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03 女を狩るもの

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これは、何?
ボクは、その光景をじっと見つめていた。
ボクの体が、動かない。
ボクは、ゆっくりと目だけを動かした。
マカが、その男をカマで斬りつけた。
男は、素早くそのカマを避けるとマカの首を掴んだ。

「お前、魔王か……?」

「な、なによ……?」

「お前の生き胆を頂く!」

男は、マカの唇に口を近づけた。

「マ、マカー!!」

ボクは、大きな声でマカの名前を呼んだ。

「な、なに?」

マカの驚いた声が、ボクの耳の中に入ってきた。
ボクの視界には、いつも通りのマカの部屋が映った。

今のは何?
ボクは、夢を見ていたのだろうか……?

「なんでもない……」

ボクは、そう呟くと再び目を閉じた。
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