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01 ネコゾンビ

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「それ、貴方の魔法?」

「そうだよ」

「私がやらなくても最初から、貴方がやれば良かったのに……」

「それじゃ、君は成長できないだろう?」

「成長って……」

「まずは、一人前の魔王になるには、経験を積まないとね……」

「ふーん」

マカは、腰の手をあて星を睨んだ。

「まぁ、いいわ、許してあげる」

「それは嬉しいね。
 それにしても驚いたよ」

「何が?」

「こんなにあっさり中川を倒すとは思わなかったからさ……」

「これくらい楽勝よ」

「もうちょっと遊んでも良かったんじゃないかな?」

「それは、諸事情により無理ね」

「そうか……」

星は、そう言うと溜息をついた。

「マーカー。
 ボク、お腹すいたー」

「はいはい
 星さんその人形貸して……」

「どうするんだい?」

「魔力を吸い取る」

「あぁ……
 なるほどね。
 いいよ、どうぞ」

星は、そう言うと人形をマカに手渡した。










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