~マーメイド~

はらぺこおねこ。

文字の大きさ
上 下
122 / 130
Scene08 デモニックになった日

122 ポッキーの日

しおりを挟む
「この世にはわからないことがある」

おぢやビンゴが言う。

「僕には君がわからないよ」

おぢやビンゴがそんな言葉などお構いなしにコーヒーを飲む。

「ブラマヨさんは?」

「今日は1月11日。
 ポッキーの日ですぞ!」

「あ、はい」

壱には本当におぢやビンゴがわからない。

「学校ですぞ!」

「そっか、冬休み終わりましたもんね」

「そうですぞ……!」

「で、能力ギフトって何を貰えばいいのでしょう」

「テオスは破壊の能力ギフトに拘っている。
 ピノさんはその逆ですぞ。
 癒やしの能力ギフトです」

「そうなのですか……」

「足りないものを補うか。
 長所を手に入れるか。
 縛りを付けて呪われた能力デモニックになるか。
 それは壱さんの自由!なのですぞ!」

「……自由ですか。
 自由って虚しくないですか?」

「お?なら自由という能力ギフトを授けよう」

突然、男性が現れる。

「モトフミさま?モトフミさまは突然現れますね」

おぢやビンゴが驚きながらコーヒーを啜る。

「え?どっちの?」

「うむ。
 我のことは真・モトフミと呼んでくれるとありがたい」

突然現れた真・モトフミは壱の頭をポンポンと撫でた。

「ん?」

「授与完了」

「ん?ん?」

壱は何が起きたかわからないまま。
呪われた能力デモニックになった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

処理中です...