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おいしい義母
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私の旦那は長男である。
結婚当初から、旦那の両親と同居して早いもので12年になろうとしている。
同居と言うと、たいがいの皆様から「すごいね~」「大変でしょ~」「えらいね~」
と言われる。
はーい、皆さんおっしゃる通りですよー。
同居は、なんだかんだと、ストレスたまるもんです。
とは言え、人柄の良い義母とは、まぁうまくやっている方だと思う。
最近では、嫁でなく「娘さんですか」と言われるぐらいだ。
この義母、息子を3人も育ててきたのだから、料理ができない訳ではない
が、どうも得意ではないらしい。
時々だが、爆弾料理をふるまってくれる。
忘れもしません、最初の爆弾は、嫁入り前に食べた「ふろふき大根に○キプルーン」
黒いあんを八丁味噌だろうと思い、口に含んだ時にあの衝撃といったら・・・。
そこはまだ初々しい私、不味いとも言えず、かと言って残すのも失礼だし
鳥肌たてながら必死こいて完食しましたとも!
今だったら、はっきり不味いと残せる自信がある、歳月とは実に恐ろしいものである。
とお付き合いの頃から、すでに「台所はおまかせするね」
と言われていたのも、何となく納得。
嫁に来て、私が最初にやった事は、冷蔵庫の中のなんだかわからない物体と化した
食材の片付けだった事は言うまでもない。
さて嫁入り後、基本夕飯は私が作る事になった。
ある日のメニューはシチュー。
早めに用意ができたので、台所を離れ違う用事をすませ、
さぁ夕飯時。
シチューの中に緑色の物体が・・・。
なんと、ゆでた旬菊がちらしてあった。
「シチューに旬菊」
義母の言い訳は「お味噌汁に緑色が足りないと思って」だそうだ、
匂いで分かりそうな物だが、もしかして確信犯だったのか?
ほうれん草ならまだ理解できるのだが、これまた微妙な味わいでした。
ある日は、「テレビでおいしそうだったから豆乳鍋を作ってみた」と言われた。
豆乳鍋と言えば、しゃぶしゃぶの様に、薄く切った具材を豆乳にくぐらせるやつだっけ、
と鍋を開けたら、中にはおでん並にぶ厚く切られた大根やニンジンがごろごろ入っていた。
しかも皮付き。
もちろん味は、まったく無く、ただの水煮された具材が入っている状態。
何をどう見たらこうなるのですか、お義母さん・・・・。
どーにかこーにか、きざんで、味付け直して食べました。
後「どくだみの天ぷら」は人生最凶だったな・・・。
いろいろな山菜の天ぷらを美味しくいただいていたら、そこにトラップが・・・・、
闇鍋ならぬ闇天ぷら、恐るべしお義母さん。
口に含んだが最後、どくだみの味と臭いしかしない、これは罰ゲームのレベルだった。
ほんと人柄はいいんだけどね、人柄は・・・。
次はどんな爆弾がくるかな。ネタとしては、とてもおいしい義母です(笑)
結婚当初から、旦那の両親と同居して早いもので12年になろうとしている。
同居と言うと、たいがいの皆様から「すごいね~」「大変でしょ~」「えらいね~」
と言われる。
はーい、皆さんおっしゃる通りですよー。
同居は、なんだかんだと、ストレスたまるもんです。
とは言え、人柄の良い義母とは、まぁうまくやっている方だと思う。
最近では、嫁でなく「娘さんですか」と言われるぐらいだ。
この義母、息子を3人も育ててきたのだから、料理ができない訳ではない
が、どうも得意ではないらしい。
時々だが、爆弾料理をふるまってくれる。
忘れもしません、最初の爆弾は、嫁入り前に食べた「ふろふき大根に○キプルーン」
黒いあんを八丁味噌だろうと思い、口に含んだ時にあの衝撃といったら・・・。
そこはまだ初々しい私、不味いとも言えず、かと言って残すのも失礼だし
鳥肌たてながら必死こいて完食しましたとも!
今だったら、はっきり不味いと残せる自信がある、歳月とは実に恐ろしいものである。
とお付き合いの頃から、すでに「台所はおまかせするね」
と言われていたのも、何となく納得。
嫁に来て、私が最初にやった事は、冷蔵庫の中のなんだかわからない物体と化した
食材の片付けだった事は言うまでもない。
さて嫁入り後、基本夕飯は私が作る事になった。
ある日のメニューはシチュー。
早めに用意ができたので、台所を離れ違う用事をすませ、
さぁ夕飯時。
シチューの中に緑色の物体が・・・。
なんと、ゆでた旬菊がちらしてあった。
「シチューに旬菊」
義母の言い訳は「お味噌汁に緑色が足りないと思って」だそうだ、
匂いで分かりそうな物だが、もしかして確信犯だったのか?
ほうれん草ならまだ理解できるのだが、これまた微妙な味わいでした。
ある日は、「テレビでおいしそうだったから豆乳鍋を作ってみた」と言われた。
豆乳鍋と言えば、しゃぶしゃぶの様に、薄く切った具材を豆乳にくぐらせるやつだっけ、
と鍋を開けたら、中にはおでん並にぶ厚く切られた大根やニンジンがごろごろ入っていた。
しかも皮付き。
もちろん味は、まったく無く、ただの水煮された具材が入っている状態。
何をどう見たらこうなるのですか、お義母さん・・・・。
どーにかこーにか、きざんで、味付け直して食べました。
後「どくだみの天ぷら」は人生最凶だったな・・・。
いろいろな山菜の天ぷらを美味しくいただいていたら、そこにトラップが・・・・、
闇鍋ならぬ闇天ぷら、恐るべしお義母さん。
口に含んだが最後、どくだみの味と臭いしかしない、これは罰ゲームのレベルだった。
ほんと人柄はいいんだけどね、人柄は・・・。
次はどんな爆弾がくるかな。ネタとしては、とてもおいしい義母です(笑)
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