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03 女を狩るもの

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「そ、そんなわけないじゃないですか……」

星新一は、しどろもどろな表情を見せて言った。

「ふーん。
 で、何?
 なんか用?」

星新一は、魔王の生き胆を食べる魔王狩りの話をした。

「ふーん。
 ようは、その男に手を出さなきゃ良いわけね?」

「そうです」

星新一は、ニッコリと笑った。

「じゃ、私授業があるから……」

マカは、そう言って星新一に手を振ってその場を去ろうとした。

「あの、マカさんわかってないでしょ?」

星新一がそう言うと、マカは星新一を睨んだ。

「襲われなきゃ何もしないし、襲われたら戦う!
 負けてもそれは、それで仕方がない事よ」

マカは、そう言い放つと走ってその場を去った。
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