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3話

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「さぁ!今日も頑張るぞ!」

冒険者になるには戦闘スキルと呼ばれる戦闘のためのスキルを身につけていることだった。

今僕が習得しているスキル『自動回復』は戦闘スキルではないと冒険者ギルドに言われたため新たにスキルを獲得しにスライム退治に来ていた。

「それにしても『自動回復』のスキルは意外と凄いんだな、これならすぐにでもスライム退治を始められそうだ!」

前まで、『自動回復』のスキルを習得する前までは町からスライム退治をする場所に来るまでに息が乱れるので休憩してからスライム退治を行なっていたが今日は息が乱れることもなくすぐにでもスライム退治に取り掛かることができた。

「やぁ!とぉ!そりゃあ!」

僕は片っ端からスライムを退治していった。

「これで100体目だ!」

そして100体目となるスライムを退治したところでようやくアイテムがドロップした。

「またこれか、スライムはよくこれを落とすからな~」

スライムがよくドロップさせるアイテムがある。100体でようやく一回アイテムドロップさせるかどうかと呼ばれるEランクのモンスターなのに頑張って100体倒してもスキルカードではなくよくそのアイテムを落とすことでスライムは有名だった。

スライムがよく落とすアイテムその名前は…『スラようかん』だ。

『スラようかん』とはスライムの形をした羊羹のことだ。まぁ見た目がスライムなだけで味とかは普通に普通の羊羹だ。特別に美味しいとか独特な味わいがあるとかわけでもなんでもない普通の羊羹である。これが美味しかったたりすればスライムにも人気が出たりしたかもしれないな…。

「うん!まだ大丈夫だな!どんどん退治して行こう!」

何時もならスライム100体を倒しきれることなどほとんどなかった。Eランクだからと言ってスライムは弱いわけではない。

冒険者の人たちにとったら弱いモンスターかも知れないが戦闘スキルを持っていない僕にとってはスライムと言うのはそこそこに強かった。油断すれば怪我をしてしまうのではないかというレベルだ。

今はもう退治しなれているので怪我をしてしまうなんてことは滅多にないけどないわけじゃない。もし怪我を負ってしまうと癒すのにお金や時間がかかってしまう、だからスライム一体倒すのにも集中し怪我を負わないように動き回りながら戦うため体力を使ってしまい息が乱れてしまうので息を整わせて万全の状態になるまで待たなくてはならず時間を使うことになる。

だけど今日は息が乱れることなくスライムを連続して退治することができていた。

そのため前までの休憩時間がなくなり今までより速いペースでスライムを退治することが出来ていた。

「意外と『自動回復』スキルは凄いな!」

このペースでスライムを倒していけるなんて『自動回復』スキルは実は凄いスキルなのかもしれない。もしかしたら一月以内にまたスキルカードをドロップさせることが出来るかもしれない。

「よし!この調子で退治していくぞ!」

僕はどんどんスライムを退治して行った。









あ、ちなみに今日はスキルカードはドロップしませんでした。
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