ウリッジ
背に翼をもつ種族、空族ウリッジ。
彼らは、森とともに生き、神域である山の手助けをして暮らしている。
男たちは、神域とされる禁断の山に、15歳の成人の儀を終えないと入れない。
オオゼという名の山と民を繋ぐツムギ。女の園。
その村に生まれた双子のフレアとルウア。
弟のルウアは、親友のダレンと、キレアと翼で遊びまわる日々を過ごしていた。
もうすぐ、12歳のとき、山へ魅了されるルウアは、
禁をおかして神域の山に入ってしまう。
そこでは、今まであった山が消えるという事態が起こっていた。
数十年前にも、山が動き、そのとき神を鎮めるため、自ら生贄となった一人のオオゼのツムギ(シャーマン)。
なぜ、男しか山へ入れぬのか、ツムギ最高峰であったミゼルと
時代を交差して、ルウアが分け入る深閑。
出生に秘密をもつルウアと、翼をもつ空族とともに、今、彼と山の運命が動き出す。
彼らは、森とともに生き、神域である山の手助けをして暮らしている。
男たちは、神域とされる禁断の山に、15歳の成人の儀を終えないと入れない。
オオゼという名の山と民を繋ぐツムギ。女の園。
その村に生まれた双子のフレアとルウア。
弟のルウアは、親友のダレンと、キレアと翼で遊びまわる日々を過ごしていた。
もうすぐ、12歳のとき、山へ魅了されるルウアは、
禁をおかして神域の山に入ってしまう。
そこでは、今まであった山が消えるという事態が起こっていた。
数十年前にも、山が動き、そのとき神を鎮めるため、自ら生贄となった一人のオオゼのツムギ(シャーマン)。
なぜ、男しか山へ入れぬのか、ツムギ最高峰であったミゼルと
時代を交差して、ルウアが分け入る深閑。
出生に秘密をもつルウアと、翼をもつ空族とともに、今、彼と山の運命が動き出す。
第一章 つむぐもの
第二章 双子
第三章 起こり
第四章 ルウアの決断
第五章 山へ
第六章 秘密の夜
第七章 出立の儀
第八章 神殿へ
第九章 成人の儀
第十章 宿営地の夜
第十一章 覚え
第十二章 山ノ精霊
あなたにおすすめの小説
[完結]マリンとパール
夏伐
ファンタジー
森から出る事を夢見ながらも、言いつけを守り入口を見張っていた森の民の少女――マリンは、ある日異変を見つける。真っ白な少女が森の中を走っていた。
少女を見れば、なんとマリンとそっくりな顔をしていた。
彼女はパール、王族だった。
カクヨムとノベルアップにも投稿しています。
恐怖耐性を上げ過ぎると、恐怖の対象になるようです
シバトヨ
ファンタジー
『恐怖耐性』ーー書いて字の如く、恐怖に対する耐性を付けるためのスキルだ。これがあれば、どんなに醜い魔物が現れても体が強張る事がなくなる。
俺は幼少の頃に魔物の群れに囲まれてしまい、以来魔物の顔を見る度に緊張で剣が振るえなくなっていた。
「騎士の家系に生まれたというのに……っ!」
そんな、「期待外れもいいところだ」と言わんばかりの台詞を浴びせられ続けてきた。
そんな俺に、たまたま偶然にも、『恐怖耐性』なるスキルを習得出来る機会に恵まれた。
俺は必死にスキルのレベルを上げ、上げて、上げまくった。
その結果……あまりの可愛いさに、剣を振ることが出来なくなってしまった。
なにあの、ゴブリン! 瞳がクリクリしていて可愛いんだけどっ!!
銀狼なんてっ! ゴールデンレトリバーじゃねぇかっ!! いや、銀色の毛並みだからシルバーレトリバーってかっ!!
ともかく、恐怖耐性を上げると、魔物が……いや、魔物に限らず、『恐怖』の対象全てが、可愛く見えてくるようだ。
その可愛らしさに魅了された俺は、逆に魔物達に恐怖される対象になってしまったようなんだが……
なぜ、アイツ等は、俺に出会った瞬間に武器を捨ててまで逃げ出すのだろうか?
恐怖耐性がレベル百を越える前までは、嬉々として襲ってきていたくらいなのだが……?
これは、『恐怖耐性』に頼った俺の日常を綴った物語である。
あぁ……いつになったら、ゴブリンにハグ出来るのだろうか…………。
森の使者:バナナからサルへの冒険
O.K
ファンタジー
村の若者である田村太郎が深い森で不思議なバナナを食べたことから、彼の体は毛だらけに覆われ、彼はサルになりました。彼は森で新しい生活を見つけ、自然と調和し、森の使者として村に知識と尊敬をもたらしました。彼の物語は森の保護と共存に導き、村と森は長い間共に成長しました。
森の雫、リン
ぽぽ太
ファンタジー
木の声を聴くことのできる人々が静かに暮らすナリ村で、少女リンは家族や友人と静かに、平穏に暮らしていた。
そんな折、突如ナリ村に隣国の炎が降り注ぐ。
静かで優しいファンタジーがここに始まる。
コハクと小人たちの時を超える冒険
O.K
ファンタジー
「コハクと小人たちの時を超える冒険」は、キツネのコハクと森に住む小人たちが友情を深め、魔法の力を取り戻し、古代の遺跡を探索して時を超えた冒険に挑む物語です。彼らはさまざまな時代と場所を訪れ、友情と勇気を試す一連の冒険を経て、最終的に元の時代に戻り、平和な森の生活を楽しむことになります。
もうすぐ、お別れの時間です
夕立悠理
恋愛
──期限つきの恋だった。そんなの、わかってた、はずだったのに。
親友の代わりに、王太子の婚約者となった、レオーネ。けれど、親友の病は治り、婚約は解消される。その翌日、なぜか目覚めると、王太子が親友を見初めるパーティーの日まで、時間が巻き戻っていた。けれど、そのパーティーで、親友ではなくレオーネが見初められ──。王太子のことを信じたいけれど、信じられない。そんな想いにゆれるレオーネにずっと幼なじみだと思っていたアルロが告白し──!?