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第三章 亡国の姫と王国の剣
039 エルトと喝采
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俺は白に駆け込んだ後、ソフィアの部屋へ向かう
コンコン!
「ソフィアっ!?入るよっ!」
扉を開け中二入るとソフィアが机に向かい書類に目を通している状態で停止していた
ほっ……良かった……
ソフィアの無事な姿を見て安心し肩の力が抜ける
≪マスター?呪いにかかった者達は全て次元の狭間に隔離しました。私の方で処理しておいてよろしいですか?≫
対応する方法なんかある?
≪空気感染する呪いですし、二次災害を考えると、次元の狭間で消滅させるのが一番安全かと思われます≫
……っ!……わかった。やってくれ……
≪承知しました≫
ギリッ……!
後手に回ってしまった悔しさを堪え歯切りしりしてしまう
クソッ……!クソックソッ!
≪……レナさんが時間を停めてくれていなければ大災害が起こっていたはずです。下手をすれば全滅もあり得た事態だったと思います……≫
ああ、わかってる……
この落とし前はきっちりつけさせてやる……!
……レナさんは、時を停めたままでいても大丈夫そうか? 能力使いっぱなしなんだろう?今
≪後10分程でこの街の空気の浄化が終わるのでそこまで頑張ってもらってます。今日が無風でよかったです……≫
そうか……大惨事にならなくてよかった……
10分後マキナが街中の空気を浄化し、安全になった事を伝えてきた後、時間停止が解除される
「……あら?私は何を……。あら、司様?どうしてこちらに……」
「ソフィア!良かった……。実は破滅の王の軍勢が攻撃を仕掛けて来てね、テロ行為があったんだ。テロの首謀者は倒したけど、まだ街は混乱してる。絶対に外に出ないようにしてくれるかな」
「っ!?テロ……!?そ、そんな恐ろしい事が……!」
「ああ、そうだ。だから出来れば確認されるまではこの部屋でいたほうがいい」
「わっ!わかりました!」
「じゃあ、俺残りの仕事片付けてくるから!」
言いながら部屋を出る
「はいっ!司様もお気をつけてーーっ!」
俺はソフィアの執務室から出た後、城内を走り始める
マキナ?街の人達の様子はどうだ
≪街の人たちは何が起こったのかわからないと言った状態で混乱していますね≫
マキナ?今回の事を街の人達に伝えなきゃいけない。セレスティアで出した
巨大スクリーンと、スピーカーとマイクの準備しておいてくれ
≪わかりました。準備しておきますっ≫
俺はさやか達の部屋に走り出す
コンコンッ
「はーい?」
「さやかー?俺だ。入るぞ?」
「えっ!?おにーちゃんっ!?ちょっ!ちょっと待って!?今着替えてるところだからっ!」
「……あぁ。じゃあそのままでいいから聞いてくれ。今街でテロ騒ぎがあったから、騒ぎが収まるまで部屋から出ないようにな」
「えっ!?テロッ!?テロってどういう事おにーちゃん!?」
「そのままの意味だ。テロリストが街に攻めて来てたんだ。もうテロリストは俺が倒したけどな。けど、まだ病原菌が残ってる状態だから、俺かマキナがいいって言うまで絶対に部屋から出るなよ!」
「う、うんっ!わかった!絶対出ない!」
……マキナ?これからソフィアたちの部屋に一体ずつ分身を置く事はできるか?
≪かなりパワーは下がりますが、可能です。それでもこの世界の魔物程度なら軽くあしらう事は出来るので問題はないはずです≫
そうか、じゃあ、頼む。今回のように俺の予想を超えた事が起こった時初動が遅れたら取り返しがつかないからな……!
≪わかりましたっ!あっ。今街の空気の浄化が完了しましたっ!≫
そうか!よくやってくれた、マキナ!ありがとう!
レティシアと遥ちゃんの部屋に向かいさやかたちと同様に状況を伝え、部屋で待機する事を伝え終わる
……よし、次は……マキナ?レナさん達に今回の騒動を街の人に説明する時、時間止めた事を伝えていいか聞いてくれ
≪わかりました。少々お待ちを……≫
≪マスター聞き終わりました。やはりレナさんの能力については秘密にしてほしいとの事です。以前情報が漏洩して暗殺者に狙われた事があったそうで……≫
わかった。そうなるとレナさんの活躍は無しで街の人に説明する必要があるな……
街の人に伝える言葉をかんがえながら俺は王宮の窓から跳ぶ
マキナッ!
≪はいっ!マスター!≫
背中に漆黒の翼が出現し空に舞い上がる
次は街の混乱を収めるぞ、このままじゃ暴動になりかねない!
≪はいっ!≫
俺は城の一番高い監視塔の上に立つ
よし、マキナ。やってくれ!
ブォン……!
ローランの街を囲うように巨大スクリーンとスピーカーが出現する
「なっ!なんだ……!?ありゃあ?」
「それより早くっ早く逃げないと……!みんなみたいに死んじゃう!?」
「オラ!どけよっ!俺を先に行かせろ!」
まだ混乱冷めやらぬ中俺の顔が巨大スクリーンに投影される
「……なんだ?アイツは……、どこかで見たような……」
「……っ!救世主様っ!」
「みんな、聞いてくれ。俺は救世主の東条 司だ!先ほど、この街を破滅の王の軍勢がテロリストを仕向けて来た!ミイラ化した人が爆散して死の呪いを振りまくテロだ!」
「て、テロ!?やっぱり……!?にっ!逃げろ!?逃げろぉぉ!」
「いっ!?嫌!?呪い!?呪いって何よ!私嫌だからね!?そんなので死ぬの!」
やっぱ混乱に拍車がかかるだけだよな、事実伝えても……
早く説明しないと……!
本当はレナさんの活躍も宣伝したいけど「時間を停められる」なんて危険な能力を持った人物がいるなんて知られたら何を考えるかわからないし伏せておこう。
レナさん達も能力の事は伏せておきたがったみたいだし……公に公表は避けたほうがいいだろう。なら、やはりここは全部俺が被ったほうがよさそうだ
「だが!安心してくれ!俺がそのテロリストは倒した!
呪いの空気感染が起こらないように、神器でこの街の空気の浄化をした!
もう安心してくれていい!だからどうか平静を取り戻してくれ!もう大丈夫だ!」
「えっ……、も、もう大丈夫……なの?街の外へ逃げなくていいの……?」
「おい、ホントかよ!?嘘だったらてめぇしょーちしねえぞ!」
「そ、そうだ!魔物と違って呪いは目に見えねえんだぞ!何が大丈夫だ!?」
「そうだそうだ!いい加減な事言ってるとぶっとばすぞ!てめぇ!?」
はぁ~……な~んでホームのエルトの方が、よそのセレスティアよりアウェー感出てるんだよ。勘弁してくれよホント
「……じゃあ、どうする?街が危険だと言って街の外に出て行って魔物に殺されるのか?
俺はもう問題を解決した。そして、みんなに問題はなくなったんだと伝えた。それを信じずに街の外に行くのなら俺は助けないぜ?ご自由にどうぞだ」
「なっ!何言ってんのかわかってんのか!?てめぇ!?てめぇは救世主なんだろ!?」
「知るかバァカ!なぁんで、もう大丈夫だと言ってるのを信じずに、暴れ続けようとする奴を助けなきゃいけねーんだよ?勝手に街から出て行って死ねよ!救世主だからって何でも助けるわけじゃねーぞ!?救世主を便利屋と勘違いすんなボケ!」
「そっ!それでも救世主かよ!」
「救世主が聖人君子であるべきだって誰が決めた?それはてめえらが自分に都合のいい理想を押し付けてるだけだろうが!俺は救世主である前に一人の人間だ!神様でもなんでもねぇんだよ!俺は自分が救いたいって思う人しか救いたくねーぞ!ああ、それと、そこの今「ぶっとばすぞ!」とか言った奴!顔覚えたからな!文句あんならいつでも来い!コラァ!」
俺の言葉に街がシン……と静まり返り、煽ってきてた連中が顔を青くし見合わせる
≪あはははははははっ!マスターらしーっ!ホント、ホンット救世主らしくないですよねっマスターって!ふふふふふっ!≫
あー、すっきりした!
≪マスターサイコ-ですっ!いっ!今!レイザーさんとガーベラさんが笑い転げてますよっ!ふふふふふっ!≫
「ね、お母さん……?もうおばけいなくなったの?」
「えっ、ええ……!そうね……。あの、救世主様がやっつけてくださったみたいよ……」
「ホント!?もうリッタと遊んでいいの!?やったぁ!」
「救世主のおにーちゃんっ!ありがとーっ!」
お礼と共に女の子が小さな手で拍手を贈ってくれる
女の子のその「ありがとう」と拍手を合図に、街にいる人達から拍手がちらほらと上がり出す
パチ……パチパチ……パチパチパチパチ………!
「そっ、そうだよ!あの方は破滅の王の軍勢を倒してくれたんだろ!?みんななんで喜ばないんだよ!?拍手を贈ろうじゃないか!俺達の街の危機を救ってくれた英雄に感謝を贈ろう!ありがとうございます!救世主様!おかげでうちの娘も息子も死なずに済みました!」
次第に拍手が大きくなり街中から拍手が起こり出す
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!
街中から聞こえる拍手喝采が巻き起こる中俺は城の自室に戻った
コンコン!
「ソフィアっ!?入るよっ!」
扉を開け中二入るとソフィアが机に向かい書類に目を通している状態で停止していた
ほっ……良かった……
ソフィアの無事な姿を見て安心し肩の力が抜ける
≪マスター?呪いにかかった者達は全て次元の狭間に隔離しました。私の方で処理しておいてよろしいですか?≫
対応する方法なんかある?
≪空気感染する呪いですし、二次災害を考えると、次元の狭間で消滅させるのが一番安全かと思われます≫
……っ!……わかった。やってくれ……
≪承知しました≫
ギリッ……!
後手に回ってしまった悔しさを堪え歯切りしりしてしまう
クソッ……!クソックソッ!
≪……レナさんが時間を停めてくれていなければ大災害が起こっていたはずです。下手をすれば全滅もあり得た事態だったと思います……≫
ああ、わかってる……
この落とし前はきっちりつけさせてやる……!
……レナさんは、時を停めたままでいても大丈夫そうか? 能力使いっぱなしなんだろう?今
≪後10分程でこの街の空気の浄化が終わるのでそこまで頑張ってもらってます。今日が無風でよかったです……≫
そうか……大惨事にならなくてよかった……
10分後マキナが街中の空気を浄化し、安全になった事を伝えてきた後、時間停止が解除される
「……あら?私は何を……。あら、司様?どうしてこちらに……」
「ソフィア!良かった……。実は破滅の王の軍勢が攻撃を仕掛けて来てね、テロ行為があったんだ。テロの首謀者は倒したけど、まだ街は混乱してる。絶対に外に出ないようにしてくれるかな」
「っ!?テロ……!?そ、そんな恐ろしい事が……!」
「ああ、そうだ。だから出来れば確認されるまではこの部屋でいたほうがいい」
「わっ!わかりました!」
「じゃあ、俺残りの仕事片付けてくるから!」
言いながら部屋を出る
「はいっ!司様もお気をつけてーーっ!」
俺はソフィアの執務室から出た後、城内を走り始める
マキナ?街の人達の様子はどうだ
≪街の人たちは何が起こったのかわからないと言った状態で混乱していますね≫
マキナ?今回の事を街の人達に伝えなきゃいけない。セレスティアで出した
巨大スクリーンと、スピーカーとマイクの準備しておいてくれ
≪わかりました。準備しておきますっ≫
俺はさやか達の部屋に走り出す
コンコンッ
「はーい?」
「さやかー?俺だ。入るぞ?」
「えっ!?おにーちゃんっ!?ちょっ!ちょっと待って!?今着替えてるところだからっ!」
「……あぁ。じゃあそのままでいいから聞いてくれ。今街でテロ騒ぎがあったから、騒ぎが収まるまで部屋から出ないようにな」
「えっ!?テロッ!?テロってどういう事おにーちゃん!?」
「そのままの意味だ。テロリストが街に攻めて来てたんだ。もうテロリストは俺が倒したけどな。けど、まだ病原菌が残ってる状態だから、俺かマキナがいいって言うまで絶対に部屋から出るなよ!」
「う、うんっ!わかった!絶対出ない!」
……マキナ?これからソフィアたちの部屋に一体ずつ分身を置く事はできるか?
≪かなりパワーは下がりますが、可能です。それでもこの世界の魔物程度なら軽くあしらう事は出来るので問題はないはずです≫
そうか、じゃあ、頼む。今回のように俺の予想を超えた事が起こった時初動が遅れたら取り返しがつかないからな……!
≪わかりましたっ!あっ。今街の空気の浄化が完了しましたっ!≫
そうか!よくやってくれた、マキナ!ありがとう!
レティシアと遥ちゃんの部屋に向かいさやかたちと同様に状況を伝え、部屋で待機する事を伝え終わる
……よし、次は……マキナ?レナさん達に今回の騒動を街の人に説明する時、時間止めた事を伝えていいか聞いてくれ
≪わかりました。少々お待ちを……≫
≪マスター聞き終わりました。やはりレナさんの能力については秘密にしてほしいとの事です。以前情報が漏洩して暗殺者に狙われた事があったそうで……≫
わかった。そうなるとレナさんの活躍は無しで街の人に説明する必要があるな……
街の人に伝える言葉をかんがえながら俺は王宮の窓から跳ぶ
マキナッ!
≪はいっ!マスター!≫
背中に漆黒の翼が出現し空に舞い上がる
次は街の混乱を収めるぞ、このままじゃ暴動になりかねない!
≪はいっ!≫
俺は城の一番高い監視塔の上に立つ
よし、マキナ。やってくれ!
ブォン……!
ローランの街を囲うように巨大スクリーンとスピーカーが出現する
「なっ!なんだ……!?ありゃあ?」
「それより早くっ早く逃げないと……!みんなみたいに死んじゃう!?」
「オラ!どけよっ!俺を先に行かせろ!」
まだ混乱冷めやらぬ中俺の顔が巨大スクリーンに投影される
「……なんだ?アイツは……、どこかで見たような……」
「……っ!救世主様っ!」
「みんな、聞いてくれ。俺は救世主の東条 司だ!先ほど、この街を破滅の王の軍勢がテロリストを仕向けて来た!ミイラ化した人が爆散して死の呪いを振りまくテロだ!」
「て、テロ!?やっぱり……!?にっ!逃げろ!?逃げろぉぉ!」
「いっ!?嫌!?呪い!?呪いって何よ!私嫌だからね!?そんなので死ぬの!」
やっぱ混乱に拍車がかかるだけだよな、事実伝えても……
早く説明しないと……!
本当はレナさんの活躍も宣伝したいけど「時間を停められる」なんて危険な能力を持った人物がいるなんて知られたら何を考えるかわからないし伏せておこう。
レナさん達も能力の事は伏せておきたがったみたいだし……公に公表は避けたほうがいいだろう。なら、やはりここは全部俺が被ったほうがよさそうだ
「だが!安心してくれ!俺がそのテロリストは倒した!
呪いの空気感染が起こらないように、神器でこの街の空気の浄化をした!
もう安心してくれていい!だからどうか平静を取り戻してくれ!もう大丈夫だ!」
「えっ……、も、もう大丈夫……なの?街の外へ逃げなくていいの……?」
「おい、ホントかよ!?嘘だったらてめぇしょーちしねえぞ!」
「そ、そうだ!魔物と違って呪いは目に見えねえんだぞ!何が大丈夫だ!?」
「そうだそうだ!いい加減な事言ってるとぶっとばすぞ!てめぇ!?」
はぁ~……な~んでホームのエルトの方が、よそのセレスティアよりアウェー感出てるんだよ。勘弁してくれよホント
「……じゃあ、どうする?街が危険だと言って街の外に出て行って魔物に殺されるのか?
俺はもう問題を解決した。そして、みんなに問題はなくなったんだと伝えた。それを信じずに街の外に行くのなら俺は助けないぜ?ご自由にどうぞだ」
「なっ!何言ってんのかわかってんのか!?てめぇ!?てめぇは救世主なんだろ!?」
「知るかバァカ!なぁんで、もう大丈夫だと言ってるのを信じずに、暴れ続けようとする奴を助けなきゃいけねーんだよ?勝手に街から出て行って死ねよ!救世主だからって何でも助けるわけじゃねーぞ!?救世主を便利屋と勘違いすんなボケ!」
「そっ!それでも救世主かよ!」
「救世主が聖人君子であるべきだって誰が決めた?それはてめえらが自分に都合のいい理想を押し付けてるだけだろうが!俺は救世主である前に一人の人間だ!神様でもなんでもねぇんだよ!俺は自分が救いたいって思う人しか救いたくねーぞ!ああ、それと、そこの今「ぶっとばすぞ!」とか言った奴!顔覚えたからな!文句あんならいつでも来い!コラァ!」
俺の言葉に街がシン……と静まり返り、煽ってきてた連中が顔を青くし見合わせる
≪あはははははははっ!マスターらしーっ!ホント、ホンット救世主らしくないですよねっマスターって!ふふふふふっ!≫
あー、すっきりした!
≪マスターサイコ-ですっ!いっ!今!レイザーさんとガーベラさんが笑い転げてますよっ!ふふふふふっ!≫
「ね、お母さん……?もうおばけいなくなったの?」
「えっ、ええ……!そうね……。あの、救世主様がやっつけてくださったみたいよ……」
「ホント!?もうリッタと遊んでいいの!?やったぁ!」
「救世主のおにーちゃんっ!ありがとーっ!」
お礼と共に女の子が小さな手で拍手を贈ってくれる
女の子のその「ありがとう」と拍手を合図に、街にいる人達から拍手がちらほらと上がり出す
パチ……パチパチ……パチパチパチパチ………!
「そっ、そうだよ!あの方は破滅の王の軍勢を倒してくれたんだろ!?みんななんで喜ばないんだよ!?拍手を贈ろうじゃないか!俺達の街の危機を救ってくれた英雄に感謝を贈ろう!ありがとうございます!救世主様!おかげでうちの娘も息子も死なずに済みました!」
次第に拍手が大きくなり街中から拍手が起こり出す
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!
街中から聞こえる拍手喝采が巻き起こる中俺は城の自室に戻った
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一章時点まで読了しました
さっぱりした分かりやすい性格の正義感の強い主人公·東条司と、巨大ロボットのマスター大好きロリ少女·マキナという王道で鉄板のコンビが繰り広げるファンタジーで好感が持てました
……ただ【設定に粗があるなぁ】と【分かりにくい描写があるなぁ】というのが正直な感想でもありました
以下、詳細です
·設定の粗
他の救世主に比べて、主人公の神器強すぎ
異世界の民度低すぎ
ここはそんなに問題がありません、無くはないけど設定ということスルーできるレベルです
主人公が唯一の男という部分で【そもそもイレギュラーなのである】ということで、まあ流せます
ただ一点、見過ごせなかったのが【短剣術】に関して
奥義の説明に【中世ヨーロッパの遺失技術】とあったのですが、なんでマキナがそれを知っているのか?という点です
マキナは設定上、司と繋がっているとのことで、現代世界を知っているのは問題ないのですが、司も知らない遺失技術を何故に知っているのか?と、首を捻りました
斬葬に関してはまだしも、もう一つに関しては現代人でやる技術か?となったので、両方異世界産の技術であった方が納得いくと思いました
·描写が分かりにくい
具体的に言えば、マキナ
彼女の会話が全て《》で統一されているため、彼女が直接喋っているのか、テレパシーで会話してるのかが分からない
周囲の人間の様子、状況からどっちかを推察するというワンクッションが、正直手間になりました
また、ロボが一章時点では戦闘らしい戦闘をしなかった点が少し不満かなぁとは思いました
と、ここまでは悪い点でしたが、全体で見れば良い点が多いです
キャラの心情描写、行動原理などはよく描けていました
あえて言うなら司君が察し良すぎかなぁくらい。
黒幕の正体看破するくだりが名探偵かよと思うくらい超推理だった気がします、マキナから情報を貰ってからならそこも違和感無かったかもしれません
個人的にはもう少し熱血バカくらいで多少察しが悪くても良かったかなぁ?と(勝手な感想)
シスター達に関しては……まあ、民度で推してしるべしということで
展開は、先が読めるというのもありましたが、逆を言えばしっかりと王道の書き方をしているからこそ先が分かるということでもあり、何より読んでて面白く感じられたのでむしろ誉めるべき点であると思います
第二章「ソフィアと婚約」まで読みました。
サクサクと進む展開は気持ち良く、次はどうなるのだろうと気になりながら読み進めています。
若干ご都合主義な所もあるのかも知れませんが、僕は普段異世界物は全く読まないので、これはこれで面白いと感じて読んでいます。
そしてソフィアを悩ませるランデル王子。これも続きが気になりますね~w
2話目までの段階ですが……改行が所々でデタラメで読みにくくなってます……(スマホアプリで拝読中)