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12月
12月10日
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12月10日
今日、USJに行ってきました。
現地集合だったので、あの人ゴミの中、会えるのかと思っていたのですが、はるかさんが見つけてくれました。
「猫さん、発見♪」
「あ、はるかさん
よく見つけられましたね」
「私には、猫さんセンサーがあるからわかるんだー」
はるかさんはそう言うと俺の手を握りしめてそのまま出入り口の所まで引っ張りました。
「はるかさん、切符は?」
「もう二人分買っているよー」
「え?
お金は……」
「私が、デートに誘ったんだから私の奢りでいいよ」
「そ、それはちょっと……」
「男が細かいこと気にしない!」
「わかりました、では昼ごはん奢ります」
「うん!じゃ、早く中へ行こう!」
USJの中は、もうクリスマスモード。
そして、平日だと言うのに園内はカップルだらけでした。
「石を投げて逃げようか……?」
「何言ってるの?」
俺の提案にはるかさんが、首を傾げる。
本当に何を言っているのだろう。
「なんでもないです」
「もしかして、カップルだらけで嫉妬?」
「いや、そんな事はないです」
当たりなのですが、否定してしまいました。
「さて、問題です」
「なんでしょう?」
「私達は、周りからどう思われているでしょう?」
「え?」
「1.カップル、2.カップル、3.カップル」
「カップルしかないじゃないですか?」
「そう、私達はカップル」
「もしかしたら、姉と弟に見られているかも知れませんよ?」
俺が、そう言うとはるかさんは、ニッコリと笑うと俺の肩に手を当てました。
「こうしたら、どう見えるかな?
お姉さんは弟にこんな事しないでしょ?」
「そうなのですか?」
俺がそう言うと、はるかさんは俺の体をぎゅっと抱きしめました。
「私たちもカップルだということを認めなさい!」
周りの人たちがクスクスと笑っている。
なんか恥ずかしい。
「わかりました。
俺たちは、カップルです」
「素直でよろしい」
そんな感じで、USJでのデートが始まりました。
と、言っても……
ターミネーターとバックドラフト、ジュラシックパークで、終わりました。
平日なのに待ち時間長かったです。
待ち時間が、2時間とかのアトラクションもありました。
そして何故か俺が、はるかさんの家で晩御飯を作る事になりました。
「何が食べたい?」って聞いたら、なんて答えたと思います?
ポテトチップスです。
ポテトチップなんて、作った事ありません。
でも、昨日テレビでやっていました。
それをその通りやったら、何とかギリギリ作ることができました。
家に帰ろうとしたら、はるかさんが、「泊まる?」と尋ねてきました。
流石にそれは、出来ません。
なので、断りました。
ヘタレって呼ばれても仕方がないかもしれませんね。
今日、USJに行ってきました。
現地集合だったので、あの人ゴミの中、会えるのかと思っていたのですが、はるかさんが見つけてくれました。
「猫さん、発見♪」
「あ、はるかさん
よく見つけられましたね」
「私には、猫さんセンサーがあるからわかるんだー」
はるかさんはそう言うと俺の手を握りしめてそのまま出入り口の所まで引っ張りました。
「はるかさん、切符は?」
「もう二人分買っているよー」
「え?
お金は……」
「私が、デートに誘ったんだから私の奢りでいいよ」
「そ、それはちょっと……」
「男が細かいこと気にしない!」
「わかりました、では昼ごはん奢ります」
「うん!じゃ、早く中へ行こう!」
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「石を投げて逃げようか……?」
「何言ってるの?」
俺の提案にはるかさんが、首を傾げる。
本当に何を言っているのだろう。
「なんでもないです」
「もしかして、カップルだらけで嫉妬?」
「いや、そんな事はないです」
当たりなのですが、否定してしまいました。
「さて、問題です」
「なんでしょう?」
「私達は、周りからどう思われているでしょう?」
「え?」
「1.カップル、2.カップル、3.カップル」
「カップルしかないじゃないですか?」
「そう、私達はカップル」
「もしかしたら、姉と弟に見られているかも知れませんよ?」
俺が、そう言うとはるかさんは、ニッコリと笑うと俺の肩に手を当てました。
「こうしたら、どう見えるかな?
お姉さんは弟にこんな事しないでしょ?」
「そうなのですか?」
俺がそう言うと、はるかさんは俺の体をぎゅっと抱きしめました。
「私たちもカップルだということを認めなさい!」
周りの人たちがクスクスと笑っている。
なんか恥ずかしい。
「わかりました。
俺たちは、カップルです」
「素直でよろしい」
そんな感じで、USJでのデートが始まりました。
と、言っても……
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でも、昨日テレビでやっていました。
それをその通りやったら、何とかギリギリ作ることができました。
家に帰ろうとしたら、はるかさんが、「泊まる?」と尋ねてきました。
流石にそれは、出来ません。
なので、断りました。
ヘタレって呼ばれても仕方がないかもしれませんね。
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