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Scene.01 そんな話
17 魔神降臨03
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「玉藻、少しだけ目を閉じていてくれないかな?」
「何故だ?」
「いいから……」
「わかった。
丹歌を信じる」
「ありがとう」
丹歌は、ニッコリと笑った。
「ダークゲート」
丹歌が、呪文を唱えると、丹歌とザンギスの体を漆黒の闇が包み込んだ。
「な、なんだ?
こんな魔法。
俺は知らないぞ?」
「これは、俺の詩魔法。
つまりオリジナルの魔法なんだ……」
丹歌は、そう言ってザンギスを睨んだ。
「ミ・ラージュ」
丹歌が、そう呟くともう一人の丹歌が現れた。
「そんな初歩的な魔法で俺を倒せるとでも?」
「ミ・ラージュ」
二人に増えた丹歌が、もう二人現れる。
丹歌は、合計四人になった。
ザンギスは、近くに居たもう一人の丹歌に対して斬りつけた。
しかし、丹歌は、その剣を避けようともせず片手で受け止めた。
「こっちもアストラル・アームを使えばザンギスさんの剣を受け止める事が出来ます。
この理由、ザンギスさんなら解りますよね?」
ザンギスは、舌打ちをするとその場を後退した。
「糞が!」
「ザンギスさんと俺とでは、基礎的な魔素量の桁が違うんです」
「黙れ!
フレア・アロー!」
光りの刃が、丹歌を襲う。
しかし、丹歌は、その矢を素手で掴んだ。
「流石、ファルシオンの最終選考まで残る実力は本物なんですね。
フレア・アローって、普通は矢なのに貴方のは鋭利な刃になってる」
丹歌は、そう言いつつもその刃を握りつぶした。
「な……」
「貴方は、俺を怒らせた。
相応の恐怖、味わってもらうよ!」
丹歌の目が、赤く染まる。
魔族の力を解放したのだ。
「何故だ?」
「いいから……」
「わかった。
丹歌を信じる」
「ありがとう」
丹歌は、ニッコリと笑った。
「ダークゲート」
丹歌が、呪文を唱えると、丹歌とザンギスの体を漆黒の闇が包み込んだ。
「な、なんだ?
こんな魔法。
俺は知らないぞ?」
「これは、俺の詩魔法。
つまりオリジナルの魔法なんだ……」
丹歌は、そう言ってザンギスを睨んだ。
「ミ・ラージュ」
丹歌が、そう呟くともう一人の丹歌が現れた。
「そんな初歩的な魔法で俺を倒せるとでも?」
「ミ・ラージュ」
二人に増えた丹歌が、もう二人現れる。
丹歌は、合計四人になった。
ザンギスは、近くに居たもう一人の丹歌に対して斬りつけた。
しかし、丹歌は、その剣を避けようともせず片手で受け止めた。
「こっちもアストラル・アームを使えばザンギスさんの剣を受け止める事が出来ます。
この理由、ザンギスさんなら解りますよね?」
ザンギスは、舌打ちをするとその場を後退した。
「糞が!」
「ザンギスさんと俺とでは、基礎的な魔素量の桁が違うんです」
「黙れ!
フレア・アロー!」
光りの刃が、丹歌を襲う。
しかし、丹歌は、その矢を素手で掴んだ。
「流石、ファルシオンの最終選考まで残る実力は本物なんですね。
フレア・アローって、普通は矢なのに貴方のは鋭利な刃になってる」
丹歌は、そう言いつつもその刃を握りつぶした。
「な……」
「貴方は、俺を怒らせた。
相応の恐怖、味わってもらうよ!」
丹歌の目が、赤く染まる。
魔族の力を解放したのだ。
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