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01 ネコゾンビ

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 ママはどこ?

ボクは、ママを一生懸命探した。
でも、見つからない……

真っ暗な暗闇に、ボクは一人ぼっち。
夜道をボクは、ヨロヨロと歩いた。
道なき道。

すると優しそうな人がボクに近づいてきた。

「赤ん坊のようだな……?」

「にゃーん」

その人はボクの体をひょいっと持ち上げた。
そして、ボクにご飯をくれた。

「これをお食べ……」

その人は、暖かいミルクをボクにくれた。

ボクは何の迷いもなくそのミルクを飲んだ。
なんだろう??
胸が熱い。

「あはははは!!
 バーカ」

その人は、ボクの体を蹴り飛ばすと笑いながら去っていった。
何が起きたのだろう……
胸が苦しい……

ボクは、その場でのたうちまわった。

 ボク、死ぬのかな?

ボクは、そう思うと全ての思考が停止した。
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