愛され令嬢は白金毛猫

栗原さとみ

文字の大きさ
上 下
25 / 26

★番外編2(ジェイドversion)

しおりを挟む
セルの誕生日から3ヶ月程たったある夕暮れ時、仕事帰りのジェイドは、再びリコの店を訪れた。

「ジェイド様、いらっしゃいませ。」

「リコさん、こんにちは。まだ、時間は大丈夫かな。」

「勿論、大丈夫ですよ。」
閉店の準備をしていたリコに、ジェイドはチョコレートの袋を差し出した。

「これは?」

「ランツのチョコレート。この前素敵な誕生日プレゼントを薦めてくれたお礼。」

「ランツのチョコレート?!あの?!嬉しい…。ジェイド様、どうもありがとう。」

「いや、知育の玩具、すごく喜んでさ、仕事帰りに寄ったんだ。客じゃなくて悪い。」

「そんな…。ちょうど閉める所だったし、わざわざ来てくれて嬉しい…。」

「じゃあさ、俺も帰るところでお腹もすいてるし、一緒に食事でもどうかな。何か美味しいものをご馳走するよ。」

「え?お土産だけで十分だよ。…でも…。お腹すいてるなら、私の家で夕食食べていく?」

「え?それじゃあ悪いよ。」

「そんなたいしたお料理じゃないの。ジェイド様、カレーって知ってる?」

「ああ、たしか、友達の奥さんが隣国出身で、たまに作ってくれるって言ってたな。昔聖女が広めた料理で、辛くて美味しいとか。」

「そう、辛いの苦手じゃなければ。仕事の合間に仕込んで、いっぱい作っちゃったから、良かったら…。」

「じゃあ、ご馳走になろうかな。」

「ふふ、どうぞ。」
店の奥のドアを開け、リコさんの居住する部屋へと案内された。

・・・

通された部屋は、暖かい雰囲気の落ち着いたリビングで、とても居心地が良かった。

「お口に合うといいんだけど…。
それと、ジェイド様、アルコールはお好き?」

「うん、好きだよ。リコさんは飲める?」

「うん、そんなに強くはないけど…。私、23歳だから。ビールでいいかな。」

「ビール、いいね。リコさんの年齢がわかってたら持ってきたのにな。ちなみに、俺は29歳の独身男だから。」

「ふふ、それじゃ、どうぞ。」
リコがビールを注いでくれた。

テーブルに並んだ美味しい料理に、キンキンに冷えたビール…。ミステリアスな異世界の女性。ジェイドは久しぶりに自分の男の部分を刺激され、いい気分で、リコとの会話を楽しんだ。
お酒も進んで、色っぽくとろんとした目で、ふわふわとした口調で過去のリコの話を聞かせてくれた。
聞けば、元いた異世界では、男と深い関係になった事はないらしい。胸が小さいのがコンプレックスで迫られると逃げての繰り返しで長続きしなかったとか。

「ジェイド様はすごくモテそう…。」
ジト目でちょっと拗ねた顔が可愛いくて、笑ってしまった。

「それなりに女の子と遊んでいた時期もあったけど、女性を食事に誘ったのは2年振りなんだ。しかも、自分から口説きたくて誘ったのは生まれて初めてだよ。」

「…本当?」

リコの潤んだ目の瞼に、軽くキスを落とす。
少し驚いた様子でぱちぱちと瞬きをしているリコに、次々にキスを落としていく。
「ん、ゃ…ぁ」
頬、耳たぶ、首すじにキスをしながら、服を脱がして胸に手を滑りこませた。
「え?イヤ…」

「拒絶の言葉は聞かないよ。」

そのままソファへ倒し、覆い被さると、あっという間に下着も剥ぎ取り、やわやわと胸を揉みしだきながら、口唇を吸ったり舐めたりして貪る。

「っん、あ、ゃ」

「敏感だね…。とても綺麗だよ。リコ。」

今度は胸をぴちゃぴちゃ舐めながら、指で蜜口を撫でたり擦ったりして、リコの反応を楽しむ。

「ーーっ、ぁぁ、やめ、ひぁ」

ジェイドの巧みな愛撫に、言葉にならない喘ぎが止まらない。

「あぁ、はぁ、も、、ジェ、ジェイド、さ、まぁ」

「ああ、リコ、たまらないな、」

ヒクヒクと体を震わせて、絶頂を繰り返すリコが可愛いらしくて、ジェイド自身の屹立もガチガチに固くなっていた。今日はここまでするつもりはなかったが、紳士の嗜みでゴムは持っている。
胸の先端を舌で転がすように味わいながら、ジェイドは中指を、愛液を溢れさせる蜜口に入れた。

「ーーっっ!」

「ああ、リコ、ナカも素敵だよ。うねうねして、熱くて」

耳元で囁いたりキスをしたり、ジェイドの手技舌技は容赦がない。

「ぁふ、んんー、ゃぁ…」

身体をよじり、逃げるようにイヤイヤをするリコの細腰をがっちりと押さえ、指を増やして掻き回す。クチュクチュと淫猥な水音が響く。身体中へのキスや愛撫も途切れることはない。

「リコ、俺も辛くなってきた、挿入れるね。」

「待って、ジェ、ジェイド、あぁん、やぁん」

「待てない、リコ」

屹立を擦りつけ、先走りでぬらぬらとした自身に早業でゴムを装着すると、蜜口に宛がった。
 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

〈短編版〉騎士団長との淫らな秘め事~箱入り王女は性的に目覚めてしまった~

二階堂まや
恋愛
王国の第三王女ルイーセは、女きょうだいばかりの環境で育ったせいで男が苦手であった。そんな彼女は王立騎士団長のウェンデと結婚するが、逞しく威風堂々とした風貌の彼ともどう接したら良いか分からず、遠慮のある関係が続いていた。 そんなある日、ルイーセは森に散歩に行き、ウェンデが放尿している姿を偶然目撃してしまう。そしてそれは、彼女にとって性の目覚めのきっかけとなってしまったのだった。 +性的に目覚めたヒロインを器の大きい旦那様(騎士団長)が全面協力して最終的にらぶえっちするというエロに振り切った作品なので、気軽にお楽しみいただければと思います。

王女、騎士と結婚させられイかされまくる

ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。 性描写激しめですが、甘々の溺愛です。 ※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。

【R18】幼馴染な陛下と、甘々な毎日になりました💕

月極まろん
恋愛
 幼なじみの陛下に、気持ちだけでも伝えたくて。いい思い出にしたくて告白したのに、執務室のソファに座らせられて、なぜかこんなえっちな日々になりました。

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。

石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。 自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。 そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。 好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。 この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

国王陛下は悪役令嬢の子宮で溺れる

一ノ瀬 彩音
恋愛
「俺様」なイケメン国王陛下。彼は自分の婚約者である悪役令嬢・エリザベッタを愛していた。 そんな時、謎の男から『エリザベッタを妊娠させる薬』を受け取る。 それを使って彼女を孕ませる事に成功したのだが──まさかの展開!? ※この物語はフィクションです。 R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。

王宮医務室にお休みはありません。~休日出勤に疲れていたら、結婚前提のお付き合いを希望していたらしい騎士さまとデートをすることになりました。~

石河 翠
恋愛
王宮の医務室に勤める主人公。彼女は、連続する遅番と休日出勤に疲れはてていた。そんなある日、彼女はひそかに片思いをしていた騎士ウィリアムから夕食に誘われる。 食事に向かう途中、彼女は憧れていたお菓子「マリトッツォ」をウィリアムと美味しく食べるのだった。 そして休日出勤の当日。なぜか、彼女は怒り心頭の男になぐりこまれる。なんと、彼女に仕事を押しつけている先輩は、父親には自分が仕事を押しつけられていると話していたらしい。 しかし、そんな先輩にも実は誰にも相談できない事情があったのだ。ピンチに陥る彼女を救ったのは、やはりウィリアム。ふたりの距離は急速に近づいて……。 何事にも真面目で一生懸命な主人公と、誠実な騎士との恋物語。 扉絵は管澤捻さまに描いていただきました。 小説家になろう及びエブリスタにも投稿しております。

元男爵令嬢ですが、物凄く性欲があってエッチ好きな私は現在、最愛の夫によって毎日可愛がられています

一ノ瀬 彩音
恋愛
元々は男爵家のご令嬢であった私が、幼い頃に父親に連れられて訪れた屋敷で出会ったのは当時まだ8歳だった、 現在の彼であるヴァルディール・フォルティスだった。 当時の私は彼のことを歳の離れた幼馴染のように思っていたのだけれど、 彼が10歳になった時、正式に婚約を結ぶこととなり、 それ以来、ずっと一緒に育ってきた私達はいつしか惹かれ合うようになり、 数年後には誰もが羨むほど仲睦まじい関係となっていた。 そして、やがて大人になった私と彼は結婚することになったのだが、式を挙げた日の夜、 初夜を迎えることになった私は緊張しつつも愛する人と結ばれる喜びに浸っていた。 ※この物語はフィクションです。 R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。

処理中です...