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49話
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ロイのスキルを確認出来る良い機会ね。
出来ればアレクは退出願いたがったけど、後々に他の奴が来ても厄介だし──ここで種は刈り取ろう。ロイは『絶頂』を知られたくないみたいだしね。
そう思ってロイのスキルを確認するけど──
平凡だった……。
確かにスキルレベルは『剣術』以外は高水準で盾使いとしてのスキルもそれなりに習得している。
回避寄りなのはきっと私のせいでしょうね……。
本人が絶え間ない努力を続けない限り──この年でこれだけのスキル量は本来あり得ない。
さすが我が子ね!
確かにユニークスキル『感度操作』も無い。ロイの言っていた通りだわ。
特筆するなら──特殊スキルが多すぎるぐらいかしらね。
特に『鑑定』──
これがあるから『感度操作』がなくなったと言ったのだと理解したわ。本当かどうか確証はないけどね。
これからは鑑定水晶や鑑定紙を使わないで済むわね。それに戦闘でも役に立つ。
領主とアレクは囲う気満々だったみたいだけど、呆気に取られているわ。
このスキル構成なら経験を積んだ冒険者や騎士とそんなに変わらない。
領主はこれで引き下がるはず。後は誤解を解かせてこっちは終わり。
問題はアレクね。エレンが魔物を倒した事を言ってしまったみたいだし──理由を報告しないといけないでしょうね。
気になるのはカイルは腕輪を使って盾を出していたはずなのに──ロイには『魔力盾』というスキルがあった。
まさか、ステラはこの事を言っていたのかしら?
確かめる必要があるわね……。
「さて、これでロイが魔物を操るスキルが無いのはわかったわね?」
領主を睨みつけながら言う。
「た、た、た、確かに……誤解はこちらで解いておこ──解かせて頂きます!」
よろしい。
「アレク──秘匿する意味はわかったわね?」
「は、はい……これはわしも予想外でした……ロイド君の未来の為に命を懸けて守ります!」
「え!? そこまで!?」
ロイはアレクの覚悟に目を見開く。
「ロイ、貴方は聖騎士の息子は性騎士と呼ばれたいの?」
スキル『絶頂』は習得不明スキルの一つ。ユニークスキル並に貴重。その道の奴らから変なちょっかいを出されたら困るわ。
「絶対嫌だッ!」
「ふふっ、なら今後も秘匿しなさい。後で『隠蔽』させる効果のある魔道具を渡すわ。これで『鑑定』効果のあるアイテムはなんとかなるしね」
これを言っておけばロイは仮に今『隠蔽』を使っていたとしても今は使っていない事になるはず。
私の『直感』は『隠蔽』を使っているかもしれないと言っているわ。
ロイは何か理由があって隠したいのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。だけど、母親である私は息子の考えを尊重する。
とりあえず、今やる事は──
「ロイ、街を守ったのと、魔物を引き連れたのと、倒した証明をして頂戴」
──誤解を解いて、蹴散らせるッ!
「え? どこで?」
「ここの庭を使えばいいわ。相手は──疑いをかけた兵士と冒険者でいいでしょ。領主──さっさと集めてきなさい」
領主はそそくさと走って慌ただしく命令をしに行く──
これでロイが上手くやれば今回の問題は解決ね。
こんな案件で呼び出されて私達は怒りを抑えるのに必死だわ。エレンなんかいつ暴れてもおかしくないわね……この子、沸点低いから……。
シャーリーもいかに料理しようか考えているはず。
ここは私達のストレス解消する為にもロイにスカッと殲滅してもらいましょう。
こんな所にもしロイ1人で来させられてたら──犯罪者扱いして終わったでしょうしね。
殲滅ぐらいエレンの報告から察するに簡単に出来るでしょう。
ただ……ユニークスキルが無くなった事によって──
新たな問題が発生したわね……。
どうしたものかしら……。
◆
母さんの号令に従った領主さんは必死に任務遂行し、行動がとても早かった……。
目の前には広い庭にあの時参加していた兵士、冒険者が大量にこちらを睨みつけている。
母さんぁぁぁんッ!
これって必要な事なの!?
さっきは心のダメージは受けたけど、思惑通りになった!
だけど──
これは完全に予想外だよ!
「ライラ様──私の部下も足してよろしいでしょうか?」
うぉい! 騎士団長さんッ! 何言ってくれてんですかねぇッ!?
「いいわ。我が息子の力を味わないなさい。もちろん死んでも──罪に問われないようにしてるわよね?」
母さんは領主さんに向けて言うと──
「……全員にそう通告しております」
そう答える。
とりあえず殺人許可が降りたのはわかった……。
よし、何故こうなったのか考えて現実逃避しよう。
これは不満が多い兵士と冒険者を黙らせる為にやっているだと予想出来る。
騎士団長が足した理由は大量の魔物を倒した事に疑問があるのだろう。その時に助けられているが、姉さん以外は実際に見ていないと聞いている。だからこそスキルを確認したかったはずだ。
確かにこれが上手く行けば冤罪の誤解も殲滅した事も謎が解ける。
母さんがこれを提案した理由はそれぐらいか?
いや、母さんは僕の事が大好きなはず。これは昔から変わらない。
そこから導かれる答え──
それはざまぁか!?
あのラノベとかである奴!?
でも、何かおかしくね?
百歩譲って僕が行うは良い……。
ただ、これって母さんが話をどんどん進めてたよね? 絶対別の方法とかあったよね?! もっと穏便な方法とかさ!
まさか誤解を解くと同時に──
「──母さん」
「なぁに?」
「これってさ……母さん達のストレス発散?」
「ふふっ、さすがロイ♪ 私達が手を下せないなら本人が下せば良いじゃない?」
ぐはっ……正解を引き当ててしまったようだ。母さんによってざまぁクエストが発令された件についてッ!
しかも、マリーなんとかさんが母さんに憑依している錯覚を起こしたぞ!?
まぁ、それだけ母さん達も怒っているんだろう。
確かに物語で言えば、自分のざまぁ回ではあるが──
メインは母さん達がすっきりしたいだけじゃね?!
まぁ、確かにここで何とかしないとダメなのはわかっているからやるしかないんだけどさ!
「では、このアレクが審判を務めさせて頂く。一応、死んでも良いという人のみ選別しておるが──さすがに死人が出るのは望んでおらんので危なくなったら止めさせて頂く」
僕相手なら死ぬ事はないと思って参加したんだろうな……。
見た感じ──嘲笑ってるし!
【聴覚】さんが仕事してるから悪態ばっか聞こえてくるよ!
舐められてるのは気分が悪いな。僕の力を示す方がいいんだろうな。
ちなみに母さん達からも声が聞こえて来る──
「何分で終わるかしら?」
「ロイの事ですから5分以内では?」
「2人とも──ロイド君なら3分でいけますよ」
母さん、姉さん、シャーリーさんの順だ。
皆の期待が重い……負けたら僕どうなるのさ!?
騎士団長さんが最悪止めてくれるだろうし──
遠慮なくやるかッ! というか負けたら盛大なるお仕置きの未来しか見えない!
やるしかないっ!
数は200人──
でも、全く緊張はしないな……大先生の効果はそれすら上回るな!
「では──開始ッ!」
騎士団長から開始の合図が聞こえてきた──
やるかッ!
「──かかって来いッ!」
「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ」」」
まるで疑似戦争みたいだな……。
こうして僕の誤解を解く戦闘が始まった──
出来ればアレクは退出願いたがったけど、後々に他の奴が来ても厄介だし──ここで種は刈り取ろう。ロイは『絶頂』を知られたくないみたいだしね。
そう思ってロイのスキルを確認するけど──
平凡だった……。
確かにスキルレベルは『剣術』以外は高水準で盾使いとしてのスキルもそれなりに習得している。
回避寄りなのはきっと私のせいでしょうね……。
本人が絶え間ない努力を続けない限り──この年でこれだけのスキル量は本来あり得ない。
さすが我が子ね!
確かにユニークスキル『感度操作』も無い。ロイの言っていた通りだわ。
特筆するなら──特殊スキルが多すぎるぐらいかしらね。
特に『鑑定』──
これがあるから『感度操作』がなくなったと言ったのだと理解したわ。本当かどうか確証はないけどね。
これからは鑑定水晶や鑑定紙を使わないで済むわね。それに戦闘でも役に立つ。
領主とアレクは囲う気満々だったみたいだけど、呆気に取られているわ。
このスキル構成なら経験を積んだ冒険者や騎士とそんなに変わらない。
領主はこれで引き下がるはず。後は誤解を解かせてこっちは終わり。
問題はアレクね。エレンが魔物を倒した事を言ってしまったみたいだし──理由を報告しないといけないでしょうね。
気になるのはカイルは腕輪を使って盾を出していたはずなのに──ロイには『魔力盾』というスキルがあった。
まさか、ステラはこの事を言っていたのかしら?
確かめる必要があるわね……。
「さて、これでロイが魔物を操るスキルが無いのはわかったわね?」
領主を睨みつけながら言う。
「た、た、た、確かに……誤解はこちらで解いておこ──解かせて頂きます!」
よろしい。
「アレク──秘匿する意味はわかったわね?」
「は、はい……これはわしも予想外でした……ロイド君の未来の為に命を懸けて守ります!」
「え!? そこまで!?」
ロイはアレクの覚悟に目を見開く。
「ロイ、貴方は聖騎士の息子は性騎士と呼ばれたいの?」
スキル『絶頂』は習得不明スキルの一つ。ユニークスキル並に貴重。その道の奴らから変なちょっかいを出されたら困るわ。
「絶対嫌だッ!」
「ふふっ、なら今後も秘匿しなさい。後で『隠蔽』させる効果のある魔道具を渡すわ。これで『鑑定』効果のあるアイテムはなんとかなるしね」
これを言っておけばロイは仮に今『隠蔽』を使っていたとしても今は使っていない事になるはず。
私の『直感』は『隠蔽』を使っているかもしれないと言っているわ。
ロイは何か理由があって隠したいのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。だけど、母親である私は息子の考えを尊重する。
とりあえず、今やる事は──
「ロイ、街を守ったのと、魔物を引き連れたのと、倒した証明をして頂戴」
──誤解を解いて、蹴散らせるッ!
「え? どこで?」
「ここの庭を使えばいいわ。相手は──疑いをかけた兵士と冒険者でいいでしょ。領主──さっさと集めてきなさい」
領主はそそくさと走って慌ただしく命令をしに行く──
これでロイが上手くやれば今回の問題は解決ね。
こんな案件で呼び出されて私達は怒りを抑えるのに必死だわ。エレンなんかいつ暴れてもおかしくないわね……この子、沸点低いから……。
シャーリーもいかに料理しようか考えているはず。
ここは私達のストレス解消する為にもロイにスカッと殲滅してもらいましょう。
こんな所にもしロイ1人で来させられてたら──犯罪者扱いして終わったでしょうしね。
殲滅ぐらいエレンの報告から察するに簡単に出来るでしょう。
ただ……ユニークスキルが無くなった事によって──
新たな問題が発生したわね……。
どうしたものかしら……。
◆
母さんの号令に従った領主さんは必死に任務遂行し、行動がとても早かった……。
目の前には広い庭にあの時参加していた兵士、冒険者が大量にこちらを睨みつけている。
母さんぁぁぁんッ!
これって必要な事なの!?
さっきは心のダメージは受けたけど、思惑通りになった!
だけど──
これは完全に予想外だよ!
「ライラ様──私の部下も足してよろしいでしょうか?」
うぉい! 騎士団長さんッ! 何言ってくれてんですかねぇッ!?
「いいわ。我が息子の力を味わないなさい。もちろん死んでも──罪に問われないようにしてるわよね?」
母さんは領主さんに向けて言うと──
「……全員にそう通告しております」
そう答える。
とりあえず殺人許可が降りたのはわかった……。
よし、何故こうなったのか考えて現実逃避しよう。
これは不満が多い兵士と冒険者を黙らせる為にやっているだと予想出来る。
騎士団長が足した理由は大量の魔物を倒した事に疑問があるのだろう。その時に助けられているが、姉さん以外は実際に見ていないと聞いている。だからこそスキルを確認したかったはずだ。
確かにこれが上手く行けば冤罪の誤解も殲滅した事も謎が解ける。
母さんがこれを提案した理由はそれぐらいか?
いや、母さんは僕の事が大好きなはず。これは昔から変わらない。
そこから導かれる答え──
それはざまぁか!?
あのラノベとかである奴!?
でも、何かおかしくね?
百歩譲って僕が行うは良い……。
ただ、これって母さんが話をどんどん進めてたよね? 絶対別の方法とかあったよね?! もっと穏便な方法とかさ!
まさか誤解を解くと同時に──
「──母さん」
「なぁに?」
「これってさ……母さん達のストレス発散?」
「ふふっ、さすがロイ♪ 私達が手を下せないなら本人が下せば良いじゃない?」
ぐはっ……正解を引き当ててしまったようだ。母さんによってざまぁクエストが発令された件についてッ!
しかも、マリーなんとかさんが母さんに憑依している錯覚を起こしたぞ!?
まぁ、それだけ母さん達も怒っているんだろう。
確かに物語で言えば、自分のざまぁ回ではあるが──
メインは母さん達がすっきりしたいだけじゃね?!
まぁ、確かにここで何とかしないとダメなのはわかっているからやるしかないんだけどさ!
「では、このアレクが審判を務めさせて頂く。一応、死んでも良いという人のみ選別しておるが──さすがに死人が出るのは望んでおらんので危なくなったら止めさせて頂く」
僕相手なら死ぬ事はないと思って参加したんだろうな……。
見た感じ──嘲笑ってるし!
【聴覚】さんが仕事してるから悪態ばっか聞こえてくるよ!
舐められてるのは気分が悪いな。僕の力を示す方がいいんだろうな。
ちなみに母さん達からも声が聞こえて来る──
「何分で終わるかしら?」
「ロイの事ですから5分以内では?」
「2人とも──ロイド君なら3分でいけますよ」
母さん、姉さん、シャーリーさんの順だ。
皆の期待が重い……負けたら僕どうなるのさ!?
騎士団長さんが最悪止めてくれるだろうし──
遠慮なくやるかッ! というか負けたら盛大なるお仕置きの未来しか見えない!
やるしかないっ!
数は200人──
でも、全く緊張はしないな……大先生の効果はそれすら上回るな!
「では──開始ッ!」
騎士団長から開始の合図が聞こえてきた──
やるかッ!
「──かかって来いッ!」
「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ」」」
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