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ランクが上がった者。
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どういう仕組みかわからないが、バルトロメイのカードの『職業』という部分が点滅し、小さすぎる文字が浮かび上がっている。
『更新要請』
「あっぷ…でぇと?」
「オォ~~~~~ッ!!!やったな!バルト!!」
バシバシとラジムがバルトロメイの背中を激しく叩きながら叫ぶと、その場にいた冒険者たちが一瞬静まり、森中の鳥や獣たちが逃げてしまうのではないかと思えるほどの雄叫びを上げた。
「ウォォォォォ~~~~~~~~ッ!!!」
「やったな!俺たち、やったな!!」
「よっしゃぁっ!!俺もレベルアップしたぁっ!!」
「経験値ゲットォ──ッ!!」
どうやら単にバルトロメイが名実ともに『冒険者』になったことを寿ぐ以外にも、自分たちが恩恵を受けたことを喜び声が多い。
「……ほぉ。こりゃあ驚いた。俺も上がってるわ、レベル」
バルトロメイがダンジョンマスターを単騎討伐したことから、懸念だった『勇者見習い』という駆け出し冒険者未満の職業表記が消えたものだと認識していたが、まさかバルトロメイを『指導』したすべての冒険者たちもそのおこぼれをもらえるとは思っていなかったシェイジンは、他の者たちが自分の冒険者カードを取り出して柄にもなくはしゃいでいる姿を見、半信半疑ながら己のカードも確認して声を上げた。
今までラジム以外の弟子など持ったことがないが、ひょっとしたらシェイジンが知らなかっただけで、弟子をとったり冒険者ギルドで試験官業務を請け負う者もこのように経験値が入るものなのかもしれない。
だがそれにしては、尋常ではない────まさか。
「……バルトロメイが新たに指針となった『奉仕』……か?」
ある意味これはボーナスポイントとでもいうのだろうか──半人前だったバルトロメイの『見習い』を取るために必要だった攻撃や防御などの訓練を行った者への。
そしてきっと今回の件に関わった者たちはこのボーナスポイントに味を占めて、自分の弟子を指導するにも『冒険者としてデビュー戦を華々しく飾る』ことを目指して訓練を行うだろう。
たぶんこれはバルトロメイが戦い、生き残り、無事にダンジョンから出たからこそ、付与されたポイントだと思うから──
『更新要請』
「あっぷ…でぇと?」
「オォ~~~~~ッ!!!やったな!バルト!!」
バシバシとラジムがバルトロメイの背中を激しく叩きながら叫ぶと、その場にいた冒険者たちが一瞬静まり、森中の鳥や獣たちが逃げてしまうのではないかと思えるほどの雄叫びを上げた。
「ウォォォォォ~~~~~~~~ッ!!!」
「やったな!俺たち、やったな!!」
「よっしゃぁっ!!俺もレベルアップしたぁっ!!」
「経験値ゲットォ──ッ!!」
どうやら単にバルトロメイが名実ともに『冒険者』になったことを寿ぐ以外にも、自分たちが恩恵を受けたことを喜び声が多い。
「……ほぉ。こりゃあ驚いた。俺も上がってるわ、レベル」
バルトロメイがダンジョンマスターを単騎討伐したことから、懸念だった『勇者見習い』という駆け出し冒険者未満の職業表記が消えたものだと認識していたが、まさかバルトロメイを『指導』したすべての冒険者たちもそのおこぼれをもらえるとは思っていなかったシェイジンは、他の者たちが自分の冒険者カードを取り出して柄にもなくはしゃいでいる姿を見、半信半疑ながら己のカードも確認して声を上げた。
今までラジム以外の弟子など持ったことがないが、ひょっとしたらシェイジンが知らなかっただけで、弟子をとったり冒険者ギルドで試験官業務を請け負う者もこのように経験値が入るものなのかもしれない。
だがそれにしては、尋常ではない────まさか。
「……バルトロメイが新たに指針となった『奉仕』……か?」
ある意味これはボーナスポイントとでもいうのだろうか──半人前だったバルトロメイの『見習い』を取るために必要だった攻撃や防御などの訓練を行った者への。
そしてきっと今回の件に関わった者たちはこのボーナスポイントに味を占めて、自分の弟子を指導するにも『冒険者としてデビュー戦を華々しく飾る』ことを目指して訓練を行うだろう。
たぶんこれはバルトロメイが戦い、生き残り、無事にダンジョンから出たからこそ、付与されたポイントだと思うから──
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