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翌年1月

1月29日

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1月29日

少し熱がありましたが、眼科の事務の面接に行ってきました。
合同面接で、2対3の面接でした。
1年半以上のブランク。
その点には触れられませんでしたが……
合同面接の時って、相手の方が有利に感じるのは何故でしょう……?
さて、面接が終わり、切符を買って帰ろうかとした時、南さんから電話がありました。
「あ、猫さん
 今、暇??」
「あ、今、面接が終わって帰ろうとしている所です」
「そっか、ギリギリセーフかな?」
「え?」
「なんでもない
今どこ?」
「南森町の駅に居ます」
「じゃ、枚方に着いたら連絡して」
「わかりました」
そして、90分かけて枚方市駅まで戻りました。
待ち合わせ場所は決めていませんでしたが、なんとなくマクドへ行ってみました。
すると、本を読んでいる南さんを見つけました。
「南さん」
「あ、猫さん
 よく、ここがわかったね?」
「いえ、なんとなくです」
「そっか」
「はい」
「ちょっとビブレに付き合ってよ」
「いいですけど……
 目の前ですよ?」
「うん。
 こういうのってさ、1人で行くより誰かと一緒の方が楽しいだろう?」
「俺で良かったらいつでも……」
そして、ビブレの中に入りました。
ビブレで服を見ながら南さんは、ゆっくりと口を開けました。
「もう一度聞くけど由香から連絡はないよね?」
「はい、ありません」
「そっか……」
「やっぱり、心配ですよね」
「うん。
 由香は誰にも優しくて、誰にも懐っこくてさ……」
「そうですね
 俺にも優しかったし……」
「って、何か死んだ人みたいな話になるから、止め止め止め」
南さんは、苦笑いを浮かべながら手を横に振りました。
その後、ボーイッシュな南さんには喜ばれるかわかりませんが……
UFOキャッチャーでミッキーマウスのぬいぐるみを取りプレゼントしました。
喜んでくれていましたが、真相は闇の中です。
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