59 / 84
第二章 アストライア大陸
第五十八話 水の精霊
しおりを挟む
まさに隕石のごとく降り注ぐ特大の水。それはもはや、水の滝などとは呼べないものだった。明らかに常軌を逸脱した極大の魔法は、このまま炸裂すればこの都市国家ごと粉砕してもおかしくはないだろうと思える。
ここまでの威力になると、ボンスタたちの時みたく制御権を奪って停止させる余裕などない。この質量全てに魔法を行き渡らせる前に、俺たちが殺されて終わりだ。であれば……。
「水系魔法は何も、対抗魔法を使わなきゃ止められないわけじゃねぇ! 空間収納!」
俺は瞬時に、面状に広がる巨大な空間収納の穴を展開した。これならば、奴のウォーターフォールをすべてカバーできる。しかし、俺の空間収納はあまり体積が大きくないのだ。獣龍ズェストル二頭分程度のスペースしかない。そのため、少し工夫が必要である。
「なるほど、この一瞬で良く考えがまとまるものだ。空間収納で水を防ぎ、すぐさま海に向かって放出しているのか。空間系魔法をそのように使うとはな。ククク、本当に面白い。タイタンロブスターよ、俺にもっと、お前の魔法を見せてくれ!」
危なかった。移動中に獣龍ズェストルの肉を全て処分していなければ、容量不足で死ぬところだった。一部の武器や小道具などは海に放棄してしまったが、それでもまだ戦える範囲のものは残っている。
ウォーターフォールを防ぎ切った俺に対し、ドゥフはすぐさま近接攻撃で仕掛けてきた。
恐らく、遠距離攻撃では意味がないと察したのだろう。この空間収納の防御があれば、如何な攻撃も止めることができる。
しかし近接攻撃ならば? より高速かつ精度の要求される近距離戦では、この盾は少々扱いづらい。空間系魔法は、発動後横にずらすのが非常に難しいのだ。空間と魔法の接続が乱れてしまう。だから近距離で奴の攻撃を防ぐには、瞬時に発動と消滅を繰り返さなければならない。
一足で俺に接近し拳を突き出すドゥフ。身体強化もさることながら、その拳に宿る水系魔法は、タイタンロブスターが扱う龍断刃に非常に良く似たものだ。触れれば無傷では済まない。
であれば、近接戦が不得意な俺がわざわざ相手をする必要はないだろう。適材適所だ。俺にはドゥフの相手など到底出来ない。
俺の腹に迫る拳を、間一髪横から弾き飛ばす別の拳。当然、ウチョニーのものだ。
重心が大きく逸れたドゥフに対し、すぐさま彼女は追撃を仕掛ける。体重の乗っていない方の足を払い、体勢を崩したのだ。
すぐさま、それまで傍観を決め込んでいたスターダティルが逆の足に噛みつき固定した。
プロツィリャントというのは賢い生き物で、コイツと接触したそのときから、ずっと俺の真後ろに隠れ潜んでいたのだ。
そこに、俺は渾身の一撃を叩きつける。当然、狙う場所は顔面一択だ。
龍断刃を纏わせた拳は奴の脳髄を切断し、赤い脳漿を撒き散らす。さしもの精霊も、龍の頭を切断できるこの魔法には耐えられなかったようだ。
だが、これで終わりなどとは思っていない。頭を切断されるなど、不定形の精霊であるヴァダパーダ=ドゥフにとって何の意味もなさないのだ。
予想通り、ドゥフはそのままの姿勢から回し蹴りを放ってきた。頭部を再生されるよりも先に、俺を攻撃することを選んだのだ。
しかし、予想が付いていれば対応は容易い。熱線魔法で足を切断するだけだ。
その隙にウチョニーは腹を貫き、スターダティルは頭部が再生しないよう爪で攻撃を仕掛ける。二人とも、追撃に余念がない。容赦もない。あるのはただ、コイツを殺そうという戦いの意識だけだ。
「お前はどうすりゃ死ぬんだ? 頭を破壊しても、身体を左右に分断しても死なない。お前の動力源はいったいなんだ。何をもって思考を制御している」
「ハハハ、研究者気質なタイタンロブスターらしい質問だな。だが、そんなもん俺も知ってるわけねーだろ。動力源? 思考の制御? んなもん気にして戦ってる奴が、この世のどこにいるってんだ~!?」
ッチ、何かしら弱点を暴きだそうと思ったが、話にならん。本当に、どうすれば良いんだ。いっそのこと、体内に手をぶち込んで魂臓を摘出すれば死ぬか? いや、さっきの熱線魔法で魂臓も破壊したはずだ。なら、コイツに内臓という概念は存在しない。せめてもの人間の形をとるため、体液が赤いというだけだ。
取り敢えず俺は、足が一本なくなり無抵抗のうちに、熱線魔法で他の足と腕も切断する。精霊は身体のどこからでも魔法を放てるが、これで近接戦闘は出来なくなったはずだ。手足が再生するまでの間は何もできない。
「水の精霊というのなら、凍らせてみるというのはどうだろうか。もしくは、身体を構成する水分を全て蒸発させるとか。電流を流して水素と酸素に分解するのは?」
「フハハ、何でも試してみると良い。どうせ意味はないのだ。精霊とは、魔獣とは異なる。より魔法に近しい存在、根源的な魔法を体現する存在なのだ。お前たちのように短い尺度では、絶対に計り切れなどしない」
言われた通り全ての魔法を試してみる。しかし、奴の言葉にウソ偽りはなく、俺の魔法は悉く無為に消費された。
凍結魔法はまったくの無意味だ。摂氏-100度を下回った段階ですら、ヴァダパーダ=ドゥフの肉体が凍結することはなかった。この男は、それほどまでに高い凍結耐性を持っている。保有するエネルギーが規格外に大きいのだろう。
火炎魔法も、結果は変わらない。摂氏2000度を超えようとも、水分が蒸発し絶命することはなかった。逐一身体を再生しているのか、はたまた元々の熱耐性が驚くほど高いのか。とにかく、この精霊に炎は無意味だった。
形を変形させることはできる。それは、熱線魔法でも分かっていた。しかし、何故か蒸発には至らない。熱線魔法は、金属を柔らかくして切断したのと似ているのだろう。
電撃魔法は一番可能性があったが、それでもコイツを殺すことはできなかった。
まず、コイツの肉体はほとんど電流を通さない。恐らく、ゴムやガラスよりも電流を通さないのだろう。身体の全てが純水で構成されている。そしてやっとこさ電流を流せる電圧まで到達しようとも、コイツの肉体が電離されることはなかった。
「おかしい。お前の肉体は確かに水の性質を持つ。いくら魔法の水と言えど、基本は自然界のそれと同じだ。であれば、0度を下回れば凍結するし、100度を上回れば蒸発する。電流を流せば電離するはずなのだ」
「教えてやろうタイタンロブスター。俺は、水という概念そのものだ。いくら形が変わろうとも、俺が水であることに変わりはない。つまり水そのものが消滅しない限り、俺の肉体は不滅なのだ!」
なるほど。氷も水も水蒸気も、すべて水を構成するH₂Oであることに変わりはない。その場合、奴の肉体は生存するということか。
だが、それでは電撃魔法を耐え切ったことに説明がつかない。電流を流せばH₂OはH₂とO₂に分解される。これは化学変化であり、状態変化ではない。
酸素も水素も、それだけで水と呼ぶことはできない。これが結合して初めて、水という体裁を成すのだ。
「次は俺の番だな。お前たちの実力を確かめるのはここまでだ。精霊の本気ってのはこんなもんじゃあない。お前たちの実力は合格点だが、どうやろうとも俺に届きはしないのさ。濁流魔法、マディストリーム!」
今度は、先程のウォーターフォールとは違う。自ら水を生成するのではなく、海から水を利用しているのだ。先程よりもさらに体積は大きい。
まさに濁流。せり上がるように迫りくる大質量の海水は、間にある家屋や舟を容易く飲み込み、その腹で粉砕する。果ては、通りがかった国民までも巻き込んでいた。
しかしマズい。今回は横幅が大きすぎる。俺の空間収納ではとてもカバーしきれない。それに、海の方に注力しては、ヴァダパーダ=ドゥフに背を向けることになる。それは非常に危険だ。
その時、俺たち三人を魔力が包んでいく。属性は俺もよく知っているものだ。その効果も良くわかっている。
「……抵抗するな、死ぬぞ!」
どこからか聞こえたその言葉に従い、俺たちはその魔法に身を預けた。
ここまでの威力になると、ボンスタたちの時みたく制御権を奪って停止させる余裕などない。この質量全てに魔法を行き渡らせる前に、俺たちが殺されて終わりだ。であれば……。
「水系魔法は何も、対抗魔法を使わなきゃ止められないわけじゃねぇ! 空間収納!」
俺は瞬時に、面状に広がる巨大な空間収納の穴を展開した。これならば、奴のウォーターフォールをすべてカバーできる。しかし、俺の空間収納はあまり体積が大きくないのだ。獣龍ズェストル二頭分程度のスペースしかない。そのため、少し工夫が必要である。
「なるほど、この一瞬で良く考えがまとまるものだ。空間収納で水を防ぎ、すぐさま海に向かって放出しているのか。空間系魔法をそのように使うとはな。ククク、本当に面白い。タイタンロブスターよ、俺にもっと、お前の魔法を見せてくれ!」
危なかった。移動中に獣龍ズェストルの肉を全て処分していなければ、容量不足で死ぬところだった。一部の武器や小道具などは海に放棄してしまったが、それでもまだ戦える範囲のものは残っている。
ウォーターフォールを防ぎ切った俺に対し、ドゥフはすぐさま近接攻撃で仕掛けてきた。
恐らく、遠距離攻撃では意味がないと察したのだろう。この空間収納の防御があれば、如何な攻撃も止めることができる。
しかし近接攻撃ならば? より高速かつ精度の要求される近距離戦では、この盾は少々扱いづらい。空間系魔法は、発動後横にずらすのが非常に難しいのだ。空間と魔法の接続が乱れてしまう。だから近距離で奴の攻撃を防ぐには、瞬時に発動と消滅を繰り返さなければならない。
一足で俺に接近し拳を突き出すドゥフ。身体強化もさることながら、その拳に宿る水系魔法は、タイタンロブスターが扱う龍断刃に非常に良く似たものだ。触れれば無傷では済まない。
であれば、近接戦が不得意な俺がわざわざ相手をする必要はないだろう。適材適所だ。俺にはドゥフの相手など到底出来ない。
俺の腹に迫る拳を、間一髪横から弾き飛ばす別の拳。当然、ウチョニーのものだ。
重心が大きく逸れたドゥフに対し、すぐさま彼女は追撃を仕掛ける。体重の乗っていない方の足を払い、体勢を崩したのだ。
すぐさま、それまで傍観を決め込んでいたスターダティルが逆の足に噛みつき固定した。
プロツィリャントというのは賢い生き物で、コイツと接触したそのときから、ずっと俺の真後ろに隠れ潜んでいたのだ。
そこに、俺は渾身の一撃を叩きつける。当然、狙う場所は顔面一択だ。
龍断刃を纏わせた拳は奴の脳髄を切断し、赤い脳漿を撒き散らす。さしもの精霊も、龍の頭を切断できるこの魔法には耐えられなかったようだ。
だが、これで終わりなどとは思っていない。頭を切断されるなど、不定形の精霊であるヴァダパーダ=ドゥフにとって何の意味もなさないのだ。
予想通り、ドゥフはそのままの姿勢から回し蹴りを放ってきた。頭部を再生されるよりも先に、俺を攻撃することを選んだのだ。
しかし、予想が付いていれば対応は容易い。熱線魔法で足を切断するだけだ。
その隙にウチョニーは腹を貫き、スターダティルは頭部が再生しないよう爪で攻撃を仕掛ける。二人とも、追撃に余念がない。容赦もない。あるのはただ、コイツを殺そうという戦いの意識だけだ。
「お前はどうすりゃ死ぬんだ? 頭を破壊しても、身体を左右に分断しても死なない。お前の動力源はいったいなんだ。何をもって思考を制御している」
「ハハハ、研究者気質なタイタンロブスターらしい質問だな。だが、そんなもん俺も知ってるわけねーだろ。動力源? 思考の制御? んなもん気にして戦ってる奴が、この世のどこにいるってんだ~!?」
ッチ、何かしら弱点を暴きだそうと思ったが、話にならん。本当に、どうすれば良いんだ。いっそのこと、体内に手をぶち込んで魂臓を摘出すれば死ぬか? いや、さっきの熱線魔法で魂臓も破壊したはずだ。なら、コイツに内臓という概念は存在しない。せめてもの人間の形をとるため、体液が赤いというだけだ。
取り敢えず俺は、足が一本なくなり無抵抗のうちに、熱線魔法で他の足と腕も切断する。精霊は身体のどこからでも魔法を放てるが、これで近接戦闘は出来なくなったはずだ。手足が再生するまでの間は何もできない。
「水の精霊というのなら、凍らせてみるというのはどうだろうか。もしくは、身体を構成する水分を全て蒸発させるとか。電流を流して水素と酸素に分解するのは?」
「フハハ、何でも試してみると良い。どうせ意味はないのだ。精霊とは、魔獣とは異なる。より魔法に近しい存在、根源的な魔法を体現する存在なのだ。お前たちのように短い尺度では、絶対に計り切れなどしない」
言われた通り全ての魔法を試してみる。しかし、奴の言葉にウソ偽りはなく、俺の魔法は悉く無為に消費された。
凍結魔法はまったくの無意味だ。摂氏-100度を下回った段階ですら、ヴァダパーダ=ドゥフの肉体が凍結することはなかった。この男は、それほどまでに高い凍結耐性を持っている。保有するエネルギーが規格外に大きいのだろう。
火炎魔法も、結果は変わらない。摂氏2000度を超えようとも、水分が蒸発し絶命することはなかった。逐一身体を再生しているのか、はたまた元々の熱耐性が驚くほど高いのか。とにかく、この精霊に炎は無意味だった。
形を変形させることはできる。それは、熱線魔法でも分かっていた。しかし、何故か蒸発には至らない。熱線魔法は、金属を柔らかくして切断したのと似ているのだろう。
電撃魔法は一番可能性があったが、それでもコイツを殺すことはできなかった。
まず、コイツの肉体はほとんど電流を通さない。恐らく、ゴムやガラスよりも電流を通さないのだろう。身体の全てが純水で構成されている。そしてやっとこさ電流を流せる電圧まで到達しようとも、コイツの肉体が電離されることはなかった。
「おかしい。お前の肉体は確かに水の性質を持つ。いくら魔法の水と言えど、基本は自然界のそれと同じだ。であれば、0度を下回れば凍結するし、100度を上回れば蒸発する。電流を流せば電離するはずなのだ」
「教えてやろうタイタンロブスター。俺は、水という概念そのものだ。いくら形が変わろうとも、俺が水であることに変わりはない。つまり水そのものが消滅しない限り、俺の肉体は不滅なのだ!」
なるほど。氷も水も水蒸気も、すべて水を構成するH₂Oであることに変わりはない。その場合、奴の肉体は生存するということか。
だが、それでは電撃魔法を耐え切ったことに説明がつかない。電流を流せばH₂OはH₂とO₂に分解される。これは化学変化であり、状態変化ではない。
酸素も水素も、それだけで水と呼ぶことはできない。これが結合して初めて、水という体裁を成すのだ。
「次は俺の番だな。お前たちの実力を確かめるのはここまでだ。精霊の本気ってのはこんなもんじゃあない。お前たちの実力は合格点だが、どうやろうとも俺に届きはしないのさ。濁流魔法、マディストリーム!」
今度は、先程のウォーターフォールとは違う。自ら水を生成するのではなく、海から水を利用しているのだ。先程よりもさらに体積は大きい。
まさに濁流。せり上がるように迫りくる大質量の海水は、間にある家屋や舟を容易く飲み込み、その腹で粉砕する。果ては、通りがかった国民までも巻き込んでいた。
しかしマズい。今回は横幅が大きすぎる。俺の空間収納ではとてもカバーしきれない。それに、海の方に注力しては、ヴァダパーダ=ドゥフに背を向けることになる。それは非常に危険だ。
その時、俺たち三人を魔力が包んでいく。属性は俺もよく知っているものだ。その効果も良くわかっている。
「……抵抗するな、死ぬぞ!」
どこからか聞こえたその言葉に従い、俺たちはその魔法に身を預けた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる