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エルフ
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「あははは……まあそうですよね。誰だって一度殺されかければ嫌いにもなりますよね」
「そうだよ。そういうカナは、死の恐怖を感じたことはないのか?」
「まあ……ない……ですね」
ーー流石チート娘。僕みたいな凡人とは、違うということか
カナは、見た目こそ華奢で弱そうだが、こう見えてかなり強い。
その強さは、ジェネラルであるシドに匹敵するもので、一度二人の演習を間近で見せられた時は、二人と自分との間のレベルの違いに、愕然とし、改めて自分はこの世界の人間ではないのだと思い知らされた。
「まあそんなに心配しないでください。風音君は、私が絶対に守りますから。それこそ命に代えても」
ーーあ、愛が重い……
カナは、さりげなく僕の手のに自身の手の平を重ね、自身の気持ちを僕に執拗にアピールしてくる。
その様な事をしなくてもカナが僕に抱いている恋心には、とうに気がついている。
ーー僕だって馬鹿じゃない
ああも露骨に好意を向けられれば誰だって気が付く。だからこそ質が悪いのだ。
エルフという種族は性格が温厚で、誰に対しても優しい点であるのと同時に、それとは真逆の厄介な性質を一つ抱えている。
ーー彼らは、一生のうちに唯の一度しか恋愛をしない
先程僕は、エルフは温厚で、優しいと評したが、それはいわば誰に対しても興味がないのと同義であり、興味がないからこそ彼らは、他人に優しくできるのだ。
いわば彼らは、暖かさと冷たさの両側面を有しているのだ。だからこそ人を滅多に好きになることはなく、エルフの恋は、滅多につくことはないが、一度つくと決して消えないと揶揄されている。
彼らは、一度人の事を好きになると凄まじく、瞬く間に恋の炎は、彼らの胸の中で広がり、激しく燃え上がる。
彼らは、相手を一度好きになると相手が既婚者であろうが、なかろうが構わず、自分の気持ちを貫き、相手に押し付ける。
相手が既婚者であった場合は、その好意が、行為が、やがて亀裂を生み、家庭を崩壊させ、人を不幸にさせる。
相手の事が嫌いで、どれほど口汚く罵ろうが、暴力を振るおうが彼らは、一度好きになった者からは、絶対に離れない。
エルフの愛とは、それほどまでに歪んでいて、恐ろしい物で、付き合い方を一歩間違えると全てを失いかねないのだ。
ーー逆にうまく付き合えばこれほど素晴らしい種族もいない
他の種族に比べてエルフは、圧倒的に美形率が高く、一途な愛が特徴なので、浮気の心配もなく、それ故に彼らは、厄介な性質を持ちながらも非常に人気が高い。
ただし彼らは、ほとんど森の中に住んでいて、滅多に人里には、降りてこず、その数も他の種族に比べて圧倒的に少ない。
カナが今この場にいるのだって、僕たちが初めいた場所がエルフの隠里の近くだったからにすぎず、もし別の場所に召喚されていたら彼女と会うことは、なかっただろう。
エルフはそれほどにまで珍しい存在で、一生に一度しか恋をしないという他の種族にはない特性を持っている都合上、数はどうしても少なくなってしまうのだ。
その傾向は年々強まっていっており、種の保存のためにもシンでは、エルフの女性から寵愛をうけたものは、問答無用で、彼らと子孫を作らねばならないという厄介極まりない決まりがある。
シドが僕の味方してくれないのもこれが原因で、女性と限定されているのは、異種族間で子供を産む際、母親の特徴が色濃く出るというからに他ならない。
ーーただ……あいつの場合僕のこの状況を面白がっている節もあるがな
全く持って忌々しい規則だ。いくら種の保存の為とは言え、何故愛してもいない物を抱けねばならないのだ。
カナに対する僕の気持ちは、likeであって、loveではない。その様な相手を抱くのは、かなりの抵抗があり、だからこそ僕は今も彼女には一度も手をだしておらず、キスすらしていない。
「カナ。手を放してくれ」
僕はいつも通り冷たくそうあしらう。
このような事をしてもカナが、僕の事を嫌いにならないのは分かっている。
それでも僕の事を諦めるというそんな可能性に縋りたくなってしまうのだ。
「もしかしてお嫌でしたか……?」
まるで土砂降りの雨の中、濡れた体でこちらの事を見てくる子犬の様な目で、カナは僕の事を見てくる。
ーーその眼は、反則だろう……
もしここでカナの事を拒絶したら厄介な事になるに違いがなかった。
現に僕達と一緒に移動の準備をしているものたちは、僕の事を皆嫉妬にかられた血走った目で、見ている。
中には、僕に対して呪いの様な言葉をつぶやいている者までいた。
「はぁ……もう……好きにしてくれ……」
「はい‼ 好きにさせてもらいます‼」
カナはそう言って僕により密着してきた。その時彼女の胸の柔らかな感触が、僕の二の腕に伝わるが、僕が真に愛している女性は、詩音なのでなんとも思わない。
「私の顔をじっと見てどうかしたんですか?」
「いや……なんでも……」
カナは、ぴったりと自身の体を僕に寄せ、離れる素振りはなく、風に揺れ靡く彼女の髪からは、女性特有の甘く、いい匂いがする。
ーーどうやったらカナは僕以外の人を好きになってくれるのだろうか……
カナは、容姿が美しいエルフの中でも、軍を抜けている。
そんな彼女が異性からモテないなどあるわけがなく、実際今まで多くの者達から告白されてきている。
僕も何度も彼女が告白されている現場を見てきたが、そんな彼らの中には当然容姿が優れており、財産だってかなり持っているものもいたのだが、カナは頑なに彼らの告白を断り続けていた。
ーー愛している人がいる
そう言ってカナは、彼らの告白を断ってきた。初めこそカナが好きになる様な相手は、どんな人物なのだろうと思っていたが、日に日に過激になっていく彼女のスキンシップに、僕は彼女の言う相手が僕であると理解してしまった。
カナの様な美人な女性に好かれるのは男として、鼻が高いが、生憎僕には既に詩音という心に決めた人がおり、そんな彼女の事を裏切る事などできるあろうはずがない。
シドは諦めてカナとも結婚するようにも言ってくるが、僕としては、断じてそれを認めるわけにはいかなかった。
その様な事をすれば詩織が間違いなく悲しむ。彼女の悲しむ顔だけは、僕はもう二度と見たくないのだ。
「風音の旦那。準備終わりやしたぜ」
「ああ、ありがとう」
「いやぁ……旦那は相変わらずモテますね。死ねばいいのに」
「おい。ありげなくそういう事言うなよ……」
「あははは。冗談ですよ」
僕の部下の一人で、獣人のクロが僕の事をからかってくる。
「まあ旦那がモテるという点では、嘘じゃないですがね。だって旦那の嫁さん。めちゃくちゃ別嬪さんじゃないですか。それでいて、カナの姉御にまで好かれるなんていくら何でもモテすぎですよ」
「それは……まあ……」
クロの言い分ももっともで、僕がここまで二人に好かれるのは、確かにモテているからなのかもしれない。
「クロさん。それは仕方がないことなのです。だって風音さんは、それだけ魅力的な人なのですから」
素直にそう褒められるとこちらとしてもかなり恥ずかしい。
「旦那……背中気を付けてくださいね」
「そ、それはどういう意味だ……?」
「いや……旦那の嫁さんの方は、大丈夫なんですが、姉御の方は……」
「言わなくていい……」
クロの言わんとしていることは、痛いほどわかる。
分からないのは、当の本人であるカナだけで、彼女は戸惑ったような表情を浮かべている。
「そ、それよりも早く出発しよう。村までかなり時間かかるんだろう?」
「そ、そうですね‼ はやく仕事終わらせて、一杯酒でも飲みましょう‼」
「あ、いいですね。その時は是非私にお酌させてくださいね風音さん?」
「あ、ああ……」
「ふふふ。今からその時が待ち遠しいですね」
カナは、本当に楽しそうに笑うが僕からすればその笑顔がむしろ不気味で、お酒の席で薬でももられるのではないかと気が、気ではなかった。
「そうだよ。そういうカナは、死の恐怖を感じたことはないのか?」
「まあ……ない……ですね」
ーー流石チート娘。僕みたいな凡人とは、違うということか
カナは、見た目こそ華奢で弱そうだが、こう見えてかなり強い。
その強さは、ジェネラルであるシドに匹敵するもので、一度二人の演習を間近で見せられた時は、二人と自分との間のレベルの違いに、愕然とし、改めて自分はこの世界の人間ではないのだと思い知らされた。
「まあそんなに心配しないでください。風音君は、私が絶対に守りますから。それこそ命に代えても」
ーーあ、愛が重い……
カナは、さりげなく僕の手のに自身の手の平を重ね、自身の気持ちを僕に執拗にアピールしてくる。
その様な事をしなくてもカナが僕に抱いている恋心には、とうに気がついている。
ーー僕だって馬鹿じゃない
ああも露骨に好意を向けられれば誰だって気が付く。だからこそ質が悪いのだ。
エルフという種族は性格が温厚で、誰に対しても優しい点であるのと同時に、それとは真逆の厄介な性質を一つ抱えている。
ーー彼らは、一生のうちに唯の一度しか恋愛をしない
先程僕は、エルフは温厚で、優しいと評したが、それはいわば誰に対しても興味がないのと同義であり、興味がないからこそ彼らは、他人に優しくできるのだ。
いわば彼らは、暖かさと冷たさの両側面を有しているのだ。だからこそ人を滅多に好きになることはなく、エルフの恋は、滅多につくことはないが、一度つくと決して消えないと揶揄されている。
彼らは、一度人の事を好きになると凄まじく、瞬く間に恋の炎は、彼らの胸の中で広がり、激しく燃え上がる。
彼らは、相手を一度好きになると相手が既婚者であろうが、なかろうが構わず、自分の気持ちを貫き、相手に押し付ける。
相手が既婚者であった場合は、その好意が、行為が、やがて亀裂を生み、家庭を崩壊させ、人を不幸にさせる。
相手の事が嫌いで、どれほど口汚く罵ろうが、暴力を振るおうが彼らは、一度好きになった者からは、絶対に離れない。
エルフの愛とは、それほどまでに歪んでいて、恐ろしい物で、付き合い方を一歩間違えると全てを失いかねないのだ。
ーー逆にうまく付き合えばこれほど素晴らしい種族もいない
他の種族に比べてエルフは、圧倒的に美形率が高く、一途な愛が特徴なので、浮気の心配もなく、それ故に彼らは、厄介な性質を持ちながらも非常に人気が高い。
ただし彼らは、ほとんど森の中に住んでいて、滅多に人里には、降りてこず、その数も他の種族に比べて圧倒的に少ない。
カナが今この場にいるのだって、僕たちが初めいた場所がエルフの隠里の近くだったからにすぎず、もし別の場所に召喚されていたら彼女と会うことは、なかっただろう。
エルフはそれほどにまで珍しい存在で、一生に一度しか恋をしないという他の種族にはない特性を持っている都合上、数はどうしても少なくなってしまうのだ。
その傾向は年々強まっていっており、種の保存のためにもシンでは、エルフの女性から寵愛をうけたものは、問答無用で、彼らと子孫を作らねばならないという厄介極まりない決まりがある。
シドが僕の味方してくれないのもこれが原因で、女性と限定されているのは、異種族間で子供を産む際、母親の特徴が色濃く出るというからに他ならない。
ーーただ……あいつの場合僕のこの状況を面白がっている節もあるがな
全く持って忌々しい規則だ。いくら種の保存の為とは言え、何故愛してもいない物を抱けねばならないのだ。
カナに対する僕の気持ちは、likeであって、loveではない。その様な相手を抱くのは、かなりの抵抗があり、だからこそ僕は今も彼女には一度も手をだしておらず、キスすらしていない。
「カナ。手を放してくれ」
僕はいつも通り冷たくそうあしらう。
このような事をしてもカナが、僕の事を嫌いにならないのは分かっている。
それでも僕の事を諦めるというそんな可能性に縋りたくなってしまうのだ。
「もしかしてお嫌でしたか……?」
まるで土砂降りの雨の中、濡れた体でこちらの事を見てくる子犬の様な目で、カナは僕の事を見てくる。
ーーその眼は、反則だろう……
もしここでカナの事を拒絶したら厄介な事になるに違いがなかった。
現に僕達と一緒に移動の準備をしているものたちは、僕の事を皆嫉妬にかられた血走った目で、見ている。
中には、僕に対して呪いの様な言葉をつぶやいている者までいた。
「はぁ……もう……好きにしてくれ……」
「はい‼ 好きにさせてもらいます‼」
カナはそう言って僕により密着してきた。その時彼女の胸の柔らかな感触が、僕の二の腕に伝わるが、僕が真に愛している女性は、詩音なのでなんとも思わない。
「私の顔をじっと見てどうかしたんですか?」
「いや……なんでも……」
カナは、ぴったりと自身の体を僕に寄せ、離れる素振りはなく、風に揺れ靡く彼女の髪からは、女性特有の甘く、いい匂いがする。
ーーどうやったらカナは僕以外の人を好きになってくれるのだろうか……
カナは、容姿が美しいエルフの中でも、軍を抜けている。
そんな彼女が異性からモテないなどあるわけがなく、実際今まで多くの者達から告白されてきている。
僕も何度も彼女が告白されている現場を見てきたが、そんな彼らの中には当然容姿が優れており、財産だってかなり持っているものもいたのだが、カナは頑なに彼らの告白を断り続けていた。
ーー愛している人がいる
そう言ってカナは、彼らの告白を断ってきた。初めこそカナが好きになる様な相手は、どんな人物なのだろうと思っていたが、日に日に過激になっていく彼女のスキンシップに、僕は彼女の言う相手が僕であると理解してしまった。
カナの様な美人な女性に好かれるのは男として、鼻が高いが、生憎僕には既に詩音という心に決めた人がおり、そんな彼女の事を裏切る事などできるあろうはずがない。
シドは諦めてカナとも結婚するようにも言ってくるが、僕としては、断じてそれを認めるわけにはいかなかった。
その様な事をすれば詩織が間違いなく悲しむ。彼女の悲しむ顔だけは、僕はもう二度と見たくないのだ。
「風音の旦那。準備終わりやしたぜ」
「ああ、ありがとう」
「いやぁ……旦那は相変わらずモテますね。死ねばいいのに」
「おい。ありげなくそういう事言うなよ……」
「あははは。冗談ですよ」
僕の部下の一人で、獣人のクロが僕の事をからかってくる。
「まあ旦那がモテるという点では、嘘じゃないですがね。だって旦那の嫁さん。めちゃくちゃ別嬪さんじゃないですか。それでいて、カナの姉御にまで好かれるなんていくら何でもモテすぎですよ」
「それは……まあ……」
クロの言い分ももっともで、僕がここまで二人に好かれるのは、確かにモテているからなのかもしれない。
「クロさん。それは仕方がないことなのです。だって風音さんは、それだけ魅力的な人なのですから」
素直にそう褒められるとこちらとしてもかなり恥ずかしい。
「旦那……背中気を付けてくださいね」
「そ、それはどういう意味だ……?」
「いや……旦那の嫁さんの方は、大丈夫なんですが、姉御の方は……」
「言わなくていい……」
クロの言わんとしていることは、痛いほどわかる。
分からないのは、当の本人であるカナだけで、彼女は戸惑ったような表情を浮かべている。
「そ、それよりも早く出発しよう。村までかなり時間かかるんだろう?」
「そ、そうですね‼ はやく仕事終わらせて、一杯酒でも飲みましょう‼」
「あ、いいですね。その時は是非私にお酌させてくださいね風音さん?」
「あ、ああ……」
「ふふふ。今からその時が待ち遠しいですね」
カナは、本当に楽しそうに笑うが僕からすればその笑顔がむしろ不気味で、お酒の席で薬でももられるのではないかと気が、気ではなかった。
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