35 / 94
12月
12月9日
しおりを挟む
12月9日
今日、幼馴染から電話がありました。
結構長い間話したと思います。
15時前から16時過ぎまで話していました。
お互い暇な身。
会話が止まっても、何か話題を見つけては話をしました。
うん、古くからの付き合いのある友達って良いモノですね。
電話が終わった直後、はるかさんから電話の着信がありました。
「ちょっと、何で話し中なの?」
「友達と話していました」
「それって、女?」
「違いますよ
男です。中学の頃からの付き合いのある友達なんです」
「本当に?」
「本当です
俺の目を見て下さい」
「電話だから見えない」
「じゃ、はるかさんの中にいる俺に聞いてみてください」
「うん。
聞いてみる」
暫く間が空いた後、はるかさんはため息をつきました。
「はぁ……」
「どうしました?」
「私の中にいる猫さんに聞いてみたら……」
「うん」
「『浮気しました』って、白状したよー」
「え?
そんな……」
「冗談だよ。
猫さんがモテないこと、私知ってるもん」
「あはは……」
「格好良くないでしょ?
頼りないでしょ?
お金もないでしょ?」
「はい……」
否定することが、出来ません。
全てあってますから……
「優しいだけしか取りえないもんね」
はるかさんが、明るい口調でそう言いました。
「さらりとキツイ事いいますね」
「あはは♪
その優しさの虜になったのが私だけどね……」
「え?」
「猫さんの鈍感!」
「ごめんなさい」
はるかさんはため息をついた後、言葉を続けました。
「ところで明日は、暇かな?」
「はい、暇ですけど……」
「じゃ、デートしよう!
USJに行こう、USJに!」
「いいですけど……」
「じゃ、決定ね!
USJについたら連絡頂戴ね!
時間は、10時くらいかな?」
「わかりました」
と、言う訳で、明日USJに行く事になりました。
今から、ドキドキです。
今日、幼馴染から電話がありました。
結構長い間話したと思います。
15時前から16時過ぎまで話していました。
お互い暇な身。
会話が止まっても、何か話題を見つけては話をしました。
うん、古くからの付き合いのある友達って良いモノですね。
電話が終わった直後、はるかさんから電話の着信がありました。
「ちょっと、何で話し中なの?」
「友達と話していました」
「それって、女?」
「違いますよ
男です。中学の頃からの付き合いのある友達なんです」
「本当に?」
「本当です
俺の目を見て下さい」
「電話だから見えない」
「じゃ、はるかさんの中にいる俺に聞いてみてください」
「うん。
聞いてみる」
暫く間が空いた後、はるかさんはため息をつきました。
「はぁ……」
「どうしました?」
「私の中にいる猫さんに聞いてみたら……」
「うん」
「『浮気しました』って、白状したよー」
「え?
そんな……」
「冗談だよ。
猫さんがモテないこと、私知ってるもん」
「あはは……」
「格好良くないでしょ?
頼りないでしょ?
お金もないでしょ?」
「はい……」
否定することが、出来ません。
全てあってますから……
「優しいだけしか取りえないもんね」
はるかさんが、明るい口調でそう言いました。
「さらりとキツイ事いいますね」
「あはは♪
その優しさの虜になったのが私だけどね……」
「え?」
「猫さんの鈍感!」
「ごめんなさい」
はるかさんはため息をついた後、言葉を続けました。
「ところで明日は、暇かな?」
「はい、暇ですけど……」
「じゃ、デートしよう!
USJに行こう、USJに!」
「いいですけど……」
「じゃ、決定ね!
USJについたら連絡頂戴ね!
時間は、10時くらいかな?」
「わかりました」
と、言う訳で、明日USJに行く事になりました。
今から、ドキドキです。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
愛脳中毒
じえり
ミステリー
世の中に疲れた紀田聖
お金欲しさに臨床試験の被験者となる
昔好きだった奏に偶然であってまた恋に落ちる
人生に色がついていく感覚に心躍る毎日
そんな時奏とは全く違うタイプのヨンこと真由に好きだと告白される
自分の人生の奇跡
しかしコウキが参加した臨床試験には秘密があった
謎の研究機関√が若者を集めて行なっている恐ろしい人体実験
コウキがたどる人生のラストとは?
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
月明かりの儀式
葉羽
ミステリー
神藤葉羽と望月彩由美は、幼馴染でありながら、ある日、神秘的な洋館の探検に挑むことに決めた。洋館には、過去の住人たちの悲劇が秘められており、特に「月明かりの間」と呼ばれる部屋には不気味な伝説があった。二人はその場所で、古い肖像画や日記を通じて、禁断の儀式とそれに伴う呪いの存在を知る。
儀式を再現することで過去の住人たちを解放できるかもしれないと考えた葉羽は、仲間の彩由美と共に儀式を行うことを決意する。しかし、儀式の最中に影たちが現れ、彼らは過去の記憶を映し出しながら、真実を求めて叫ぶ。過去の住人たちの苦しみと後悔が明らかになる中、二人はその思いを受け止め、解放を目指す。
果たして、葉羽と彩由美は過去の悲劇を乗り越え、住人たちを解放することができるのか。そして、彼ら自身の運命はどうなるのか。月明かりの下で繰り広げられる、謎と感動の物語が展開されていく。
最後ノ審判
TATSUYA HIROSHIMA
ミステリー
高校卒業以来10年ぶりに再会した8人。
決して逃れられない「秘密」を共有している彼らは、とある遊園地でジェットコースターに乗り込み「煉獄」へと誘われる。
そこで「最後の審判」を受けるために……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる