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その淫魔の名は
彼が去った後に
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この章はレオサイドです
由希人くんが、ゆうきさんの部屋へ、文字通りすっ飛んで行った後、レオは邸の地下にある書庫に、灯篭の灯りの元、サラと残された。
「甘いねえ。羨ましいよ。当てられちゃうよ。ねえ、サラ?お腹、空いていない?」
「へ?い、いえ、大丈夫で、ございます。最近も、レオ様に口移しで魔力を頂いて……」
「サラ、君、昨夜、大広間に、行ったんだってね」
柔らかい声でレオがサラの言葉を遮る。
「………申し訳ございません。いつも、レオ様のお手を煩わせるのは申し訳なくて。昨夜はレオ様の滝の水を浴びて大広間に向かってみたのですが、何故か、めまいがして自室に戻って休んでいたのです」
「そう……。」
「では、私はそろそろ失礼させて頂きます」
サラは美しい所作で、もう一度、礼をすると、そこから立ち去ろうと踵を返す。
「待って」
その手首をレオが軽く掴んで止める。
「……レオ様?」
憂いと困惑が入り混じった表情を浮かべてサラが振り返る。
「私と愛し合おう。こんな堅苦しくて古めかしい場所で清楚な君を味あわせて欲しいんだ。他の人間と肌を合わせようとするなんて、いけない子だね。私の気持ちを知っているくせに」
レオは彼女引き寄せて抱きしめながら、黒いドレスの背中のファスナーを下まで一気に下ろした。
もう、ためらわない。
「レオ様……………っふ………………っ…………っは…………………………んんっ…………どうして……あ………おやめ……下さいませ」
地下の書庫の奥でサラの胸に口付けている。ドレスはファスナーを腰まで下ろされてノースリーブの袖から腕を引き抜かれたら足元にパサリと落ちた。ぷっくりと膨れた紅く色付いた乳首を口に含んで舌で包み転がして愛撫する。背中に回した手で彼女の透ける様な白い肌を、焦れったい程ゆっくりと撫でさすっている。想像通りの美しい身体。
「レオ様……………っ………私と交わっても…………糧には………っなりません。」
私はちゅっと音を立てて乳首に唇を触れさせたまま切なげに微笑む。
「君は、いつまでも同じ事を言うんだね。私の答えも同じなのに……。愛しているんだ。サラが嫌だと言うならやめてあげたいけれど、もう無理だ。君は、こんなに魅力的なのだから。その上、君は他の誰とも知れない男と交わろうとしたんだ………………もう、我慢などしない。私も、欲しいものには恐れず手を伸ばすよ」
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「サラ、君、昨夜、大広間に、行ったんだってね」
柔らかい声でレオがサラの言葉を遮る。
「………申し訳ございません。いつも、レオ様のお手を煩わせるのは申し訳なくて。昨夜はレオ様の滝の水を浴びて大広間に向かってみたのですが、何故か、めまいがして自室に戻って休んでいたのです」
「そう……。」
「では、私はそろそろ失礼させて頂きます」
サラは美しい所作で、もう一度、礼をすると、そこから立ち去ろうと踵を返す。
「待って」
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「……レオ様?」
憂いと困惑が入り混じった表情を浮かべてサラが振り返る。
「私と愛し合おう。こんな堅苦しくて古めかしい場所で清楚な君を味あわせて欲しいんだ。他の人間と肌を合わせようとするなんて、いけない子だね。私の気持ちを知っているくせに」
レオは彼女引き寄せて抱きしめながら、黒いドレスの背中のファスナーを下まで一気に下ろした。
もう、ためらわない。
「レオ様……………っふ………………っ…………っは…………………………んんっ…………どうして……あ………おやめ……下さいませ」
地下の書庫の奥でサラの胸に口付けている。ドレスはファスナーを腰まで下ろされてノースリーブの袖から腕を引き抜かれたら足元にパサリと落ちた。ぷっくりと膨れた紅く色付いた乳首を口に含んで舌で包み転がして愛撫する。背中に回した手で彼女の透ける様な白い肌を、焦れったい程ゆっくりと撫でさすっている。想像通りの美しい身体。
「レオ様……………っ………私と交わっても…………糧には………っなりません。」
私はちゅっと音を立てて乳首に唇を触れさせたまま切なげに微笑む。
「君は、いつまでも同じ事を言うんだね。私の答えも同じなのに……。愛しているんだ。サラが嫌だと言うならやめてあげたいけれど、もう無理だ。君は、こんなに魅力的なのだから。その上、君は他の誰とも知れない男と交わろうとしたんだ………………もう、我慢などしない。私も、欲しいものには恐れず手を伸ばすよ」
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