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Scene08 デモニックになった日
113 それぞれのメリー・クリスマス①
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2023年12月24日
「ピノ、ケンタッキー食べたい」
唐突にピノが言う。
「ごめん、入院中だからケンタッキーは食べれないかも……」
するとピノが言う。
「ウーバーイーツがあるじゃなーい?」
ピノがスマホを見せて言う。
「……病院で入院中に出前を頼むとかすると永遠に病院に名前を刻むことになるよ」
「じゃー、いいやー」
ピノがあっさりと引き下がる。
「素直だね」
ピノはそう言って引き下がる。
「今日はね、美智子さんとマクドナルドに行ってハッピーセットでキティちゃんのぬいぐるみを買ってもらうの!」
「そうなの?」
「うん!だから壱は病院でさみしく病院食を食べてなさい」
ピノがそう言ってケラケラと笑う。
部屋をノックする音が聞こえる。
そして美智子さんが現れる。
「こんばんは、社長」
「こんばんは、美智子さん。
ピノから話は聞いたよ。
ありがとう」
「いえいえ。
では行きましょうかピノさん。
早くしないとキティちゃんが逃げてしまいます」
「うん!」
ピノは頷くと立ち上がる。
壱に手を振るとその場を去った。
「美智子さんもキティちゃん好きなのかな……」
壱はそう言って小さく笑った。
――別室
「紫さん、今回は助けれなくてごめんね」
十三がゆかりの病室で紫に謝る。
「いえ、今回のは仕方がないです」
「今回のは割と本気で死ぬかと思った」
「すみませんでした」
ゆかりが謝る。
「ゆかりさんは、悪くないですよ」
十三が小さく笑う。
「だって一応元旦那ですし……」
「私こそごめんなさい。
守れなかった」
今度は紫が謝る。
「……」
百道がチョコンと座って無言でペットボトルのサイダーを開ける。
プシュー
ペットボトルからサイダーが飛び散る。
「うわ!!」
百道がサイダーだらけになる。
「あらあら。タオルタオル」
ゆかりが百道にタオルを渡す。
「ありがとうございます」
百道が小さくお礼をいう。
「賑やかですね」
すると看護師が病室に入ってくる。
「あ、こんばんは。
看護師さん」
「今日の夜、クリスマス会をするので良かったら参加してね」
「あ、はい!」
百道が頭を拭きながら返事をした。
「紫さんも良かったら参加してね」
看護師はそう言って手を降って病室を出た。
「ピノ、ケンタッキー食べたい」
唐突にピノが言う。
「ごめん、入院中だからケンタッキーは食べれないかも……」
するとピノが言う。
「ウーバーイーツがあるじゃなーい?」
ピノがスマホを見せて言う。
「……病院で入院中に出前を頼むとかすると永遠に病院に名前を刻むことになるよ」
「じゃー、いいやー」
ピノがあっさりと引き下がる。
「素直だね」
ピノはそう言って引き下がる。
「今日はね、美智子さんとマクドナルドに行ってハッピーセットでキティちゃんのぬいぐるみを買ってもらうの!」
「そうなの?」
「うん!だから壱は病院でさみしく病院食を食べてなさい」
ピノがそう言ってケラケラと笑う。
部屋をノックする音が聞こえる。
そして美智子さんが現れる。
「こんばんは、社長」
「こんばんは、美智子さん。
ピノから話は聞いたよ。
ありがとう」
「いえいえ。
では行きましょうかピノさん。
早くしないとキティちゃんが逃げてしまいます」
「うん!」
ピノは頷くと立ち上がる。
壱に手を振るとその場を去った。
「美智子さんもキティちゃん好きなのかな……」
壱はそう言って小さく笑った。
――別室
「紫さん、今回は助けれなくてごめんね」
十三がゆかりの病室で紫に謝る。
「いえ、今回のは仕方がないです」
「今回のは割と本気で死ぬかと思った」
「すみませんでした」
ゆかりが謝る。
「ゆかりさんは、悪くないですよ」
十三が小さく笑う。
「だって一応元旦那ですし……」
「私こそごめんなさい。
守れなかった」
今度は紫が謝る。
「……」
百道がチョコンと座って無言でペットボトルのサイダーを開ける。
プシュー
ペットボトルからサイダーが飛び散る。
「うわ!!」
百道がサイダーだらけになる。
「あらあら。タオルタオル」
ゆかりが百道にタオルを渡す。
「ありがとうございます」
百道が小さくお礼をいう。
「賑やかですね」
すると看護師が病室に入ってくる。
「あ、こんばんは。
看護師さん」
「今日の夜、クリスマス会をするので良かったら参加してね」
「あ、はい!」
百道が頭を拭きながら返事をした。
「紫さんも良かったら参加してね」
看護師はそう言って手を降って病室を出た。
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