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翌年1月

1月8日

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1月8日

結局、昨日はなかなか寝付けませんでした。
そして、気がつくと朝の8時
薬の副作用で辛く、暫く横になっていました。
少し体を動かして気分転換させよう。
俺はそう思い、無理やり体を起こしてパソコンを起動しました。
そしてメールの確認をするとFindJobからメールが来ていました。
昨日行った企業からメールが来たのかと思ったのですが、違う企業からのメールでした。
12月の半ばにFind Jobを経由して応募したテストエンジニア系の職種の企業です。
書類選考が通過したみたいです。
13日の10時から面接することが決まりました。
今からドキドキです。
来週に関しては、17日にも実は司法書士事務所の面接も控えていたりして、結構忙しかったりもします。
緊張していると、由香さんから電話が掛ってきました。
「猫さん元気してるー?」
「あ、はい。
 まぁまぁ元気です」
「ふーん。
 でさ!猫さん!
昨日は、ルーちゃんとラブラブしたー?」
「ラブラブ、してないです」
「でも、車で京都から家まで送ってもらったのでしょ?」
「はい」
「ラブラブじゃん」
由香さんにとってのラブラブの基準がわかりません。
俺はなんて言っていいかわからず、黙り込んでしまいました。
「はい!そこ!黙らないの!」
「す、すみません」
「別に謝らなくてもいいよ?」
「う、うん」
「猫さん、最近ルーちゃんと仲が良いよね?」
「そうですか?」
「うん、そうだよー
明日が何の日か知ってる?」
「明日ですか?」
「うん、明日」
「知りません」
「明日は、ルーちゃんの誕生日」
「そうなのですか?」
「そうなんだー
 それでね、誕生日会があるんだけど、よかったら猫さんも来てよ」
「俺なんかが行っていいんですか?」
「仲間内だけの誕生日会だしさ、男は猫さんだけだから気にしなくて良いよ」
「いや、それはそれで気になるんですけど……」
「気にしない、気にしない。
 私と南ちゃんとルーちゃんの3人だけだから大丈夫だよ。
 じゃ、明日、15時に枚方市駅前のバスターミナル付近で待ってるから来てね」
そう言って、由香さんは電話を切りました。
尾上さんの誕生日プレゼントは、何がいいでしょうか?
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