12 / 20
12 声楽会へのお誘い
しおりを挟む 角の生えた兎がコッチを見ると突進してくる。がその前に銃撃を幾つも喰らわせて倒す。
「う~ん、味気ない」
「まあそうですよね」
だってなあ。
「試練系はどれもAIが専用プログラムを組んでいますから。ルーチンプログラムでしかないMOBじゃあ大抵相手になりませんから」
喉仏をブスリと突き刺すとまた兎は消える。
「それにしても低級戦技は使えないな」
「上位陣は皆さんスキルが成長しますけどそんなに補正は使いませんからね」
柄でドンと頭を打ち倒す。うん実に味気ない。
試しにスラッシュという戦技を使ったのだが体を強制的に動かされている感が半端なくてその上威力補正もしょぼいというか普通に弱点に当てれば一撃で倒せるので今ではもはや作業だ。
「——エネルギーアロー」
「そう言えば魔法の属性は無でしたね」
「無って珍しいのか?」
形成された矢は普通の矢になっているが威力が跳ね上がっている。無理に圧縮したせいかな?
「ええ。まあ適性で考えるとナニカの影響を受けていると考えるべきですが」
「異能だろうな。判明していない」
片方の異能は系統樹関連だろうしな。追想付呪にしろ天閉門、終焉焔《メギド》と言い少し都合が良さすぎる。いや考えすぎか。どっちも効果は知らないけど。まあ瞬間付呪を十全に発揮させる場合無の魔力が1番適しているからだろう。
「さて、チュートリアルでやれる事は全て終了です。って言ってもスキルレベルが上がるわけでもないのにね」
ですよね。
「あと多分両異能は系統樹の光・無限の昇華という感じだね」
所有者に最適な力をもたらして無限の成長を続ける。
【異能 系統樹の光 無限の昇華 を取得しました】
【系統樹の光により他の異能が解放されます】
…こういうのっていや成長の下地は元々あったわけだし。クロノスドラゴンがそれほど強大な相手だったわけだろう。そうしよう。
最後にステータスを見る。
PN カオル LV.1
LP 140 MP 150 ST 150 AP0
STR 10
VIT 9
AGI 10
WIS 10
DEX 10
LCK 9
スキル SP0
剣の心得LV.1 銃の心得LV.1 回復魔法LV.1 付加魔法LV.1 無属性魔法LV.1 格闘LV.1 跳躍LV.1 強打LV.1 急所攻撃LV.1
異能
武器百芸 付呪 不屈 共鳴 虚無幻想 系統樹の光 無限の昇華 ?
あれ?称号は?
「称号とかは向こうに訪れた際に付与されるから。じゃあまたね!」
えっ、またね?
「う~ん、味気ない」
「まあそうですよね」
だってなあ。
「試練系はどれもAIが専用プログラムを組んでいますから。ルーチンプログラムでしかないMOBじゃあ大抵相手になりませんから」
喉仏をブスリと突き刺すとまた兎は消える。
「それにしても低級戦技は使えないな」
「上位陣は皆さんスキルが成長しますけどそんなに補正は使いませんからね」
柄でドンと頭を打ち倒す。うん実に味気ない。
試しにスラッシュという戦技を使ったのだが体を強制的に動かされている感が半端なくてその上威力補正もしょぼいというか普通に弱点に当てれば一撃で倒せるので今ではもはや作業だ。
「——エネルギーアロー」
「そう言えば魔法の属性は無でしたね」
「無って珍しいのか?」
形成された矢は普通の矢になっているが威力が跳ね上がっている。無理に圧縮したせいかな?
「ええ。まあ適性で考えるとナニカの影響を受けていると考えるべきですが」
「異能だろうな。判明していない」
片方の異能は系統樹関連だろうしな。追想付呪にしろ天閉門、終焉焔《メギド》と言い少し都合が良さすぎる。いや考えすぎか。どっちも効果は知らないけど。まあ瞬間付呪を十全に発揮させる場合無の魔力が1番適しているからだろう。
「さて、チュートリアルでやれる事は全て終了です。って言ってもスキルレベルが上がるわけでもないのにね」
ですよね。
「あと多分両異能は系統樹の光・無限の昇華という感じだね」
所有者に最適な力をもたらして無限の成長を続ける。
【異能 系統樹の光 無限の昇華 を取得しました】
【系統樹の光により他の異能が解放されます】
…こういうのっていや成長の下地は元々あったわけだし。クロノスドラゴンがそれほど強大な相手だったわけだろう。そうしよう。
最後にステータスを見る。
PN カオル LV.1
LP 140 MP 150 ST 150 AP0
STR 10
VIT 9
AGI 10
WIS 10
DEX 10
LCK 9
スキル SP0
剣の心得LV.1 銃の心得LV.1 回復魔法LV.1 付加魔法LV.1 無属性魔法LV.1 格闘LV.1 跳躍LV.1 強打LV.1 急所攻撃LV.1
異能
武器百芸 付呪 不屈 共鳴 虚無幻想 系統樹の光 無限の昇華 ?
あれ?称号は?
「称号とかは向こうに訪れた際に付与されるから。じゃあまたね!」
えっ、またね?
10
お気に入りに追加
942
あなたにおすすめの小説

私を侮辱する婚約者は早急に婚約破棄をしましょう。
しげむろ ゆうき
恋愛
私の婚約者は編入してきた男爵令嬢とあっという間に仲良くなり、私を侮辱しはじめたのだ。
だから、私は両親に相談して婚約を解消しようとしたのだが……。
悪役令嬢は推し活中〜殿下。貴方には興味がございませんのでご自由に〜
みおな
恋愛
公爵家令嬢のルーナ・フィオレンサは、輝く銀色の髪に、夜空に浮かぶ月のような金色を帯びた銀の瞳をした美しい少女だ。
当然のことながら王族との婚約が打診されるが、ルーナは首を縦に振らない。
どうやら彼女には、別に想い人がいるようで・・・
愛を語れない関係【完結】
迷い人
恋愛
婚約者の魔導師ウィル・グランビルは愛すべき義妹メアリーのために、私ソフィラの全てを奪おうとした。 家族が私のために作ってくれた魔道具まで……。
そして、時が戻った。
だから、もう、何も渡すものか……そう決意した。
愛するひとの幸せのためなら、涙を隠して身を引いてみせる。それが女というものでございます。殿下、後生ですから私のことを忘れないでくださいませ。
石河 翠
恋愛
プリムローズは、卒業を控えた第二王子ジョシュアに学園の七不思議について尋ねられた。
七不思議には恋愛成就のお呪い的なものも含まれている。きっと好きなひとに告白するつもりなのだ。そう推測したプリムローズは、涙を隠し調査への協力を申し出た。
しかし彼が本当に調べたかったのは、卒業パーティーで王族が婚約を破棄する理由だった。断罪劇はやり返され必ず元サヤにおさまるのに、繰り返される茶番。
実は恒例の断罪劇には、とある真実が隠されていて……。
愛するひとの幸せを望み生贄になることを笑って受け入れたヒロインと、ヒロインのために途絶えた魔術を復活させた一途なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID25663244)をお借りしております。

帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
どうして別れるのかと聞かれても。お気の毒な旦那さま、まさかとは思いますが、あなたのようなクズが女性に愛されると信じていらっしゃるのですか?
石河 翠
恋愛
主人公のモニカは、既婚者にばかり声をかけるはしたない女性として有名だ。愛人稼業をしているだとか、天然の毒婦だとか、聞こえてくるのは下品な噂ばかり。社交界での評判も地に落ちている。
ある日モニカは、溺愛のあまり茶会や夜会に妻を一切参加させないことで有名な愛妻家の男性に声をかける。おしどり夫婦の愛の巣に押しかけたモニカは、そこで虐げられている女性を発見する。
彼女が愛妻家として評判の男性の奥方だと気がついたモニカは、彼女を毎日お茶に誘うようになり……。
八方塞がりな状況で抵抗する力を失っていた孤独なヒロインと、彼女に手を差し伸べ広い世界に連れ出したしたたかな年下ヒーローのお話。
ハッピーエンドです。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID24694748)をお借りしています。

二度目の婚約者には、もう何も期待しません!……そう思っていたのに、待っていたのは年下領主からの溺愛でした。
当麻月菜
恋愛
フェルベラ・ウィステリアは12歳の時に親が決めた婚約者ロジャードに相応しい女性になるため、これまで必死に努力を重ねてきた。
しかし婚約者であるロジャードはあっさり妹に心変わりした。
最後に人間性を疑うような捨て台詞を吐かれたフェルベラは、プツンと何かが切れてロジャードを回し蹴りしをかまして、6年という長い婚約期間に終止符を打った。
それから三ヶ月後。島流し扱いでフェルベラは岩山ばかりの僻地ルグ領の領主の元に嫁ぐ。愛人として。
婚約者に心変わりをされ、若い身空で愛人になるなんて不幸だと泣き崩れるかと思いきや、フェルベラの心は穏やかだった。
だって二度目の婚約者には、もう何も期待していないから。全然平気。
これからの人生は好きにさせてもらおう。そう決めてルグ領の領主に出会った瞬間、期待は良い意味で裏切られた。
婚約破棄してくださって結構です
二位関りをん
恋愛
伯爵家の令嬢イヴには同じく伯爵家令息のバトラーという婚約者がいる。しかしバトラーにはユミアという子爵令嬢がいつもべったりくっついており、イヴよりもユミアを優先している。そんなイヴを公爵家次期当主のコーディが優しく包み込む……。
※表紙にはAIピクターズで生成した画像を使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる