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12月

12月20日

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12月20日

今日は、前に勤めていた会社の人の家にお呼ばれして鍋パーティーをしてきました。
途中で、抜け出しちゃってごめんなさい。
カレー鍋美味しかったです。
さて、問題なのは、この後です。
帰りのバス。
とても、お腹が痛くなりました。
俺は、近くに救世主がいることに気づきました。
俺は、携帯を取り出しその救世主に電話を掛けました。
「はるかさんって今、家にいますか?」
「うん、そうだけど、どうかした?」
「今、枚方市駅の前なんだけど、急にお腹が痛くなって……」
「ウチに来る?」
「ありがとうございます!」
走ろうとしましたが、走るとお腹にきます。
なので、ゆっくりと歩きました。
そして、はるかさんの家に着くと、すぐにトイレへ向かいました。
そして、はるかさんに言われた一言。
「そんな遠回しに会いに来てくれたのは猫さんが初めてかも……」
ごめんなさい。
本当にトイレ我慢出来なかっただけなんです。
「で、どうする?」
どうしよう?
「泊ってく?」
どうしようかな……
「今日なら、私を食べ放題だよ?」
「食べ放題??」
「猫さんって、鈍感だよねー」
「すみません」
「据え膳食わぬは男の恥って言葉知らない?」
「知ってます」
「私を食べてみない?」
「食べるって……」
「お姉様に全て任せなさい」
はるかさんは、そう言って俺の体にべったりと密着させてきました。
そして、ソフトキスをした後小さく笑うと、こう言いました。
「冗談よ。
 今日は、危険日だから……
 とりあえずさ、折角来たんだから泊ってよ。
 今日は、誰かと居たい気分なんだ」
「はい」
俺は頷きました。
その日は、お泊まりする事にしました。
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