20 / 50
現役妖怪ポスト
しおりを挟む
夜彦先輩に連れられ、やってきました生徒会室。
姫が生徒会長、環ちゃんが副会長だそうだ。どんな闇ギルドだよ、学校で暗躍しているとしか思えない。あー怖いわぁ。
「あのー・・夜彦先輩あれって・・。」
生徒会室の入り口脇には、まごうことなきゲゲゲの鬼○郎の妖怪ポストが廊下の床から生えていた。
しかも屋根の部分に目玉のお○じを乗せたカラスがとまってるよ。
作り物だとは分かるけど、クォリティーが高すぎる。
「あぁ、これか?生徒会宛ての投書箱だ。美術部が洒落で作った割にはいい出来だろう?」
はぁ、美術部渾身の作、妖怪ポスト。
うん・・・この学園の場合間違っちゃいないか・・。
「初めまして、書記の安倍です。よろしくお願いしまーす。」
にこやかに挨拶して来た安倍先輩は、垂れ目がきゅるんと可愛い男子で、安倍先生の分家筋だそう。
「会長、今日の投書には呪物は入っていなさそうですよ。見分済みの分は、明日でいいので確認して下さい。とりあえずこっちの山がラブレターで、こっ
ちが意見書でーす。」
待て待て、今さらっと物騒なワード入ってたぞぉ。
封書を置きながら柏手を打つ安倍先輩。
・・注連縄が幾重にも張られた重厚な祭壇がある生徒会室ってどう思います?
あー、しかも仕分け済みの分に、勝手に触れない様に、がっちり封印札が貼ってある―。
安倍先輩もお札掛けるんですね。
安倍って、もしかして高名なあの安倍さん一族ですかー?
「うぇぇ?呪われるって・・?」
呪物なの?ねぇ呪物なの?
それ、ラブレターなんだよね。
「はい、催淫系は本気で洒落にならないので。おまじない程度なら可愛いもんなんですけどねぇ。」
ひょっ!R18系のやつだったー!
そんなの校内で仕掛けてくるのがいるんだ。
駄目駄目!皆さん学生さんでしょう!
姫が生徒会長、環ちゃんが副会長だそうだ。どんな闇ギルドだよ、学校で暗躍しているとしか思えない。あー怖いわぁ。
「あのー・・夜彦先輩あれって・・。」
生徒会室の入り口脇には、まごうことなきゲゲゲの鬼○郎の妖怪ポストが廊下の床から生えていた。
しかも屋根の部分に目玉のお○じを乗せたカラスがとまってるよ。
作り物だとは分かるけど、クォリティーが高すぎる。
「あぁ、これか?生徒会宛ての投書箱だ。美術部が洒落で作った割にはいい出来だろう?」
はぁ、美術部渾身の作、妖怪ポスト。
うん・・・この学園の場合間違っちゃいないか・・。
「初めまして、書記の安倍です。よろしくお願いしまーす。」
にこやかに挨拶して来た安倍先輩は、垂れ目がきゅるんと可愛い男子で、安倍先生の分家筋だそう。
「会長、今日の投書には呪物は入っていなさそうですよ。見分済みの分は、明日でいいので確認して下さい。とりあえずこっちの山がラブレターで、こっ
ちが意見書でーす。」
待て待て、今さらっと物騒なワード入ってたぞぉ。
封書を置きながら柏手を打つ安倍先輩。
・・注連縄が幾重にも張られた重厚な祭壇がある生徒会室ってどう思います?
あー、しかも仕分け済みの分に、勝手に触れない様に、がっちり封印札が貼ってある―。
安倍先輩もお札掛けるんですね。
安倍って、もしかして高名なあの安倍さん一族ですかー?
「うぇぇ?呪われるって・・?」
呪物なの?ねぇ呪物なの?
それ、ラブレターなんだよね。
「はい、催淫系は本気で洒落にならないので。おまじない程度なら可愛いもんなんですけどねぇ。」
ひょっ!R18系のやつだったー!
そんなの校内で仕掛けてくるのがいるんだ。
駄目駄目!皆さん学生さんでしょう!
1
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
当て馬令息の婚約者になったので美味しいお菓子を食べながら聖女との恋を応援しようと思います!
朱音ゆうひ
恋愛
「わたくし、当て馬令息の婚約者では?」
伯爵令嬢コーデリアは家同士が決めた婚約者ジャスティンと出会った瞬間、前世の記憶を思い出した。
ここは小説に出てくる世界で、当て馬令息ジャスティンは聖女に片思いするキャラ。婚約者に遠慮してアプローチできないまま失恋する優しいお兄様系キャラで、前世での推しだったのだ。
「わたくし、ジャスティン様の恋を応援しますわ」
推しの幸せが自分の幸せ! あとお菓子が美味しい!
特に小説では出番がなく悪役令嬢でもなんでもない脇役以前のモブキャラ(?)コーデリアは、全力でジャスティンを応援することにした!
※ゆるゆるほんわかハートフルラブコメ。
サブキャラに軽く百合カップルが出てきたりします
他サイトにも掲載しています( https://ncode.syosetu.com/n5753hy/ )
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
拝啓 お顔もお名前も存じ上げない婚約者様
オケラ
恋愛
15歳のユアは上流貴族のお嬢様。自然とたわむれるのが大好きな女の子で、毎日山で植物を愛でている。しかし、こうして自由に過ごせるのもあと半年だけ。16歳になると正式に結婚することが決まっている。彼女には生まれた時から婚約者がいるが、まだ一度も会ったことがない。名前も知らないのは幼き日の彼女のわがままが原因で……。半年後に結婚を控える中、彼女は山の中でとある殿方と出会い……。
【完結】異世界転生した先は断罪イベント五秒前!
春風悠里
恋愛
乙女ゲームの世界に転生したと思ったら、まさかの悪役令嬢で断罪イベント直前!
さて、どうやって切り抜けようか?
(全6話で完結)
※一般的なざまぁではありません
※他サイト様にも掲載中
悪役令嬢は攻略対象者を早く卒業させたい
砂山一座
恋愛
公爵令嬢イザベラは学園の風紀委員として君臨している。
風紀委員の隠された役割とは、生徒の共通の敵として立ちふさがること。
イザベラの敵は男爵令嬢、王子、宰相の息子、騎士に、魔術師。
一人で立ち向かうには荷が重いと国から貸し出された魔族とともに、悪役令嬢を務めあげる。
強欲悪役令嬢ストーリー(笑)
二万字くらいで六話完結。完結まで毎日更新です。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる