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開幕
僕と元カノ
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「はぁ……」
僕は屋上で一人物思いに耽っていた。考える内容は当然咲夜の事。昨日の咲夜が浮かべた表情が僕の脳内にこべりついて離れないのだ。授業中も全く集中できなかった。
「ため息なんかついてどうかしたの?」
「ええ。実は昨日って……何ナチュラルに馴染もうとしているんですか先輩?」
「あら? バレちゃったかしら」
先輩はまたしても突然僕の前に現れた。本当にこの人は音もなく現れる。全く奇妙な人だ。
「なにか用ですか?」
「何の用ってそんなの雅也君に会いに来たに決まっているじゃない」
「そうですか。僕は会いたくないのでお引き取りください」
「そう言わないで頂戴。雅也君の悩み。私が相談に乗ってあげるから」
「はぁ……」
先輩が役に立つとは到底思えない。でも一人で抱え込むのも良くないし、話すだけ話してみるか……
「先輩から見て僕って咲夜に負担をかけていると思いますか?」
「それはまたなんで?」
「咲夜って僕の事好きじゃないですか」
「ええ。そうね」
「それで僕も咲夜の事好き……」
「ちょ、ちょっと待ちなさい。雅也君ってあの子の事好きなの?」
「ええ。そうですけど?」
今更何言ってんだ?
「そ、そんな……私じゃないなんて……」
「そういうのいいんで。というか先輩。ふざけるならこれ以上話しませんよ?」
こういう時にふざけるのは本当に止めて欲しい。こっちは真剣に相談しているんだ。
「ごめんなさい……」
まあこの通り素直に謝ってくれたから今回は許すけど、もし今後こういう場面でふざけたら僕は、本気で先輩の事を許さない。
「それで結局どうなんですか? 先輩の眼か見て僕は咲夜に優しさに甘えていると思いますか?」
「そんなのわかるわけないでしょう。私は木葉さんじゃないのだから。それよりも何故雅也君はそう思うの?」
「そりゃそう思いますよ。咲夜は僕と今すぐにでも付き合いたいのに、僕はそれをこちらの身勝手な理由で拒んでいるわけで……」
咲夜は紛れもなく僕と今すぐ付き合う事を望んでいる。でも僕としてはそれは望んでいない。それが彼女に負担に鳴っているのではないかと僕は、昨日の彼女を見て思ってしまったのだ。
「ふ~ん。それで雅也君はどうなの? あの事付き合いたいの?」
「そりゃあ好きですからね。付き合いたいですよ。でも今はダメなんです」
「それまたなんで?」
「主に自分のせいです。ちなみに間接的に先輩も関わっていますよ」
「私も?」
「ええ。僕と先輩って先月まで付き合っていたじゃないですか?」
「まあ概ねその意見に間違いないわね。ただそこに私は今も雅也君との復縁を望んでいると付け加えて欲しいわ」
「黙ってください。殺しますよ?」
「きょ、今日の雅也君はなんだか乱暴ね。でもそんな貴方もしゅき……」
今更そう言われても何もときめかない。確かに昔はその言葉にときめいていたはずなのに。人間の気持ちの移り変わりって早いのかな。もしかして咲夜もいつか僕に愛想つかしちゃう日が来るのかな?
「はぁ……」
「むぅ……私の前でそうため息をつかないで欲しいわね」
「そういわれましても……はぁ……」
「嫌がらせ!? 何!? そんなに私を虐めたいの!? 虐めたいのならもっと虐めればいいじゃない‼ 具体的には鞭で殴ってくれると嬉しいわ‼」
「途中からあんたの願望になっているじゃないか‼」
「そうよ‼ 悪い‼」
「そりゃ悪くは……」
「ないでしょう? 人間なんて皆自分本意な生き物なんだから」
「先輩?」
「雅也君が木葉さんとの関係で悩んでいるのはわかる。でも雅也君には、譲れないものがあるんでしょう? それならばそれを貫けばいいと思うわ。例えその結果木葉さんに嫌われることになったとしてもね」
そういう先輩は最近の変態な先輩ではなく、毅然としていて、クールで、カッコいい、僕が好きだった先輩その物だった。
もしかして先輩は僕の為にあえてあんなこと事を……
「それに私としてはその方が都合の結果が生まれそうだしね」
「本当にあなたって人は……」
「わがままだって?」
「ええ。本当に……」
「そりゃそうよ。女の子は皆総じて我が儘な生き物なのよ。だから男はそれを知ったうえで、同じくらい相手に我が儘にふるまわなくちゃダメなのよ。じゃないと私と雅也君みたいな結果になる」
「もしかして先輩は……」
「後悔なら当然しているわよ。だってそうでしょう? 私はくだらない嫉妬のせいで、自身の幸せを手放してしまった。本当時が戻せるならば今すぐにでも戻したいわね」
先輩の眼はどこか遠い目をしていて、どこか哀愁が漂っていた。
「僕としては二度と御免ですよ。先輩と付き合っていた頃の思い出は苦しみしかなかったので」
「その事は本当にごめんなさい……」
てっきりいつものように茶化されると思ったが先輩は、僕に深く頭を下げてきた。
「別に、今更気にしてませんよ。既に僕と先輩の関係は終わったんですから」
僕と先輩の関係は、既に完全に終わっている。それを今更どうこう言うつもり僕としては一切ないし、先輩もその方が幸せだろう。
「ちょっと待ちなさい」
「はい? なんですか?」
「何勝手に終わらせようとしているのよ。私雅也君の事諦める気なんてさらさらないわよ?」
「は? でも僕の気持ち知ってますよね?」
「それが何か? 私は例え雅也君が木葉さんと付き合っても諦める気はなし、その気持ちはあなたが結婚しても変わらないし、寝取り上等よ。寝取りがダメそうなら愛人でも構わないわ」
「ええ……」
この人がどうしてここまで僕に執着するのかは知らないが、いくら何でも愛が重すぎる。それにこの勢いを見るに先輩は例え僕に嫌われようが僕の事を諦める気はないだろう。
「先に言っておきます。僕は先輩の事を好きになることは一生ありません。それでもあきらめないんですか?」
「当たり前よ。それにさっき言ったでしょう?」
「女は我が儘な生き物だって? そんな貴方の我が儘に僕も付き合え……と?」
「正解よ。よくわかっているじゃない」
「分かりたくなかったですけれどね……」
先輩は僕と話している時本当に楽しそうにする。それは僕が彼女の気持ちに答えることはできないと言った今も変わらない。そんな先輩は僕の好みその物で、結局先輩もまた咲夜と同じで、一途で、健気で、可愛いい女の子だったのだ。
「先輩」
「何?」
「ありがとうございます」
先輩に素直にそうお礼を言うのは恥ずかしいが、僕は先輩の言葉に紛れもなく救われた。お礼の言葉は言わないと……ね。
「ま、雅也君……もう一回‼ 今の表情もう一回して‼ しゃ、写真に撮りたいから‼ あ、録音もしないと……」
「嫌ですよ」
「そんなぁ……」
僕は昔紛れもなく先輩の事が好きだった。そんな彼女の事を結局の所僕は心の奥底で憎めずにいるのだろう。だからこそ今も尚関係が続いているし、端から見れば僕たちの関係はとても奇妙だろう。でもそれが普通。この関係性を理解できるのはきっと当事者の僕たちだけ。他の人にわかってもらっては困る。
「雅也君」
先輩が僕の名前を呼ぶ。
「なんですか?」
「私はあなたの事が好きよ」
「そうですか。僕は先輩の事嫌いではありませんよ」
僕たちは結局の所恋をするのには早すぎたのだ。もっと互いの事を深く理解しあっていれば破局し、互いが互いに傷付き合うということもなかった。そういう意味では両方とも被害者で、そんな先輩を糾弾し、嫌い続けるのは酷というもので、それを知った今だからこそもう少し先輩に優しくして接してあげられるような気がする。
僕は屋上で一人物思いに耽っていた。考える内容は当然咲夜の事。昨日の咲夜が浮かべた表情が僕の脳内にこべりついて離れないのだ。授業中も全く集中できなかった。
「ため息なんかついてどうかしたの?」
「ええ。実は昨日って……何ナチュラルに馴染もうとしているんですか先輩?」
「あら? バレちゃったかしら」
先輩はまたしても突然僕の前に現れた。本当にこの人は音もなく現れる。全く奇妙な人だ。
「なにか用ですか?」
「何の用ってそんなの雅也君に会いに来たに決まっているじゃない」
「そうですか。僕は会いたくないのでお引き取りください」
「そう言わないで頂戴。雅也君の悩み。私が相談に乗ってあげるから」
「はぁ……」
先輩が役に立つとは到底思えない。でも一人で抱え込むのも良くないし、話すだけ話してみるか……
「先輩から見て僕って咲夜に負担をかけていると思いますか?」
「それはまたなんで?」
「咲夜って僕の事好きじゃないですか」
「ええ。そうね」
「それで僕も咲夜の事好き……」
「ちょ、ちょっと待ちなさい。雅也君ってあの子の事好きなの?」
「ええ。そうですけど?」
今更何言ってんだ?
「そ、そんな……私じゃないなんて……」
「そういうのいいんで。というか先輩。ふざけるならこれ以上話しませんよ?」
こういう時にふざけるのは本当に止めて欲しい。こっちは真剣に相談しているんだ。
「ごめんなさい……」
まあこの通り素直に謝ってくれたから今回は許すけど、もし今後こういう場面でふざけたら僕は、本気で先輩の事を許さない。
「それで結局どうなんですか? 先輩の眼か見て僕は咲夜に優しさに甘えていると思いますか?」
「そんなのわかるわけないでしょう。私は木葉さんじゃないのだから。それよりも何故雅也君はそう思うの?」
「そりゃそう思いますよ。咲夜は僕と今すぐにでも付き合いたいのに、僕はそれをこちらの身勝手な理由で拒んでいるわけで……」
咲夜は紛れもなく僕と今すぐ付き合う事を望んでいる。でも僕としてはそれは望んでいない。それが彼女に負担に鳴っているのではないかと僕は、昨日の彼女を見て思ってしまったのだ。
「ふ~ん。それで雅也君はどうなの? あの事付き合いたいの?」
「そりゃあ好きですからね。付き合いたいですよ。でも今はダメなんです」
「それまたなんで?」
「主に自分のせいです。ちなみに間接的に先輩も関わっていますよ」
「私も?」
「ええ。僕と先輩って先月まで付き合っていたじゃないですか?」
「まあ概ねその意見に間違いないわね。ただそこに私は今も雅也君との復縁を望んでいると付け加えて欲しいわ」
「黙ってください。殺しますよ?」
「きょ、今日の雅也君はなんだか乱暴ね。でもそんな貴方もしゅき……」
今更そう言われても何もときめかない。確かに昔はその言葉にときめいていたはずなのに。人間の気持ちの移り変わりって早いのかな。もしかして咲夜もいつか僕に愛想つかしちゃう日が来るのかな?
「はぁ……」
「むぅ……私の前でそうため息をつかないで欲しいわね」
「そういわれましても……はぁ……」
「嫌がらせ!? 何!? そんなに私を虐めたいの!? 虐めたいのならもっと虐めればいいじゃない‼ 具体的には鞭で殴ってくれると嬉しいわ‼」
「途中からあんたの願望になっているじゃないか‼」
「そうよ‼ 悪い‼」
「そりゃ悪くは……」
「ないでしょう? 人間なんて皆自分本意な生き物なんだから」
「先輩?」
「雅也君が木葉さんとの関係で悩んでいるのはわかる。でも雅也君には、譲れないものがあるんでしょう? それならばそれを貫けばいいと思うわ。例えその結果木葉さんに嫌われることになったとしてもね」
そういう先輩は最近の変態な先輩ではなく、毅然としていて、クールで、カッコいい、僕が好きだった先輩その物だった。
もしかして先輩は僕の為にあえてあんなこと事を……
「それに私としてはその方が都合の結果が生まれそうだしね」
「本当にあなたって人は……」
「わがままだって?」
「ええ。本当に……」
「そりゃそうよ。女の子は皆総じて我が儘な生き物なのよ。だから男はそれを知ったうえで、同じくらい相手に我が儘にふるまわなくちゃダメなのよ。じゃないと私と雅也君みたいな結果になる」
「もしかして先輩は……」
「後悔なら当然しているわよ。だってそうでしょう? 私はくだらない嫉妬のせいで、自身の幸せを手放してしまった。本当時が戻せるならば今すぐにでも戻したいわね」
先輩の眼はどこか遠い目をしていて、どこか哀愁が漂っていた。
「僕としては二度と御免ですよ。先輩と付き合っていた頃の思い出は苦しみしかなかったので」
「その事は本当にごめんなさい……」
てっきりいつものように茶化されると思ったが先輩は、僕に深く頭を下げてきた。
「別に、今更気にしてませんよ。既に僕と先輩の関係は終わったんですから」
僕と先輩の関係は、既に完全に終わっている。それを今更どうこう言うつもり僕としては一切ないし、先輩もその方が幸せだろう。
「ちょっと待ちなさい」
「はい? なんですか?」
「何勝手に終わらせようとしているのよ。私雅也君の事諦める気なんてさらさらないわよ?」
「は? でも僕の気持ち知ってますよね?」
「それが何か? 私は例え雅也君が木葉さんと付き合っても諦める気はなし、その気持ちはあなたが結婚しても変わらないし、寝取り上等よ。寝取りがダメそうなら愛人でも構わないわ」
「ええ……」
この人がどうしてここまで僕に執着するのかは知らないが、いくら何でも愛が重すぎる。それにこの勢いを見るに先輩は例え僕に嫌われようが僕の事を諦める気はないだろう。
「先に言っておきます。僕は先輩の事を好きになることは一生ありません。それでもあきらめないんですか?」
「当たり前よ。それにさっき言ったでしょう?」
「女は我が儘な生き物だって? そんな貴方の我が儘に僕も付き合え……と?」
「正解よ。よくわかっているじゃない」
「分かりたくなかったですけれどね……」
先輩は僕と話している時本当に楽しそうにする。それは僕が彼女の気持ちに答えることはできないと言った今も変わらない。そんな先輩は僕の好みその物で、結局先輩もまた咲夜と同じで、一途で、健気で、可愛いい女の子だったのだ。
「先輩」
「何?」
「ありがとうございます」
先輩に素直にそうお礼を言うのは恥ずかしいが、僕は先輩の言葉に紛れもなく救われた。お礼の言葉は言わないと……ね。
「ま、雅也君……もう一回‼ 今の表情もう一回して‼ しゃ、写真に撮りたいから‼ あ、録音もしないと……」
「嫌ですよ」
「そんなぁ……」
僕は昔紛れもなく先輩の事が好きだった。そんな彼女の事を結局の所僕は心の奥底で憎めずにいるのだろう。だからこそ今も尚関係が続いているし、端から見れば僕たちの関係はとても奇妙だろう。でもそれが普通。この関係性を理解できるのはきっと当事者の僕たちだけ。他の人にわかってもらっては困る。
「雅也君」
先輩が僕の名前を呼ぶ。
「なんですか?」
「私はあなたの事が好きよ」
「そうですか。僕は先輩の事嫌いではありませんよ」
僕たちは結局の所恋をするのには早すぎたのだ。もっと互いの事を深く理解しあっていれば破局し、互いが互いに傷付き合うということもなかった。そういう意味では両方とも被害者で、そんな先輩を糾弾し、嫌い続けるのは酷というもので、それを知った今だからこそもう少し先輩に優しくして接してあげられるような気がする。
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