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はらぺこおねこ。

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Scene.01 そんな話

16 魔神降臨02

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――同時刻。旧教会跡地。

「さぁ、どうする?
 手も足も封じられた。
 何か言う事はないか?」

ザンギスは、そう言いながら嫌らしい笑みを浮かべた。

「何もない。
 早く離さないと後悔する事になるぞ?」

ザンギスは、そう言って玉藻のスカートの中の下着に手を触れた。

「触るな!
 気持ち悪い!」

玉藻は、そう言って舌を噛もうとしたが、ザンギスは玉藻の頬を叩いた。

「例え死んでも俺は、お前を犯すぜ?
 部下にも犯させ、輪姦して開脚させた状態でスラムの晒しものにしてやる!」

「下衆が!」

玉藻は、目に涙を浮かべてザンギスを睨んだ。

「どうせ死ぬのなら、俺に犯されてから死ね。
 まぁ、死なせないがな!
 生きたままスラムの晒しものにしてやるぜ!」

ザンギスは、そう言うと玉藻の服に手を掛けた。

「ウィル・ウィンド!」

ザンギスの体が吹き飛ばされる。

「玉藻隊丈夫?」

丹歌は、玉藻の手足に掛けられた手錠を呪文で解除した。

「丹歌、どうして……」

「助けに来たんだよ」

「誰だ、くそ……
 今日は、本当に厄日だ!」

ザンギスは、体をゆっくりと起こしながら呟いた。
そして、丹歌の姿を見てニタリと笑った。

「お前、よく見たら丹歌じゃないか?
 無能の丹歌!」

「……玉藻は返してもらいますね」

「俺を倒す事が出来たら返してやるよ!」

「……」

丹歌は、ザンギスを睨んだ。

「俺は知ってるんだぜ?
 半魔族のくせに、攻撃魔法を一つも使えない事もな!」

「丹歌は関係ないだろ!
 私は、何だってする!
 だから、丹歌は見逃してやってくれ!」

玉藻は、ザンギスに向かってそう言った。

「断る!
 丹歌は殺す!
 どうせ、嫌われモノの丹歌だ。
 誰も悲しまない!
 玉藻、お前は犯す。
 薬漬にして、死ぬまで楽しませてもらう!」

ザンギスは、そう言って丹歌の体を剣で斬りつけた。

「俺に斬撃は効きませんよ?」

「魔族の力か……?
 じゃ、これならどうだ?」

ザンギスは、呪文の詠唱を始めた。

「アストラル・ソード!」

ザンギスの剣が赤く光る。

「これで斬ればどうなのかな?」

そう言いながらザンギスは、不敵に笑う。

「丹歌逃げろ!」

玉藻が、そう言って丹歌の手をひっぱる。

「そんな訳にはいかないよ」

「攻撃魔法が使えない。
 剣の腕も人並み以下……
 そんなんで、どうやって勝つというのだ……
 お願いだ、逃げてくれ……」

玉藻は、涙を流した。

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