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翌年2月

2月3日

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2月3日

今日は、必尿器科に行ってきました。
そして、由香さんもついてきました。
「また、有給?」
「うん!」
由香さんは、万面の笑顔で答えました。
その後、先生とのご対面。
先生に俺は今の症状を伝えました。
「はい。
 尿意はあるのですが、尿が出ません……」
すると膀胱のエコーを取ることになりました。
先生が俺の腹部の下の膀胱がある付近にエコーを当てました。
結構溜まっているみたいです。
280程度溜まっているんです。
先生、それって"ミリリットル"ですか?
それとも"デシリットル"ですか?
そんな質問する余裕はなく、尿意があるのに尿が出ない苦しみと闘っていました。
そして、今度は恐怖の前立腺検査へです。
するとズボンを脱いほしいと言われました。
由香さんや看護婦さんもいるので恥ずかしかったです。
でも、俺は男。
もう、ズバッと脱いじゃいました。
そして、四つん這いになった俺のお尻に医療用手袋を付けた先生が、俺のお尻の穴に指をズボボボと入れました。
痛かったです。
ローションは、塗られてはいるはずなのですが、痛かったです。
南さん痛かったですよ……
検査の結果、前立腺が腫れているそうです。
そして、薬を三種類出して貰う事になりました。
そして診察を病院の外に出ると由香さんが言いました。
「今日は、猫さんの部屋に行っても良い?」
「いいけど……
 何もないよ?」
「猫さんの事が知りたいな。
 卒業アルバムとかも見たいし……」
「わかった
 それじゃ、行こうか」
「うん!」
由香さんは、大きく頷きました。
俺が手を出すと由香さんは、優しく握り締めてくれました。
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