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翌年1月
1月18日
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1月18日
頭が、ガンガンします。
風邪でもひいたのでしょうか……??
今日は、ブックオフに行って屍姫を買おうと思ったら1巻しか置いてありませんでした。
でも、残念なことに1巻だけは持っているんです。
なので、蔦谷にも寄り、2巻から8巻まで買いました。
大人買いってやつです。
今日は頭が痛いので、エスカップを飲んで家で大人しく読書タイムにしましょう。
と思っていたら、由香さんから電話がありました。
「猫さん、今、暇?」
「まぁ、暇と言えば暇だけど……」
「暇と言えば暇なのなら、それは暇であり暇でしかないって事ね?」
「そ、そうなるね」
「そうでしかないよ」
由香さんが笑い交じりにそう言いました。
「今から、遊ばない?」
「いいけど……」
「じゃ、猫さんの家に迎えに行くね」
「うん、わかった」
頭が痛いことは由香さんには、内緒にしました。
気を使わせるのは、悪いですしね。
待っている間、屍姫を読みました。
1冊を読むのに結構読み応えがある本ですねこれは……
2巻を読み終える前に、由香さんが迎えに来ました。
「猫さん、どこか行きたいところある?」
由香さんは、車を走らせながら俺に尋ねました。
「え?特にないけど……
今、どこに向かっているん?」
「とりあえず、宮之阪にあるお城に向かっているんだけど」
「えっと……」
「あの場所にお城があるなんて、不自然だと思わない?
興味ない?」
「あそこはラブホ……」
「……っち」
「今、舌打ちしなかった?」
「男は小さい事を気にしたらあかん!
と言う訳で、とりあえずラブホに行く?」
「行きません!」
「ぶーぶー!
据え膳食わぬは男の恥だよー
後悔しても、知らないよー?」
「後悔するかもしれないけど軽い気持ちでやりたくはないかな……
と言うか由香さんは、もっと自分の体を大事にしなきゃダメだよ」
「ふーん」
「ん?」
「猫さんって、やっぱはるかさんから聞いた通りの人だ」
「え?」
「何でもない。
とりあえず、このまま琵琶湖にでも行こうか♪」
そんな感じで、琵琶湖に向かいました。
頭が、ガンガンします。
風邪でもひいたのでしょうか……??
今日は、ブックオフに行って屍姫を買おうと思ったら1巻しか置いてありませんでした。
でも、残念なことに1巻だけは持っているんです。
なので、蔦谷にも寄り、2巻から8巻まで買いました。
大人買いってやつです。
今日は頭が痛いので、エスカップを飲んで家で大人しく読書タイムにしましょう。
と思っていたら、由香さんから電話がありました。
「猫さん、今、暇?」
「まぁ、暇と言えば暇だけど……」
「暇と言えば暇なのなら、それは暇であり暇でしかないって事ね?」
「そ、そうなるね」
「そうでしかないよ」
由香さんが笑い交じりにそう言いました。
「今から、遊ばない?」
「いいけど……」
「じゃ、猫さんの家に迎えに行くね」
「うん、わかった」
頭が痛いことは由香さんには、内緒にしました。
気を使わせるのは、悪いですしね。
待っている間、屍姫を読みました。
1冊を読むのに結構読み応えがある本ですねこれは……
2巻を読み終える前に、由香さんが迎えに来ました。
「猫さん、どこか行きたいところある?」
由香さんは、車を走らせながら俺に尋ねました。
「え?特にないけど……
今、どこに向かっているん?」
「とりあえず、宮之阪にあるお城に向かっているんだけど」
「えっと……」
「あの場所にお城があるなんて、不自然だと思わない?
興味ない?」
「あそこはラブホ……」
「……っち」
「今、舌打ちしなかった?」
「男は小さい事を気にしたらあかん!
と言う訳で、とりあえずラブホに行く?」
「行きません!」
「ぶーぶー!
据え膳食わぬは男の恥だよー
後悔しても、知らないよー?」
「後悔するかもしれないけど軽い気持ちでやりたくはないかな……
と言うか由香さんは、もっと自分の体を大事にしなきゃダメだよ」
「ふーん」
「ん?」
「猫さんって、やっぱはるかさんから聞いた通りの人だ」
「え?」
「何でもない。
とりあえず、このまま琵琶湖にでも行こうか♪」
そんな感じで、琵琶湖に向かいました。
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