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1章
-7- 【不注意、故に意識不明】
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星が本格的に輝き始めた夜空を箒で飛び続けて、数十分くらいが経った。
日はいよいよ沈みきり、視界一面にきらきらとした星がまばらに光っていた。
本当ならここで「綺麗!」とか思うのかもしれないが……そういうのを楽しむのはまだ先の話であった。
「わっ!! また揺れた……」
「……本当に箒に慣れてないんだな、お前は」
苦笑気味にそう言うジオ。今まで箒に乗ったことないんだから当たり前である。
「それ、私が魔法使えないって分かってて言ってるでしょ」
「今の今まで忘れていたさ」
「くっそ~……」
彼は相変わらず腹の立つことを言ってくる。
……しかしこうして話していて分かったのだが、もしかして彼は「こうすることでしかコミュニケーションが取れない」のではないだろうか? 素直になれない人、といったところである。
それがもし正しければ……彼も案外可愛いところあるんじゃないかな?
だって、彼は憎まれ口を叩きながれも何だかんだ楽しそうだし、それに私も、その会話に少し楽しさを感じてしまうのだから。
~~~~~~~~~~
上空を飛び続けて数時間ほどが経過した。夜も深くなってきて、息も凍るようになっていた。
「……」
「何だお前、さっきまで騒いでたクセに急に黙りこくって……」
「……いや」
私は大丈夫! そう言いかけたが、喉に言葉が詰まって出てこなかった。
……先程から、あまりの寒さに手足の震えが止まらないのだ。もちろん、あの時上着を忘れた私が悪いのだけれど……。
息をするだけでも辛い。だんだんと意識が朦朧としていくのを感じる。歯をがちがち鳴らしてしまうところだが、それをやるとジオに気づかれてしまう……。
自分の体は丈夫だと思っていたが、流石にこの寒空を薄着で飛行するのはまずかったのかもしれない。
でも、私が心配だからとわざわざ迎えに来てくれて、箒で送り届けてまでくれる人にこれ以上の贅沢は言えない。
自分に良くしてくれる人に迷惑をかけてはいけないってお母さんが……。
あれ、お母さん、って……?
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
瞬間、さっきまで箒から落ちないようにと、懸命に俺の腰に抱きついていたあの細い腕が、力なく抜けていく感覚を感じた。
「……っ!?」
離れていく彼女の右腕を咄嗟に掴む。あまりの勢いで掴んだので、もしかしたら骨が折れているかもしれないが……今はそんなことはどうでも良い。
「おいっ!! お前何ボーッとして……」
「……」
後ろから返事はない。それどころか、彼女の腕はだらんとしたまま力が戻らない。
そして、その腕を掴んだ俺の右手が、まるで氷を掴んだかのように冷たい。
「……ソフィア?」
即座に箒を減速し、恐る恐る後ろを振り向こうとした。
……振り向こうとしたが、減速をしたと同時にどすっと重いものが背中にのしかかってきた。まるで重い石のような、そんなものが。
それが何かはすぐに分かった。俺の背中に微かに熱い息がかかって服が動いている。
酷く嫌な予感がする。怖くて後ろを振り向けない。
……まさか。さっきまで何度も安否を確認していた。その度に大丈夫だと声が帰ってきていた。
何かがぶつかって気を失った様子も、ぶつかった衝撃も一切感じなかった。そもそもそれらしい悲鳴とかも聞こえなかっただろ。
じゃあ大丈夫、きっと疲れて寝てしまっただけだ。
……この、氷のように冷たい腕が?
「……なぁ、おい」
混乱で回らなかった頭がやっと回転し始め、箒のバランスを崩さないようにそっと後ろを振り向く。
……やっぱり、さっき俺にのしかかってきたものは彼女の頭だったようで、俺の背中にもたれかかってぐったりしていた。
表情や顔色は一切うかがえないが、浅い呼吸と細かな身体の震えから、低体温症でも起こしているのかもしれない。
……そもそも冷静になってみればそうだ、こんな寒空をあんな薄着でずっと飛んでいれば、寒いのも当たり前だったのだ。
俺はなぜそんな簡単なことに気付けなかったのか──。
気休めとして俺の着ていたローブを彼女に着せるが、そんなものも効果があるかは……。
分かっている。今俺がしなくてはならないことくらい。
しかし、上空から辺りを見渡すも周りには一面森しかない。どこかに降り立って助けを求めることも難しそうだ。それに、下手に着地をすれば森のモンスターに襲われかねない。
森のど真ん中だからか、連絡を取ろうにも圏外になって誰とも連絡がとれない。
……であれば、このままノンストップで箒を飛ばし続けてジジイの所に行くのが確実か?
でも、そしたら余計ソフィアを冷やしてしまうのでは……。
一切危機を打開できる糸口を見つけられず、あまりの緊張から鼻の奥に鉄臭さを感じる。
分からない、俺には分からないのだ。
何故こんなことに? 原因は? 解決策は? 俺はあの時どうすれば良かった?
どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう。
考えれば考えるだけキリがない。こうして悩んでいる間にも、ソフィアの呼吸は弱くなっていた。
「……くそ、くそっ!」
何も思いつかない。行動を起こす勇気もない。ただどうすることも出来ない自分を責めてしまう。俺はいつもそうだった。
自分の命すら大切に出来ない奴が、他人の命を大切にできるわけがないのだ。
「……ねえね」
「……!?」
後ろから誰かの声が聞こえた。少なくとも、ソフィアの声ではない。
なぜこんな上空にいるのかとか、なぜ俺たちの場所がわかったのかなんて、この際誰でもいい。
とにかく助けを求めること、それが最重要だ。
俺がふと顔を上げると、そこには大きく透き通った妖精の羽根で空を飛ぶ女の子の姿があった。彼女はこんな寒い中、ノースリーブのワンピースを着ており、怪我をしているのか、右目や左肩には包帯が巻いていた。
年はだいたい十歳くらいに見える。
「ね、後ろの人……妖精さん?」
「……なに?」
後ろの人……ソフィアのことを言っているのだろうか?
彼女の種族は確かエルフだ。妖精ではない。
「いや、多分違……」
「私と同じ尖った耳……間違いなく妖精さんだね!」
「え、あれ?」
耳だけで判断していいのか?……っていうか俺、違うって言いかけたんだがな……。
そして彼女の種族もやはり妖精なのか。そう考えると、もしかしてソフィアも妖精なのかもしれないな……。
「この子、放っておいたら死んじゃうよ! うちの森に連れて行ってあげるっ!!」
「えっ……おわっ!!」
妖精の女の子はそういうと、箒に座るソフィアのさらに後ろの部分にどすん! と座ってしまった。
「おい、箒は安定性がないって──」
「ほらっ、早く行って! この子死んじゃう!」
「……お、おう」
こんな年下の女の子に窘められてしまう。ちょっとプライドが傷つくが……彼女の命には代えられない。
「森はこの近くなの! 私の誘導に従ってね!」
「分かった」
そうして俺は、後ろのソフィアを気にしながら妖精の女の子の後をついて行った。
もしかしたら、なにか怪しい場所に連れていかれているのではないかとも思ったが、周りに人がおらず助けを呼ぶ手段もない以上……。
その不思議な女の子について行くしか、残された手段はなかった。
日はいよいよ沈みきり、視界一面にきらきらとした星がまばらに光っていた。
本当ならここで「綺麗!」とか思うのかもしれないが……そういうのを楽しむのはまだ先の話であった。
「わっ!! また揺れた……」
「……本当に箒に慣れてないんだな、お前は」
苦笑気味にそう言うジオ。今まで箒に乗ったことないんだから当たり前である。
「それ、私が魔法使えないって分かってて言ってるでしょ」
「今の今まで忘れていたさ」
「くっそ~……」
彼は相変わらず腹の立つことを言ってくる。
……しかしこうして話していて分かったのだが、もしかして彼は「こうすることでしかコミュニケーションが取れない」のではないだろうか? 素直になれない人、といったところである。
それがもし正しければ……彼も案外可愛いところあるんじゃないかな?
だって、彼は憎まれ口を叩きながれも何だかんだ楽しそうだし、それに私も、その会話に少し楽しさを感じてしまうのだから。
~~~~~~~~~~
上空を飛び続けて数時間ほどが経過した。夜も深くなってきて、息も凍るようになっていた。
「……」
「何だお前、さっきまで騒いでたクセに急に黙りこくって……」
「……いや」
私は大丈夫! そう言いかけたが、喉に言葉が詰まって出てこなかった。
……先程から、あまりの寒さに手足の震えが止まらないのだ。もちろん、あの時上着を忘れた私が悪いのだけれど……。
息をするだけでも辛い。だんだんと意識が朦朧としていくのを感じる。歯をがちがち鳴らしてしまうところだが、それをやるとジオに気づかれてしまう……。
自分の体は丈夫だと思っていたが、流石にこの寒空を薄着で飛行するのはまずかったのかもしれない。
でも、私が心配だからとわざわざ迎えに来てくれて、箒で送り届けてまでくれる人にこれ以上の贅沢は言えない。
自分に良くしてくれる人に迷惑をかけてはいけないってお母さんが……。
あれ、お母さん、って……?
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
瞬間、さっきまで箒から落ちないようにと、懸命に俺の腰に抱きついていたあの細い腕が、力なく抜けていく感覚を感じた。
「……っ!?」
離れていく彼女の右腕を咄嗟に掴む。あまりの勢いで掴んだので、もしかしたら骨が折れているかもしれないが……今はそんなことはどうでも良い。
「おいっ!! お前何ボーッとして……」
「……」
後ろから返事はない。それどころか、彼女の腕はだらんとしたまま力が戻らない。
そして、その腕を掴んだ俺の右手が、まるで氷を掴んだかのように冷たい。
「……ソフィア?」
即座に箒を減速し、恐る恐る後ろを振り向こうとした。
……振り向こうとしたが、減速をしたと同時にどすっと重いものが背中にのしかかってきた。まるで重い石のような、そんなものが。
それが何かはすぐに分かった。俺の背中に微かに熱い息がかかって服が動いている。
酷く嫌な予感がする。怖くて後ろを振り向けない。
……まさか。さっきまで何度も安否を確認していた。その度に大丈夫だと声が帰ってきていた。
何かがぶつかって気を失った様子も、ぶつかった衝撃も一切感じなかった。そもそもそれらしい悲鳴とかも聞こえなかっただろ。
じゃあ大丈夫、きっと疲れて寝てしまっただけだ。
……この、氷のように冷たい腕が?
「……なぁ、おい」
混乱で回らなかった頭がやっと回転し始め、箒のバランスを崩さないようにそっと後ろを振り向く。
……やっぱり、さっき俺にのしかかってきたものは彼女の頭だったようで、俺の背中にもたれかかってぐったりしていた。
表情や顔色は一切うかがえないが、浅い呼吸と細かな身体の震えから、低体温症でも起こしているのかもしれない。
……そもそも冷静になってみればそうだ、こんな寒空をあんな薄着でずっと飛んでいれば、寒いのも当たり前だったのだ。
俺はなぜそんな簡単なことに気付けなかったのか──。
気休めとして俺の着ていたローブを彼女に着せるが、そんなものも効果があるかは……。
分かっている。今俺がしなくてはならないことくらい。
しかし、上空から辺りを見渡すも周りには一面森しかない。どこかに降り立って助けを求めることも難しそうだ。それに、下手に着地をすれば森のモンスターに襲われかねない。
森のど真ん中だからか、連絡を取ろうにも圏外になって誰とも連絡がとれない。
……であれば、このままノンストップで箒を飛ばし続けてジジイの所に行くのが確実か?
でも、そしたら余計ソフィアを冷やしてしまうのでは……。
一切危機を打開できる糸口を見つけられず、あまりの緊張から鼻の奥に鉄臭さを感じる。
分からない、俺には分からないのだ。
何故こんなことに? 原因は? 解決策は? 俺はあの時どうすれば良かった?
どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう。
考えれば考えるだけキリがない。こうして悩んでいる間にも、ソフィアの呼吸は弱くなっていた。
「……くそ、くそっ!」
何も思いつかない。行動を起こす勇気もない。ただどうすることも出来ない自分を責めてしまう。俺はいつもそうだった。
自分の命すら大切に出来ない奴が、他人の命を大切にできるわけがないのだ。
「……ねえね」
「……!?」
後ろから誰かの声が聞こえた。少なくとも、ソフィアの声ではない。
なぜこんな上空にいるのかとか、なぜ俺たちの場所がわかったのかなんて、この際誰でもいい。
とにかく助けを求めること、それが最重要だ。
俺がふと顔を上げると、そこには大きく透き通った妖精の羽根で空を飛ぶ女の子の姿があった。彼女はこんな寒い中、ノースリーブのワンピースを着ており、怪我をしているのか、右目や左肩には包帯が巻いていた。
年はだいたい十歳くらいに見える。
「ね、後ろの人……妖精さん?」
「……なに?」
後ろの人……ソフィアのことを言っているのだろうか?
彼女の種族は確かエルフだ。妖精ではない。
「いや、多分違……」
「私と同じ尖った耳……間違いなく妖精さんだね!」
「え、あれ?」
耳だけで判断していいのか?……っていうか俺、違うって言いかけたんだがな……。
そして彼女の種族もやはり妖精なのか。そう考えると、もしかしてソフィアも妖精なのかもしれないな……。
「この子、放っておいたら死んじゃうよ! うちの森に連れて行ってあげるっ!!」
「えっ……おわっ!!」
妖精の女の子はそういうと、箒に座るソフィアのさらに後ろの部分にどすん! と座ってしまった。
「おい、箒は安定性がないって──」
「ほらっ、早く行って! この子死んじゃう!」
「……お、おう」
こんな年下の女の子に窘められてしまう。ちょっとプライドが傷つくが……彼女の命には代えられない。
「森はこの近くなの! 私の誘導に従ってね!」
「分かった」
そうして俺は、後ろのソフィアを気にしながら妖精の女の子の後をついて行った。
もしかしたら、なにか怪しい場所に連れていかれているのではないかとも思ったが、周りに人がおらず助けを呼ぶ手段もない以上……。
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