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決行
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作戦当日の今日も雨は、降り続けていた。
「よしよし。風はこっちに向いている」
雨というのは、土砂崩れを発生させてくれる可能性を高めるのと同時にもう一つ重要な役割がある。
それは、僕たちの匂いを消し、ある程度の音の誤魔化しもしてくれるということだ。
獣型の魔物は、その見た目通りとても鼻が利く。晴れている状態ならば僕が、彼らの巣の半径百メートルに近づいただけで、気が付くだろう。
バレたさ祭考えうる最悪のケースとしては、巣に存在している魔物全てをおびき出すことができずに、半数程しかおびき出せなかった場合だ。
そうなると作戦は、失敗。完全にもう一度やり直しだ。
その様な真似、僕としては、絶対にその様な事したくないし、失敗は許されない。
作戦の成功率を上げるためにも、限界まで巣に近づく必要がある。
その際匂いと同時に問題になるのが音で、彼らは獲物を察知するために耳もまた発達している。
発達度合は、嗅覚程ではないにしろ、厄介な物は、厄介だ。
ーーまあその厄介さも雨のせいで消えてくれているんだけどな
雨の音によって僕が近づいても彼らが気づく事は無い。
雨のメリットはそれだけでなく、彼らの足跡を容易に発見でき、巣穴を発見するのがとても容易いのだ。
ここまで聞けば雨様様に聞こえるが、当然デメリットも存在していて、雨に濡れる事によって爆弾が不発に終わる可能性もあるという点だ。
計算上爆弾を指定したポイントに五発程打ち込めば成功する計算だが、それは逆に言えばその一つでも失敗すれば作戦は、失敗に終わるということに他ならず、そうなった場合僕の命は、ない。
今隣にいるカナ、クロ、他の仲間たちを見ると皆一様に力強く頷いており、彼らの自信の程が伺える。
ーー大丈夫。こいつらならきっとやってくれる
今この場にいるメンバーは、皆僕の事を信用してくれている。その信用に応えずしては、男が廃るという物。何より僕もそんな彼らの期待に応えたい。
「皆。作戦の全貌はこうだ」
まず僕が魔物を引き付け始めるのと同時に笛を吹き、近くの山にまで誘導する。
その後もう一度笛を吹いたら爆弾付きの弓を指定したポイントに打ち込み、土砂崩れを発生させ、魔物共を殲滅する。
締めに巣に戻り、そこに残った子供やついてこなかった個体の始末をして、作戦は、終了。
「何か質問のあるものは、いるか?」
「風音さん一ついいですか?」
「なんだ?」
「弓を打つ合図に笛の音を使うと言いましたが、もし聞こえなかった場合は、どうするのですか?」
「安心しろ笛を吹くのと同時に、手で合図する。皆目は、いいからそれで問題はないだろう」
今この場にいる種族は、獣人が大半、エルフ一人、竜人三人といったところだ。
竜人というのは、その名の通り竜と人間が合体したような見た目をしている人の事で、彼らは力が強いのが特徴だ。
それに反して頭は悪い物が多く、よく言えば力持ち、悪く言えば脳筋といったところだ。
「それじゃあ作戦開始と行きますか」
「旦那ご文運を……」
「あー……うん。できる限り頑張ってみるわ」
本当は、必ず成功させると言えればいいのだが、生憎僕は、自信家ではなく、むしろネガティブな人間で、今はこういうのが精一杯だ。
「できる限りじゃ困りますよ。もし旦那が死んだらそれこそ姉御に殺されちまいます。それに旦那の嫁さんに合わせる顔もねぇですし……」
ーー詩音……
僕は、この時詩音に猛烈に会いたくなっていた。それは、命の危機が迫っているからなのかそれとも最近あっていない事に対する寂しさなのかは、わからない。
ーーこの仕事が終わったら一度家に帰ろう
流石のシドだってこの仕事をこなせばしばらく休暇を取っても文句は、言わないだろう。
仮に文句を言ってきたとしてもその場合は、あいつの顔をぶん殴るまでだ。
「なんか……こういう事思ってると死亡フラグガ立ってるみたいだよな」
「はい……?」
「いや。何でもない」
死亡フラグが仮に立っていたとしてもへし折ればいいだけの事。僕は、このような場で死ぬわけには、いかない。
「それじゃあ行ってくる」
その言葉に返事はなく、僕は一人馬にまたがり森の中をぐんぐんと進んでいく。
「思ったより深いなぁ……」
森の中を進んでいくとその予想外の暗さに驚かされた。
ーーこれ、笛の音聞こえなかったら終わりだよな……?
その事実に僕の心臓の鼓動する速度が増す。
僕は、今から命のやり取りをする。この緊張感は、何度体験しても慣れず、まして今回の作戦は、いつもの比ではなく、足が震える。
そんな僕の緊張を感じ取ったのか僕の愛馬のアメリアが、こちらを見る。
「気にしなくていい。僕は、大丈夫だ」
その言葉に安心したのかもう振り返っては、来なかった。
人よりも動物の方が感情の変化に聡いと聞いたことは、あるが今、この状況でその真実を見せつけられると思わなかった。
「お前は、ここで待っていてくれ」
巣からおよそ百メートル地点で僕は、アメリアを止める。
これ以上馬で近づけば、魔物に気付かれる可能性があるからだ。
「ふぅ……ふぅ……」
息が乱れ、呼吸が早くなる。心臓から血液の流れる音が、僕には聞こえるようで、胸が痛い。
ーーこの緊張感、このスリル、この痛み、これを乗り越えなければその先は……ない
僕は、この気持ちを、恐怖を飼いならさなければならない。
ーー大丈夫、大丈夫、大丈夫、こんなのすぐ終わる。そしたら皆で宴をして、帰るだけ、それだけだ
楽しい事を思い浮かべるとその緊張感がだんだんと和らいでいき、僕は、姿勢を低くしたまま、一歩、また一歩と巣へと近づいていく。
「うげぇ……これは……」
巣には、僕の予想した通り百匹ほどの魔物が群がっており、血の匂いもした。
「まあ……今更何匹いようが関係ないのだけれどな」
魔物が百匹だろうが、二百匹だろうが僕のやるべきことは、変わらない。
「ふぅ……よし‼」
僕は、そう自身に気合を入れ、笛を吹く。すると魔物たちは、一斉こちらを向き、走ってくる。
「うお……やべぇ……やべぇ……」
僕は、馬のいる百メートル先の地点まで、全速力で走るが、その距離がとても長く感じられて、その間にも魔物たちは、どんどん僕との距離を詰めてくる。
「見えた‼」
僕は馬を発見すると急いで飛び乗り、全速力で走らせる。
後ろを見ると魔物は、僕のすぐ後ろを走っていて、少しでも速度を緩めよう物ならば僕は、あっという間に彼らの餌にされてしまいそうだった。
ーーこの状況を後何分続ければいいんだ……‼
僕の記憶では、目標地点までは、それほど距離はなかったはず。それでも十分間ほどは、このデスレースを続けねばない。
ーーやっぱりこの任務無視するべきだったかな……?
今更その様な事を思っても時すでに遅く、僕に撤退の二文字は、もう存在していない。
あるのは生か死かその二つのみ。
「うぉ……‼」
魔物が横から突如として現れ、僕の喉仏目掛け襲い掛かってくるが、僕はそれを間一髪で八雲で、たたき落とす。
「あ、危なかった……」
横からの不意打ちなどということは、全く考えてはいなかった。
そもそも彼らがそんな真似をできるとは、僕は思っていなかった。
ーー反省はひとまず後にして、今は、この状況をどう生き残るかだけ考えろ‼
後ろ向きな思考を無理やり、追い出し、僕は、前を向く。
「ふぅ……やったろうじゃねか‼」
馬が目標地点に到着するまで残り、五分程。僕は、この間なんとしてでも乗り切らなければならなず、自身に喝を入れ、気持ちを改めて引き締める。
「よしよし。風はこっちに向いている」
雨というのは、土砂崩れを発生させてくれる可能性を高めるのと同時にもう一つ重要な役割がある。
それは、僕たちの匂いを消し、ある程度の音の誤魔化しもしてくれるということだ。
獣型の魔物は、その見た目通りとても鼻が利く。晴れている状態ならば僕が、彼らの巣の半径百メートルに近づいただけで、気が付くだろう。
バレたさ祭考えうる最悪のケースとしては、巣に存在している魔物全てをおびき出すことができずに、半数程しかおびき出せなかった場合だ。
そうなると作戦は、失敗。完全にもう一度やり直しだ。
その様な真似、僕としては、絶対にその様な事したくないし、失敗は許されない。
作戦の成功率を上げるためにも、限界まで巣に近づく必要がある。
その際匂いと同時に問題になるのが音で、彼らは獲物を察知するために耳もまた発達している。
発達度合は、嗅覚程ではないにしろ、厄介な物は、厄介だ。
ーーまあその厄介さも雨のせいで消えてくれているんだけどな
雨の音によって僕が近づいても彼らが気づく事は無い。
雨のメリットはそれだけでなく、彼らの足跡を容易に発見でき、巣穴を発見するのがとても容易いのだ。
ここまで聞けば雨様様に聞こえるが、当然デメリットも存在していて、雨に濡れる事によって爆弾が不発に終わる可能性もあるという点だ。
計算上爆弾を指定したポイントに五発程打ち込めば成功する計算だが、それは逆に言えばその一つでも失敗すれば作戦は、失敗に終わるということに他ならず、そうなった場合僕の命は、ない。
今隣にいるカナ、クロ、他の仲間たちを見ると皆一様に力強く頷いており、彼らの自信の程が伺える。
ーー大丈夫。こいつらならきっとやってくれる
今この場にいるメンバーは、皆僕の事を信用してくれている。その信用に応えずしては、男が廃るという物。何より僕もそんな彼らの期待に応えたい。
「皆。作戦の全貌はこうだ」
まず僕が魔物を引き付け始めるのと同時に笛を吹き、近くの山にまで誘導する。
その後もう一度笛を吹いたら爆弾付きの弓を指定したポイントに打ち込み、土砂崩れを発生させ、魔物共を殲滅する。
締めに巣に戻り、そこに残った子供やついてこなかった個体の始末をして、作戦は、終了。
「何か質問のあるものは、いるか?」
「風音さん一ついいですか?」
「なんだ?」
「弓を打つ合図に笛の音を使うと言いましたが、もし聞こえなかった場合は、どうするのですか?」
「安心しろ笛を吹くのと同時に、手で合図する。皆目は、いいからそれで問題はないだろう」
今この場にいる種族は、獣人が大半、エルフ一人、竜人三人といったところだ。
竜人というのは、その名の通り竜と人間が合体したような見た目をしている人の事で、彼らは力が強いのが特徴だ。
それに反して頭は悪い物が多く、よく言えば力持ち、悪く言えば脳筋といったところだ。
「それじゃあ作戦開始と行きますか」
「旦那ご文運を……」
「あー……うん。できる限り頑張ってみるわ」
本当は、必ず成功させると言えればいいのだが、生憎僕は、自信家ではなく、むしろネガティブな人間で、今はこういうのが精一杯だ。
「できる限りじゃ困りますよ。もし旦那が死んだらそれこそ姉御に殺されちまいます。それに旦那の嫁さんに合わせる顔もねぇですし……」
ーー詩音……
僕は、この時詩音に猛烈に会いたくなっていた。それは、命の危機が迫っているからなのかそれとも最近あっていない事に対する寂しさなのかは、わからない。
ーーこの仕事が終わったら一度家に帰ろう
流石のシドだってこの仕事をこなせばしばらく休暇を取っても文句は、言わないだろう。
仮に文句を言ってきたとしてもその場合は、あいつの顔をぶん殴るまでだ。
「なんか……こういう事思ってると死亡フラグガ立ってるみたいだよな」
「はい……?」
「いや。何でもない」
死亡フラグが仮に立っていたとしてもへし折ればいいだけの事。僕は、このような場で死ぬわけには、いかない。
「それじゃあ行ってくる」
その言葉に返事はなく、僕は一人馬にまたがり森の中をぐんぐんと進んでいく。
「思ったより深いなぁ……」
森の中を進んでいくとその予想外の暗さに驚かされた。
ーーこれ、笛の音聞こえなかったら終わりだよな……?
その事実に僕の心臓の鼓動する速度が増す。
僕は、今から命のやり取りをする。この緊張感は、何度体験しても慣れず、まして今回の作戦は、いつもの比ではなく、足が震える。
そんな僕の緊張を感じ取ったのか僕の愛馬のアメリアが、こちらを見る。
「気にしなくていい。僕は、大丈夫だ」
その言葉に安心したのかもう振り返っては、来なかった。
人よりも動物の方が感情の変化に聡いと聞いたことは、あるが今、この状況でその真実を見せつけられると思わなかった。
「お前は、ここで待っていてくれ」
巣からおよそ百メートル地点で僕は、アメリアを止める。
これ以上馬で近づけば、魔物に気付かれる可能性があるからだ。
「ふぅ……ふぅ……」
息が乱れ、呼吸が早くなる。心臓から血液の流れる音が、僕には聞こえるようで、胸が痛い。
ーーこの緊張感、このスリル、この痛み、これを乗り越えなければその先は……ない
僕は、この気持ちを、恐怖を飼いならさなければならない。
ーー大丈夫、大丈夫、大丈夫、こんなのすぐ終わる。そしたら皆で宴をして、帰るだけ、それだけだ
楽しい事を思い浮かべるとその緊張感がだんだんと和らいでいき、僕は、姿勢を低くしたまま、一歩、また一歩と巣へと近づいていく。
「うげぇ……これは……」
巣には、僕の予想した通り百匹ほどの魔物が群がっており、血の匂いもした。
「まあ……今更何匹いようが関係ないのだけれどな」
魔物が百匹だろうが、二百匹だろうが僕のやるべきことは、変わらない。
「ふぅ……よし‼」
僕は、そう自身に気合を入れ、笛を吹く。すると魔物たちは、一斉こちらを向き、走ってくる。
「うお……やべぇ……やべぇ……」
僕は、馬のいる百メートル先の地点まで、全速力で走るが、その距離がとても長く感じられて、その間にも魔物たちは、どんどん僕との距離を詰めてくる。
「見えた‼」
僕は馬を発見すると急いで飛び乗り、全速力で走らせる。
後ろを見ると魔物は、僕のすぐ後ろを走っていて、少しでも速度を緩めよう物ならば僕は、あっという間に彼らの餌にされてしまいそうだった。
ーーこの状況を後何分続ければいいんだ……‼
僕の記憶では、目標地点までは、それほど距離はなかったはず。それでも十分間ほどは、このデスレースを続けねばない。
ーーやっぱりこの任務無視するべきだったかな……?
今更その様な事を思っても時すでに遅く、僕に撤退の二文字は、もう存在していない。
あるのは生か死かその二つのみ。
「うぉ……‼」
魔物が横から突如として現れ、僕の喉仏目掛け襲い掛かってくるが、僕はそれを間一髪で八雲で、たたき落とす。
「あ、危なかった……」
横からの不意打ちなどということは、全く考えてはいなかった。
そもそも彼らがそんな真似をできるとは、僕は思っていなかった。
ーー反省はひとまず後にして、今は、この状況をどう生き残るかだけ考えろ‼
後ろ向きな思考を無理やり、追い出し、僕は、前を向く。
「ふぅ……やったろうじゃねか‼」
馬が目標地点に到着するまで残り、五分程。僕は、この間なんとしてでも乗り切らなければならなず、自身に喝を入れ、気持ちを改めて引き締める。
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