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第8話 作戦開始
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そう言い、男は笑う。
リリィは何が何だかと言った様子で苦笑いを浮かべている。
「ゲインさん。それで、契約なんですけど……」
「あぁ。今低ランクのクエストが軒並み消えてるのは知ってるか?」
俺たちは頷く。
自分たちのせいのくせに、笑わせてくれる。まあここは何も知らない利用者に徹するんだ。
「はい。それで、ゲインさんを頼ればいいと聞きまして……」
「だろうな。実はよ、特殊なルートで俺達ならクエストを紹介できるんだ」
「特殊な?」
「特殊は特殊さ、そこは企業秘密だ。……で、条件はこうだ。まず俺達に受注料を支払ってもらう」
「受注料……ですか?」
ゲインは頷く。
本来クエストの受注にはお金はかからない。その代わり、クエストで何か問題がおきても依頼者は責任を負わないという訳だ。
「クエスト達成報酬の三割だ。それを俺達の収めて貰う。その代わり、安定してクエストを工面することを約束するぜ。ようは、あんたらは報酬の七割を受け取るって訳だ。クエストを受けられないよりはましだろう?」
なるほどな。自分たちで低ランククエストを絞っておいて、善人面で仲介料を奪ってる訳か。
これなら低ランクのクエストを生業にしている冒険者たちが食いつくのも分かる。死活問題だからな。
リリィを見て納得したのも、リリィがパーティを追放されてここ最近低ランククエストしか受けていないのを知っていたからだろう。
「三割……」
「いい方だと思うぜ? 今ギルドじゃ低ランクのクエストが一つも出てないと聞く。稼ぐ当てがないなら、俺達から受けた方がいいと思うぜ? これは善意でいってんだ。それに、あんたらが受けなくてもこっちには客は腐るほどいる」
「善意ですか……」
と、リリィは俺の方を不安そうに見る。
少しは頼ってくれるようになった、ってことかな。
ここはNO……と行きたいところだが、計画通り進めるために肯定しておこう。
「おうよ。いずれギルドにもクエストが戻るだろう。それまで無色じゃあ辛いだろ?」
どうだ? と、ゲインは不敵な笑みを浮かべる。
「……わかりました、ありがとうございます。じゃあここでクエストを受けさせてください」
「おう、小僧は利口だな。いいぜ。おい、ウェンディ」
「はい」
そう言うと、奥からさっきの金髪の女性が大量のクエスト依頼書を持って現れる。
あれがアカネから横流しされたクエストか。よくもまあこれだけのクエストを……。
机の上に広げられたクエストは、リリィが以前から受けていた薬草集めのクエストから、ペット探しや買い物の代理、討伐クエストまでF、E級のクエストが並んでいる。
「わあ、沢山あるね!」
「ちょっと見てみよう」
さて、目当てのクエストは……。
俺は並べられたクエストをザーッと見回す。
そして一つのクエストを見つけると、拾い上げる。
「これがいいかな」
「えっ、アルトそれでいいの?」
それは、F級クエスト。
しかもただの薬草採取クエストだ。バルジの森南西部に生える薬草の採取。
そう、昨日俺が仕掛けをした場所だ。
すると、ゲインは少し険しい顔で顎髭を触る。
「……あんたらランクは?」
「E級ですよ。適任でしょ?」
「――あぁ。ならいい。せいぜい気を付けるんだな」
「はい、ありがとうございます」
そうして俺たちはゲインから薬草採取のクエスト依頼書を受け取ると、受注料金の三割を先渡しし、屋敷を出る。
「クエストが完了したらまたきて。完了報告からクエスト達成報酬の支払いまでラグがあるから、そこは我慢してね」
「はい」
「それじゃ」
そっけなく、バタンとドアが閉じられる。
クエストが成功しない限り赤字なのは、なかなか痛いな。
まあ、計画通りいけば問題ない。
「なんか……変な感じだったね」
リリィは少し不安そうに笑いながら言う。
こういう勘は鋭いな。悪意に敏感なのはいいことだ。お人好しだけど。
「そうか?」
「うん、なんか迷ってたような……」
「気のせいじゃないかな。まあ、パーティで初のクエストだししっかり準備して行こう」
「……うん、そうだね! 楽しみだなあ、サンドイッチとか作っていく?」
「ピクニックかよ。……まあ、でもそれも悪くないな」
そんなことを話しながら、俺達は一旦リリィの家へと帰る。
あの男の反応からして間違いない。奴らはアカネからの依頼を受けたみたいだな。アカネに依頼していた、バルジの森南西部の異常事態の調査。
俺がオークたちを追いやった、現在のオークの生息域となった場所だ。
これでゲインたちはオークの群れの真っただ中へと、何も知らずやってくる。
そして、俺達が選んだクエストも同じくバルジの森南西部でのクエスト。今朝作った香と合わせて、一気に死神の鎌の壊滅とリリィのランク上げを行ってやる。
さて、楽しくなってきた。
◇ ◇ ◇
リリィは片手にバスケットを持ち、もう片方に薬草を詰め込む袋を持っている。
本当にピクニック感覚だな。
まあ、本来バルジの森はモンスターの出現は比較的少ない安全な森らしい。出てくるモンスターも精々ゴブリン程度と聞く。
近くにダンジョンもないから安定した地域らしい。だからこそ、ランクの低い冒険者にも好まれている街なのだ、リオルグは。その辺りはカエラに色々と教えてもらった。
薬草を集めて帰るだけ、そう思っているリリィには悪いが、この後リリィには英雄になってもらう。
「本当いい天気だね! アルトとの最初のクエストにはもってこいかも!」
「そうだな」
「最強の冒険者を目指して毎日訓練してるけど……たまにはこういうのもいいよね」
そう言い、リリィはルンルンと気分で小走りに森を走る。
可愛いなリリィは。
だが、俺まで呑気にしている訳にはいかない。
俺は辺りに目を凝らす。
足跡……枝の折れ具合……先にここを進んだパーティがあるな。
四人の足跡。恐らく死神の鎌だろう。
よし、先行しているな。痕跡的に北へ向かっている。
計画通りだ。
このまま俺たちは北上して、死神の鎌の連中の後ろを追う。
奴らがオークと衝突しているところで合流し、俺お手製の香で周囲のオークを全部呼び寄せる。そしてリリィに活躍させてD級モンスターであるオークの大量討伐実績を積ませる。
これでランクを上げる。死神の鎌はオークの群れにやられ、リリィはランクがあがり、低ランククエストは復活する。完璧だ。
「でも依頼だからね、ちゃんと薬草取って帰らないと! 私は薬草取の先輩だからね、ちゃんと付いてきて!」
と、リリィはフフンと鼻をならし胸を張る。
「はいはい、期待してるよリリィ。そう言えば、カエラさんがもっと北上したところに薬草が良く生えてるスポットがあるって言ってた。行ってみないか?」
「本当? いいね! じゃあ、張り切って行こう!」
こうして俺たちはバルジの森を進む。
――さあ、作戦開始だ。
リリィは何が何だかと言った様子で苦笑いを浮かべている。
「ゲインさん。それで、契約なんですけど……」
「あぁ。今低ランクのクエストが軒並み消えてるのは知ってるか?」
俺たちは頷く。
自分たちのせいのくせに、笑わせてくれる。まあここは何も知らない利用者に徹するんだ。
「はい。それで、ゲインさんを頼ればいいと聞きまして……」
「だろうな。実はよ、特殊なルートで俺達ならクエストを紹介できるんだ」
「特殊な?」
「特殊は特殊さ、そこは企業秘密だ。……で、条件はこうだ。まず俺達に受注料を支払ってもらう」
「受注料……ですか?」
ゲインは頷く。
本来クエストの受注にはお金はかからない。その代わり、クエストで何か問題がおきても依頼者は責任を負わないという訳だ。
「クエスト達成報酬の三割だ。それを俺達の収めて貰う。その代わり、安定してクエストを工面することを約束するぜ。ようは、あんたらは報酬の七割を受け取るって訳だ。クエストを受けられないよりはましだろう?」
なるほどな。自分たちで低ランククエストを絞っておいて、善人面で仲介料を奪ってる訳か。
これなら低ランクのクエストを生業にしている冒険者たちが食いつくのも分かる。死活問題だからな。
リリィを見て納得したのも、リリィがパーティを追放されてここ最近低ランククエストしか受けていないのを知っていたからだろう。
「三割……」
「いい方だと思うぜ? 今ギルドじゃ低ランクのクエストが一つも出てないと聞く。稼ぐ当てがないなら、俺達から受けた方がいいと思うぜ? これは善意でいってんだ。それに、あんたらが受けなくてもこっちには客は腐るほどいる」
「善意ですか……」
と、リリィは俺の方を不安そうに見る。
少しは頼ってくれるようになった、ってことかな。
ここはNO……と行きたいところだが、計画通り進めるために肯定しておこう。
「おうよ。いずれギルドにもクエストが戻るだろう。それまで無色じゃあ辛いだろ?」
どうだ? と、ゲインは不敵な笑みを浮かべる。
「……わかりました、ありがとうございます。じゃあここでクエストを受けさせてください」
「おう、小僧は利口だな。いいぜ。おい、ウェンディ」
「はい」
そう言うと、奥からさっきの金髪の女性が大量のクエスト依頼書を持って現れる。
あれがアカネから横流しされたクエストか。よくもまあこれだけのクエストを……。
机の上に広げられたクエストは、リリィが以前から受けていた薬草集めのクエストから、ペット探しや買い物の代理、討伐クエストまでF、E級のクエストが並んでいる。
「わあ、沢山あるね!」
「ちょっと見てみよう」
さて、目当てのクエストは……。
俺は並べられたクエストをザーッと見回す。
そして一つのクエストを見つけると、拾い上げる。
「これがいいかな」
「えっ、アルトそれでいいの?」
それは、F級クエスト。
しかもただの薬草採取クエストだ。バルジの森南西部に生える薬草の採取。
そう、昨日俺が仕掛けをした場所だ。
すると、ゲインは少し険しい顔で顎髭を触る。
「……あんたらランクは?」
「E級ですよ。適任でしょ?」
「――あぁ。ならいい。せいぜい気を付けるんだな」
「はい、ありがとうございます」
そうして俺たちはゲインから薬草採取のクエスト依頼書を受け取ると、受注料金の三割を先渡しし、屋敷を出る。
「クエストが完了したらまたきて。完了報告からクエスト達成報酬の支払いまでラグがあるから、そこは我慢してね」
「はい」
「それじゃ」
そっけなく、バタンとドアが閉じられる。
クエストが成功しない限り赤字なのは、なかなか痛いな。
まあ、計画通りいけば問題ない。
「なんか……変な感じだったね」
リリィは少し不安そうに笑いながら言う。
こういう勘は鋭いな。悪意に敏感なのはいいことだ。お人好しだけど。
「そうか?」
「うん、なんか迷ってたような……」
「気のせいじゃないかな。まあ、パーティで初のクエストだししっかり準備して行こう」
「……うん、そうだね! 楽しみだなあ、サンドイッチとか作っていく?」
「ピクニックかよ。……まあ、でもそれも悪くないな」
そんなことを話しながら、俺達は一旦リリィの家へと帰る。
あの男の反応からして間違いない。奴らはアカネからの依頼を受けたみたいだな。アカネに依頼していた、バルジの森南西部の異常事態の調査。
俺がオークたちを追いやった、現在のオークの生息域となった場所だ。
これでゲインたちはオークの群れの真っただ中へと、何も知らずやってくる。
そして、俺達が選んだクエストも同じくバルジの森南西部でのクエスト。今朝作った香と合わせて、一気に死神の鎌の壊滅とリリィのランク上げを行ってやる。
さて、楽しくなってきた。
◇ ◇ ◇
リリィは片手にバスケットを持ち、もう片方に薬草を詰め込む袋を持っている。
本当にピクニック感覚だな。
まあ、本来バルジの森はモンスターの出現は比較的少ない安全な森らしい。出てくるモンスターも精々ゴブリン程度と聞く。
近くにダンジョンもないから安定した地域らしい。だからこそ、ランクの低い冒険者にも好まれている街なのだ、リオルグは。その辺りはカエラに色々と教えてもらった。
薬草を集めて帰るだけ、そう思っているリリィには悪いが、この後リリィには英雄になってもらう。
「本当いい天気だね! アルトとの最初のクエストにはもってこいかも!」
「そうだな」
「最強の冒険者を目指して毎日訓練してるけど……たまにはこういうのもいいよね」
そう言い、リリィはルンルンと気分で小走りに森を走る。
可愛いなリリィは。
だが、俺まで呑気にしている訳にはいかない。
俺は辺りに目を凝らす。
足跡……枝の折れ具合……先にここを進んだパーティがあるな。
四人の足跡。恐らく死神の鎌だろう。
よし、先行しているな。痕跡的に北へ向かっている。
計画通りだ。
このまま俺たちは北上して、死神の鎌の連中の後ろを追う。
奴らがオークと衝突しているところで合流し、俺お手製の香で周囲のオークを全部呼び寄せる。そしてリリィに活躍させてD級モンスターであるオークの大量討伐実績を積ませる。
これでランクを上げる。死神の鎌はオークの群れにやられ、リリィはランクがあがり、低ランククエストは復活する。完璧だ。
「でも依頼だからね、ちゃんと薬草取って帰らないと! 私は薬草取の先輩だからね、ちゃんと付いてきて!」
と、リリィはフフンと鼻をならし胸を張る。
「はいはい、期待してるよリリィ。そう言えば、カエラさんがもっと北上したところに薬草が良く生えてるスポットがあるって言ってた。行ってみないか?」
「本当? いいね! じゃあ、張り切って行こう!」
こうして俺たちはバルジの森を進む。
――さあ、作戦開始だ。
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