーは鋭いな。そうだ、俺たちは海の生物なんだ。わざわざ地上で戦ってやる必要なんてない。こっちの戦場まで引きずり込めばいいのさ。
水中じゃ、奴の小手先の魔法なんて通用するはずもない。
「な、何を言っているんだ! 君たちも見ただろう、奴の水系魔法の威力を! 実際、俺が助けに入らなければ全員やられていたんだぞ。それを、水中で戦うなんて。いくらタイタンロブスターと言えど危険すぎる!」
アーキダハラの言うことはもっともである。確かに、ヴァダパーダ=ドゥフの水系魔法は強力だ。ウォーターフォールもマディストリームも、直接喰らえば致命傷になりかねない。だが、それでも俺たちには敵わないだろうな。水中では。
「アーキダハラは知らないだろうな。当たり前だが、水中では水圧がある。その分、放つ魔法にも相応の威力が必要なんだ。水深100mにもなるこの港町では、魔力の少ない奴から死んでいくだろうさ。そして俺たちタイタンロブスターは、生物界でも屈指の魔力量を持つイカレ種族。あのメルビレイにすら引けを取らない」
地上で扱う魔法を、水中でも同じように扱えるはずはない。言ってしまえば、水中で拳銃をぶっぱなすようなものだ。直線的な威力なんて何の意味も持たない。
水中での戦闘には魔力量とテクニックが必要なのだ。
水圧の中でもまっすぐ進むように回転をかけたり、波の動きを読んで立ち位置を変えたり。そのような慣れがなければ、水中戦では生き残れない。
もちろん、ヴァダパーダ=ドゥフも海中での戦闘経験はあるだろう。何せ、この港町を占拠しているのだから。当然周囲の水棲魔獣と戦闘くらいはする。
しかし、奴の戦い方はどうだ。己の持ちうる魔力を愚直にぶつけるだけ。そこにテクニックなど存在しない。あれでは、魔力消費が多すぎてすぐにガス欠を起こす。
水深の浅い湖で生きてきた水の精霊が、水圧と海流の中鍛え上げた俺たちに敵うものか。
海の中に引きずり込みさえすれば、後はこちらの好き放題だ。ウダボルスティの魔法など気にせずいたぶりつくすことが出来る。
「そしたら、タイミングを見計らってアーキダハラがトドメを刺してくれ。確か、不定形の精霊を殺す術に心当たりがあると言っていたな。俺たちが奴を足止めし弱らせるから、最期はお前に任せるぞ」
ヴァダパーダ=ドゥフの肉体は、どれだけ熱を送ろうと、どれだけ冷やそうと、またどれだけ電流を流そうとも潰えなかった。おそらく、自然界に存在する現象の類では滅することが出来ないのだろう。もっと根本的に、魔法という部分に沿った方法でなければ。
「うむ、森の精霊に伝来する、吸魔の魔法だ。本来は魔力異常の治療目的に使う魔法だが、使用量を間違えれば精霊をも確実に殺す。身体のほぼ全てが魔力で構成されている精霊には、むしろ電流などよりも効果的だろう」
なるほど、吸魔の魔法か。使用用途が少ないために習得しなかったが、概要は知っている。先天的魔力疾患の治療魔法。ほぼ全ての属性に対する対抗魔法になりえるが、驚くほど効率が悪く実用性に乏しい。どこをとっても中途半端な魔法だ。
しかし、よく考えてみれば精霊に有効というのは頷ける。
その効率の悪さを補うために、長時間の足止めと拘束が必要なんだな。ならば、考えることは単純だ。俺はただアイツを殴り続ければいい。何て楽しそうなんだろうか。ワクワクしてきたぞ。
まずは、一番疑問に思っていたことをぶつける。
ヴァダパーダ=ドゥフは、間違いなく水系統以外の魔法を使っていたのだ。正体に予想は付いているが、一応確信を持っておきたい。
「やはり、タイタンロブスターは魔法に関してピカイチだな。一目でアレに気付いたのか。察しの通り、アレは水の精霊由来の魔法ではない。相手の精神に作用し快楽を与える、ウダボルスティから発生した魔法だ。奴が水の精霊であることに間違いはない」
ふむ、予想通りだな。奴が戦闘中ずっと口から放っていた魔法。アレは対象の内部に侵入し、その感覚を狂わす。俺は扱えないが、幻惑系の魔法にほど近い能力を持っていた。
少なくとも基本属性魔法ではなく、特殊な属性の魔力を必要とするのは確実である。
しかし、いったいどうしてヴァダパーダ=ドゥフはあのような魔法を扱えるのだろうか。
水の精霊というのは、精霊界においてはかなり下位の存在だ。蜉蝣と接続して新たな魔法を手に入れることは出来ない。当然、タイタンロブスターのように魂臓を変化させ、属性を獲得することも出来ないはずだ。
「ウダボルスティという植物は、霊峰ブルターニャの奥にある湖で自生しているんだ。本来は、あそこの清らかな水でなければ育たない。だからこそ、清水そのものである水の精霊には、あの植物が持つ魔力を扱うことができるのだ。それこそ、奴の魔法の正体である」
疑問に思っていると、アーキダハラはすぐに答えてくれた。
なるほど、ウダボルスティの生息地と水の精霊の性質が合致しているんだな。自然に干渉できる精霊ゆえに、適性のある植物から直接魔力を取り出せるのか。
……厄介だな。ウダボルスティはそのままでも人間の精神を破壊するほど強力な薬物だが、それを魔法として扱えるのか。力加減も奴の自由というわけだ。
もし至近距離でそのような魔法を放たれたら? 戦闘を続行できるかも怪しいところだ。
今考えると、初戦で影響を受けなかったのは奇跡に近い。もしもウダボルスティの快楽を受け入れていたら、俺も死んだ彼らのようになっていたのだろう。奴の魔法とは、つまりそういうものなのだ。薬物の快楽を強制する、恐ろしい魔法。
「薬物というのは、脳が分泌する快楽物質を止まらなくさせる効果がある。逆に言えば、そもそも脳内でその物質を使っていなければ、薬物の影響など受けようはずがないのだ。……これは、生態魔法の出番か? だが、そんな精密な魔力制御が俺にできるだろうか」
人間と甲殻類では、体内に存在する物質はかなり違っている。哺乳類にとって薬物でも、甲殻類にとってはただの植物でしかないケースもあるのだ。
ウダボルスティがもたらす効果にもよるが、理論上、生態魔法で完封できる。
しかしその場合、今までの比にならないほど精密な魔力制御が要求されるのだ。
何せ、脳内にあるレベルの極小の物質を制御するのだから。それはもう、砂漠に落としたゴマを探すよりも精密な作業であろう。
「現実的じゃないな。研究として面白そうではあるが、驚くほど実践向きじゃない。少なくとも、人間の姿で戦うのは得策じゃないだろうが。アーキダハラは、その魔法に対して何か有効な対策に心当たりはあるか?」
「そうだな。実は、あの魔法は森の精霊にも有効なんだ。身体の構造自体は、人間にほど近いものだからな。正直、遠距離攻撃に徹する以外の対策が分からない。幸いにも、あの魔法の射程距離は良くて2mってところだ。口から出る息を吸引しなければ、さほど影響もない。というくらいだな」
なるほど、常に2mの感覚を意識して戦えば良いわけだな。
攻撃力が足りず近距離戦に出る場合も、ある程度呼吸を止めていれば影響は防げると。充分な情報だ。少なくとも、対策のしようがないわけじゃない。
「ねぇ、ニー。アタシに考えがあるんだけどさ、アイツを海の中に引きずり込んじゃうのはどうかな。だって、魔法は気体なんでしょ? 泡が出るから視覚的にわかりやすいし、地上よりも水に溶けだした状態の方が影響が少ないと思うよ」
「! ナイスアイデアだよウチョニー! そうだ、アイツを水中に叩き込めば良い。どうせ俺はタイタンロブスターの姿で戦うんだし、そっちの方が本領を発揮できるというもの」
本当に、ウチョニーは鋭いな。そうだ、俺たちは海の生物なんだ。わざわざ地上で戦ってやる必要なんてない。こっちの戦場まで引きずり込めばいいのさ。
水中じゃ、奴の小手先の魔法なんて通用するはずもない。
「な、何を言っているんだ! 君たちも見ただろう、奴の水系魔法の威力を! 実際、俺が助けに入らなければ全員やられていたんだぞ。それを、水中で戦うなんて。いくらタイタンロブスターと言えど危険すぎる!」
アーキダハラの言うことはもっともである。確かに、ヴァダパーダ=ドゥフの水系魔法は強力だ。ウォーターフォールもマディストリームも、直接喰らえば致命傷になりかねない。だが、それでも俺たちには敵わないだろうな。水中では。
「アーキダハラは知らないだろうな。当たり前だが、水中では水圧がある。その分、放つ魔法にも相応の威力が必要なんだ。水深100mにもなるこの港町では、魔力の少ない奴から死んでいくだろうさ。そして俺たちタイタンロブスターは、生物界でも屈指の魔力量を持つイカレ種族。あのメルビレイにすら引けを取らない」
地上で扱う魔法を、水中でも同じように扱えるはずはない。言ってしまえば、水中で拳銃をぶっぱなすようなものだ。直線的な威力なんて何の意味も持たない。
水中での戦闘には魔力量とテクニックが必要なのだ。
水圧の中でもまっすぐ進むように回転をかけたり、波の動きを読んで立ち位置を変えたり。そのような慣れがなければ、水中戦では生き残れない。
もちろん、ヴァダパーダ=ドゥフも海中での戦闘経験はあるだろう。何せ、この港町を占拠しているのだから。当然周囲の水棲魔獣と戦闘くらいはする。
しかし、奴の戦い方はどうだ。己の持ちうる魔力を愚直にぶつけるだけ。そこにテクニックなど存在しない。あれでは、魔力消費が多すぎてすぐにガス欠を起こす。
水深の浅い湖で生きてきた水の精霊が、水圧と海流の中鍛え上げた俺たちに敵うものか。
海の中に引きずり込みさえすれば、後はこちらの好き放題だ。ウダボルスティの魔法など気にせずいたぶりつくすことが出来る。
「そしたら、タイミングを見計らってアーキダハラがトドメを刺してくれ。確か、不定形の精霊を殺す術に心当たりがあると言っていたな。俺たちが奴を足止めし弱らせるから、最期はお前に任せるぞ」
ヴァダパーダ=ドゥフの肉体は、どれだけ熱を送ろうと、どれだけ冷やそうと、またどれだけ電流を流そうとも潰えなかった。おそらく、自然界に存在する現象の類では滅することが出来ないのだろう。もっと根本的に、魔法という部分に沿った方法でなければ。
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なるほど、吸魔の魔法か。使用用途が少ないために習得しなかったが、概要は知っている。先天的魔力疾患の治療魔法。ほぼ全ての属性に対する対抗魔法になりえるが、驚くほど効率が悪く実用性に乏しい。どこをとっても中途半端な魔法だ。
しかし、よく考えてみれば精霊に有効というのは頷ける。
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